私が愛して止まないNHK/BSの紀行番組「世界ふれあい街歩き」の、秩父編で紹介されていた秩父の郷土料理、その名も「ねじ」。
秩父にはみそポテトをはじめ、つとっこやたらし焼き、中津いも、えびしなど独特の食文化がありますが、秩父に暮らして5年以上経つ私でも「ねじ」は知らなかった…。
(ちなみに先に書いた5品は食べたことあります。)
小麦粉を麺状(ひもかわうどん状)にしてあんこで和えた不思議な食べ物で、主に盆送りの時に食べるらしいです。おはぎのようなものなのかな。
しかし秩父生まれ・秩父育ちの夫に聞いてみると「知らない」「食べたことない」と衝撃の答え。
まぁ秩父は広いし、長い歴史がありますから。一部集落の食文化だったり、三世代前まではよく食べられていたものなのかもしれません。
しかしあんこ大好きな私は、「ねじ」の存在を知ってからというもの「ねじ」が食べたくてどうしようもなくなってしまったのです。
となると、私はどうすると思いますか?
「ねじ」が食べられるお店を探す・・・?!
ノンノンノンノン!
「作れそうなものは作ってみる」のメイプルですよ~!
小麦粉をこねるに決まってるじゃないですか~~~!
作り方は簡単です。
・小麦粉に少々の塩、水を混ぜて生地を作る。
・生地を伸ばして麺状に切る。
・ゆでる。
・あんこを用意する。
(我が家には小豆を煮て作った手作りあんこが冷凍備蓄されていたので、それを解凍します。)
・茹だった小麦粉麺は水通しせず、温かいままあんこと和える。
で、出来上がったのがこちら。
「ねじ」という名前に引けをとらない、インパクトのあるビジュアル。
(無駄に画像を大きくしてみました。)
味はですね、うどんをあんこで和えた味です。それ以上にうまく説明する言葉が見つかりません。
ただ言えるのはお汁粉とはちょっと違う。白玉あんことも微妙に違う。おはぎとも言いきれない。そんな感じです。
そんな「ねじ」、もし気になる方がいましたら市販のうどんとゆであずきで再現してみてください~ッ。