福島県南相馬市出身 佐藤晃大の奮闘日記

福島県南相馬市出身 佐藤晃大の奮闘日記

生まれ故郷である福島県南相馬市の復興までの道程

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いつもありがとうございます。


南相馬市の個別指導学習塾


京大個別会原町校 佐藤でございます。


 


東日本大震災から7年目


今日はあれからちょうど7年目。


塾を開校してから、4回目の3月11日を迎えました。


 


 


今思えば、ここ南相馬市で塾を開いたのも、この震災がきっかけです。


私は南相馬市出身ではありますが、震災当時、神奈川県の大学院で研究をしていました。


なので、あの大きな地震は南相馬市で経験していません。


 


 


震災後、地元南相馬市のために何かできないか・・・それだけを考えていたところ、


師匠である早稲田アルパスの鈴木鯛功氏に拾われ、京大個別会原町校を2014年2月に開校することになりました。


 


 


 


震災後、南相馬市の子どもたちの多くは、県外に避難し、子どもも少なく塾を開校することが正しいことなのかとても悩みました。


しかし、おそらくみなさん戻ってくるであろう。そして戻ってきたときに、しっかりとした学習環境をつくっておくべきであると思いました。


 


 


私は、中学・高校と特に何もなく過ごしてきましたが、大学を機に関東にでました。


そこで、初めて教育に関する情報格差があったこと分かり、愕然としました。


ここ、南相馬市には勉強や大学受験い関する情報がほとんど回ってきていない。


 


 


実際、開校後、面談で感じたことは、


震災をきっかけに一度避難され、南相馬市にもどって来られたご家族の中には、私と同じように感じられた方がたくさんいたことです。


 


 


そしてこの格差は、震災は関係なくもともとの地域性や過疎地域による影響であることも感じました。


 


 


 


しかし、南相馬市の子どもたちは、大人になっていくにつれ、情報が出回っている関東や関西などの都市部との子どもたちと受験で戦っていくことになります。


 


 


 


そのときに、震災があったから有利になることもなく、過疎地域だからといって優遇されることもありません。


ここに住んでいるから不利という状況をなんとか無くしない。ただその一心で今まで保護者の方に訴えてきました。


 


 


今では、約110名ほどの塾生が在籍しており、その本人や保護者の方にはこの不利な状況でどう生きていくか。どう行動していかなければならないかを相談してきました。


 


 


まだまだ、小さな学習塾ですが、塾だけでなく情報をしっかりと地域の方に届けていければと考えています。


 


 


これから、高校入試改革や大学入試改革が行われ、さらには、人工知能システムAIがこの社会にたくさん進出していきます。


 


 


 


そんな中、未曾有の出来事が起きたとき、自らの力で、自らの道を切り拓くことのできる子どもたちを育てることが、京大個別会原町校、そして私の使命です。


 


 


 


南相馬市も復旧はしてきていますが、復興はまだまだこれからだと思います。


私も、南相馬市の一市民として、貢献できるよう努力を続けて参りますので、今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。


 


最後になりましたが、東日本大震災に犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。


 


南相馬市の個別指導学習塾


京大個別会原町校 佐藤