食欲

性欲

睡眠欲

人間の三大欲求





全ての人間に

あると言われているけど






ずっと疑問だったことがある

生まれたての赤ちゃんから

年齢を重ねたご老人まで






私達の全ての人間に

備わっている欲求






『食欲』

生命を繋ぐために

私達は日々食べ物を食べている

体内では作られないエネルギーを

食べることで補うとされている





最近は

どちらかというと

飽食になりすぎて

生命維持よりも

精神的な吐け口として

食べる人が多くなってきている





『睡眠欲』

生命を繋ぐために

私達は日々眠って体を休めている

眠っている間に体の修復を

行っていると言われている





スピリチュアル的には

眠っている間に

魂の休息の為に

あちらの世界へ

戻るとも言われている






ここまでは

赤ちゃんでもご老人でも

私達世代の普通の大人にも

誰にでもあるなと納得できる





『性欲』

これは赤ちゃんやご老人に

関係あるのかな??

とずっと違和感があった

性欲と聞くと

何かいやらしい

触れてはいけないような

そんな感覚を感じていた






けれど

本を読んで答えが見つかった

『性欲=生きる力そのもの、生命力』

人の本音、本望のこと






そうか

性って

聞くと

私を含む

ほとんどの人が

少し抵抗を感じる






性欲と聞くと

ただ男女のセックスのことだと

思ってしまう

性欲=セックス=タブー

そんな集合的無意識を

世間一般では持たれている






だけど

なぜそのタブーが

三大欲求に入っているのか?





それは

子供を妊娠するためには

セックスしなければ

いけないから

そんな固定概念も

もちろんあるから






だから

改めてわかったことは




『性欲』

生命を繋なぐために

私達は日々本音や本望を抱くこと

生きる力そのもの






最近は

この本来の

性欲が少ない人が多い

自分が何をしたいのか?

本当の望みがわからない人が

増えすぎている






自殺者の数が多いのも

不妊が増えているのも





もしかしたら

人間としての根源

生きる力の性欲が

減ったりなくなったり

している人が

多いからかもしれない






肉体的には

セックスを含む

スキンシップが

日常的にある人と

全く肌の触れ合いが

日常的にない人では






人生の幸福度に

大きな差が生まれるという

論文が出ているくらい

他者との触れ合いが

人間に生きる力を与えてくれる






誰でも触れ合いたいとは

思わないけど

男女関係なく

大切な人と

触れ合うことは

生きる力になりやすい

そんな性の部分






性=生






私は

仕事でずっと

性に関わる仕事を

してきた






人よりも

経験人数は

かなり多いと思う





男性の

嫌な部分

ずるいところ

汚いところも

良い部分

かわいいところ

優しいところも

一般的な女性より

かなり見てきた






仕事と割り切って

お金の為にしているんだと

自分では

性について

特に意識してこなかったけど






改めて今

妊娠して思うのは

性って人間の根源だ

性のことを隠しているのは

すごく大事なことだからなんじゃ

ないかなと思う





今までの時代は

本当に大切なことは

触れられないように

隠されてきたことばかりだ






性についても

わざといやらしくて

汚くて

触れてはいけない

タブーのことのように

され続けてきた






けれど

本当はめちゃくちゃ大事な

人間の本質部分が

性には隠されている






なにより

新しい生命を

宿らせるために

セックスは

避けて通れないことを

大人の私達は

みんな知っている







誰もが通る道を

誰もが避けたがる

そんな意識を

植え付けられていること

そこに疑問をなぜ持たないんだろう







わたしは

性に元々興味があって

仕事にして

その興味を閉じて

興味のないふりを

ずっとしてきた






だからこそ

今改めて

性について

語りたいなと思う






もっと大切な

性について

語れる仲間がたくさん欲しい






石原里紗