~チリカワ族アパッチインディアンの(実在した)戦士ジェロニモを描いた
歴史ドラマ~
このように案内されていますから、その「ジェロニモ」(1829-1909年/
Geronimo)について調べてみました。
すると、
~ネイティブ・アメリカン、アパッチ族のシャーマンであり、家族が
メキシコ軍に虐殺されたのを機に、アパッチ族の戦士たちとともに
対白人抵抗戦である「アパッチ戦争」(1851-1886年)に身を投じた戦士~
で、こんな注記も。
~なお、部族の酋長と誤解されている例も多いが、実際は酋長ではなく部族の
「指導者」でもない。
なぜなら、戦士集団だったアパッチ族には「酋長に戦士が服従する」という
義務も風習もなく、戦士は結束はしてもすべて個人行動で動くものであって、
戦士たちはジェロニモ個人を慕って抵抗戦をともにしたのである。
また、ジェロニモは軍事的な指導をしたこともない~
アッチャー、筆者なぞは長い間、上の「誤解」をしたままだったようです。
まったくの余談ですが、日本医おける江戸時代初期のキリシタンで
「島原の乱」(1637年)おける一揆軍の中心人物とされる「天草四郎」
(本名:益田時貞/1621?-1638年)の当初の洗礼名が
「ジェロニモ/(Geronimo)のちにフランシスコに改める」でした。
ですから、戦士・ジェロニモの場合も、本名とは別に白人側がそのように呼んだ
ということになりそうです。
そこで、ジョロニモの本名を探してみると、ありました。
~本名はゴヤスレイ(Goyathlay)~
さて本作は、そのジェロニモの護送を行なった若い白人騎兵隊将校の回想と
いう形でストーリーが展開していきます。
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「ジェロニモ」 1993年 監督:ウォルター・ヒル
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(ジェロニモ)ウェス・ステュディ/
出演は、チェロキー族の両親をもつ純血のチェロキー族として生まれ、
1992年『ラスト・オブ・モヒカン』(監督:マイケル・マン/)
など、ネイティブ・アメリカン役が多いウェス・ステュディ/
2004年『アラモ』(監督:ジョン・リー・ハンコック/)
で、ジム・ボウイ役を演じたジェイソン・パトリック/
1961年『ハスラー』(監督:ロバート・ロッセン/)
の「ミネソタ・ファッツ」役を演じたジャッキー・グリーソン/を祖父に、
1973年『エクソシスト』(監督:ウィリアム・フリードキン/)
で、「デミアン・カラス神父」役を演じたジェイソン・ミラー/を父に
持つ演劇血統の一族とのことです。
さらには、
1971年『フレンチ・コネクション』(監督:ウィリアム・フリードキン/)
1992年『許されざる者』(監督:クリントー・イーストウッド/)
前者で主演男優、後者で助演男優のそれぞれアカデミー演技賞を獲得した
名優ジーン・ハックマン/
1992年『ゴッドファーザー』(監督:フランシス・フォード・コッポラ/)
でファミリーの顧問弁護士トム・ヘイゲン役を演じたロバート・デュヴァル/
1983年『テンダー・マーシー』(監督:ブルース・ベレスフォード/)
では、アカデミー主演男優賞に輝きました。
その他にも、マット・デイモン/スコット・ウィルソン/など個性的な
俳優が出演しています。
監督は、
1982年『48時間』(出演:ニック・ノルティ/エディ・マーフィー/ほか)
のウォルター・ヒル/が担当しました。
アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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