はい、CM明け。
これは結構反論が多いと思うけど、敢えて書きたい。

ライブに来てるお客さん達は、そのシンガーの何に魅力を感じてるんやろね。
オレは…やっぱり一番最初に見てしまうのは、音なんだよね。
男とか女とか、ルックスとか年齢とか、そんなモンは二の次で、まずは音楽。その人の奏でる音世界。
そこが自分の琴線に触れてくれるかってのが大事。
基本的にボーダーレスやから、ジャンルで毛嫌いするって事は殆ど無いけど、人によって与えてくれる感動はやっぱ違うんだよねぇ…。
オレの好きなシンガー達は、その与えてくれる感動が、共感できるものやから、追っかけてるんやけど。

ただ、ファン達の中には、音楽は二の次で、可愛いか否かしか見てへん人もいるような気がするんだよね。
或いは、その子を長年見守っているという優越感に浸るのが好きな人とか。
別にそれが悪いとは思わへんけど、シンガーが歌以外の部分でしか評価されない現状って、どうしても「?」出ちゃうんだよなぁ…。
アイドルやったら別にええんやけどね。
彼女達は唄云々やなくて、唄も含めた立ち振る舞い全てにおいて、どれだけ愛されるかが勝負なんやし。
写真もバンバン撮ってもらえばいいし、動画もガシガシ撮ってもらえばいいさ。
ただ、シンガーは唄。
その唄が在って、初めて次の要素として、ルックスなり性別なり年齢なりが付いてくるんだべ?
其処が逆転しちゃってるのは、なんか違う気がする。
別に写真やら動画を取る事を否定してる訳じゃないんよ。全然アリやと思う。
ただ、其処だけが目的になってて、唄が二の次になってしまってるんやとしたら、ちょっとお待ちなさいよと自問自答して頂きたく思う所存でございます。

後、CD。
某AKBさんとか、CD何種類も出しちゃって、一人の人が何枚もCD買っちゃって、特典部分だけ抜き出して、大事な銀盤はブックオフなりヤフオクなりに捨てちゃったりして。
言葉を選ばずに言うなら、くだらねーなーって思っちゃうんだよね。
そしてそれは、オレ達が見ているシンガー達にも当てはまって。
一人の人が、一人のシンガーの同じCDを何枚も買ってる現象に、オレはどうしても嫌悪感を覚えてしまう。
例えばそれが寝室用・ドライブ用・プレゼント用…ってな感じで、各々に用途が在って、ちゃんとした役割を背負わせてるのなら、まだ納得は出来る。
ただ、何となく記念に同じものを複数買うだとか、残り○枚で完売するんならオレがまとめて買っちゃうぜー的なノリは、音楽に対する侮辱やとオレは思う。
誰かが買い占めする事で、そのCDを聴きたくても聴けなくなる人もいるんだし。
何よりも、そんな偽物の評価はシンガー達のハングリー精神を奪う結果にもなりかねへん。
「○枚も売れましたー! わーい!」じゃねーだろ。
「○人もの方々に聴いてもらえましたー! わーい!」だろ。
お情けで買ってもらって、胸張って嬉しいって言えるか? 誇れるか?
オレがシンガーの立場やったら、耐えられんわ。
だからオレは原則、欲しいCDは一枚しか買わへん。
こんな当たり前の事を、わざわざ明言しなきゃアカン今の時代ってのが、何とも悔しい話ではあるけどね。

言いたい事も言えないこんなポイズンちっくな世の中。
自分の好きなもの、貫きたいものに関しては、真剣勝負で行こうぜ。