皆様、こんにちは。

りんでんピアノ教室のブログにお越しいただきまして、どうも有難うございます。

本日は教室ウェブサイトのQ&Aに新しいものをひとつ更新させていただきました。

(下記をご覧くださいませ…)

音楽の秘めた可能性のひとつとしまして、メディアや書籍などでも、脳や記憶に関係することが、

時折、話題として取り上げられ、注目されておりますが、これからますます、

それらの科学的な裏付けは、より明らかなものとなっていくのでしょうか…。

…しかし、いずれにしましても、ある種の音楽は、理屈を抜きにして、説明を介入せずとも、

いつの世にあっても、私たちの精神に「よきもの」をもたらし、ときに慰めや強さや感動をも

与えてくれることには、変わりないという気が致します…。



Q.
「まったくの初心者の子供で、特に専門的な道に進ませたいというわけではなく、楽しみとして、
ピアノを習わせたいのですが…」


A.
「はい、当教室では、生徒さんおひとりおひとりのお気持ちを第一に考え、
ご意向に合わせましたレッスン内容にて、進めさせていただきますので、どうぞご安心ください。

…古代ギリシャにおきましては、音楽は善き人格形成のためのひとつの大事な科目と
考えられていた様です目

楽器の演奏は科学的にも前頭野の活性化に効力があるとされている様ですし、
東大生や一流大学の学生の共通点としまして、幼児期にピアノを習っていたということを先日、
耳に致しました耳

クラシック音楽に特有のある周波数が、脳波に働きかけ、精神を安定させ、病気を治す免疫力を
上げたり、集中力を高め、能力を引き出してくれる力を持っているということが様々な実験でも、
確認されているそうです(その様なCDなどは、今、市場に多く出ておりますね…)。

…たとえ直接的でなくても、総合的に長い目で考えますと、ピアノを習うことによって、結果的に、
例えば一般教科の勉強や、 日常の様々な面にも、何かプラスとなる効果があるというのは、
言えなくはないのかもしれません・・・宝石白

それから、五感もより鋭敏となり、たとえば、幼い時からソルフェージュに取り組むことは、
音だけにとどまらず、人の話もよく聴く、内面的な落ち着きが得られるということにつながる部分が
少なからずあると、私自身も感じております。

・・・無限の可能性を秘めたお子様が、より選択肢の広い、豊かな人生を歩むためのよき友と
して、音楽のレッスンが何らかのかたちで、役にたちましたなら、うれしく思います。」





・・・それから、下記は、出張レッスンに伺っております教室に投稿致しました、私のコラムなのですが、

後半部分に"記憶"(脳)に関係することに少し触れておりますので、もしよろしければ、

ご覧くださいませ・・・。



「忘れられない風景」

今、そこからは、距離的にも、時間的にも、離れているけれど、
鮮明に思い出すことができる、特別な思い入れのある風景…。
皆さんも心の中に、その様な、"忘れられない風景"というものを、お持ちかもしれません…。

私は留学先で、そんな風景に出会うことができました。
時折、目を閉じて、その景色を思い浮かべますと、日本にいながらも、
当時のいろいろなことが想い出され、留学の日々が恋しく懐かしく思われます。
時間を経て、世界の何処にいたとしても、私の心に刻み込まれたその風景は、
決して色褪せることなく、よき思い出として、生涯の宝物として、
他の何も代わりと成りえない貴いものとして、残り続けるだろうなぁ
という気が致します。

留学中のその“巡り逢い”に感謝しつつ…これからまた、
(かたちの有/無、目に見える/見えないにかかわらず、)
どんな新たなすてきな出会いが待っているのだろうと想像しますと、
未知の未来にわくわくしてしまいます。
そしていつまでも、何かに、心から感動し、魅力を見いだせる様な感性を
大切に磨いてきたいと思います。

…「感動」や「感覚的に強く受けた印象」は、「知識」などよりも、人の心の何処かに、
長い間、(意図的ではなくともおのずと)守られる気が致します。

音楽におきましても、たとえば…

痴呆になり、年を重ねるごとに、心をかたくなに閉ざしてしまったお年寄りの方に、
昔のわらべ歌をうたって差し上げたところ、身体全体で拍子をとりながら、
涙を流されたということを以前耳にしました。
もしかしたら、子供の時によく歌われていて、それを取り巻く遠い記憶だけは、
失われることなく、その方の或る場所に心と結びついたかたちで、
当時のまま残っていて…その音楽がその方の幼い頃の記憶を呼び起こしたのかもしれませんね。

ある音楽を聴くと、家族と過ごした懐かしい、あたたかい気持ちがよみがえる…
或は、誰かに恋をしていたとき、失恋したときの当時の心の有様を再体験する…
ずいぶん昔から、世界中の人々の間で、“音楽と記憶には、深い結びつきがあるのでは…”
とされ、近年においては、その謎を解明すべく、科学的な研究も随分すすめられている様
です。

ずっとひとつの音楽作品と深く向き合っておりますと、
作曲家の人生や記憶と結びついた作品を通して、
演奏しながらそれらを感覚的に共有している様に感じられる時…というのがございますが、
その不思議などにつきましては、機会を改めまして、書かせていただきたいと思います。


まとまりのないコラムではございましたが…最後まで、お読みいただきまして、
どうも有難うございました。



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どうも有難うございます。


今日は、導入教材についての一考察を書いてみます。


大学を卒業し、はじめて4歳の生徒さんを教えることになった時、
「習う」から「教える」立場として、約20年ぶり(?)に楽器屋さんの
子供のためのピアノ教材売り場に参りました。



…その種類の多いこと多いこと…。(いつの間に、見たこともない新しい教材が…)


壁一面に所狭しと並んでいて、どれを選べばよいのか、
しばし、立ちすくんでしまった記憶を、今でも思い出します。


(おそらく)ほとんどの導入教材を数か月もたたないうちに、購入してしまい…
(全シリーズを買い揃えたのは、自分が本当によいなと思ったものだけでしたが…)



まずは「読譜」の導入については、いくつかのパターンがあるのだなということを知り、
その内、ふと〈フランスのソルフェージュの早期教育は、かなり進んでいる〉
とよく耳にしていたことが思い浮かび、ネットにてフランスから導入期の楽譜、
ソルフェージュ教材を取り寄せ、母校(桐朋)の図書館も(有難いことに、
廃盤になってしまっているものから、ネットで入手困難な珍しいもの、
海外の貴重な資料までかなり多くの蔵書がございます)最大限活用し、
“導入教材収集家”の様になっていた時期がございました。



…ただそうして、私が思いましたのは、
(どの教材が一番!と言い切ることは難しいのではないか…)ということでした。




何かの本で、「人生において、大事なのは、“いかに”生きたかである」という文を読んだことが
ございます。



これは、例えば、導入教材に関しましても、何処か通ずるものがあるかもしれないと感じておりまして…
重きを置く必要があるのは、どの教材を使うとしても,それぞれ個性をもったお子様に、
“どの様に生かしていくか”ということで、講師側の責任として、そちらのアプローチにつきましては、
常に考え、研究していきたいという気持ちでおります。

そして、幼いお子様の指導をさせていただくにあたり、“ドレミをスラスラ読める様になること”が、
目下の課題のひとつである段階のレッスンにおいても、後々、バッハやモーツァルト、
ロマン派などの西洋の芸術作品に少しずつ移行して参ります時には、
なるべく自然にそれらに向き合うことのできる、感性・感覚が育っている様に…
ということをいつも心の片隅に留めておきたいと思っております。


その橋を渡る時期には、たとえ一歩ずつゆっくりであっても、その橋を子供たちが好奇心をもって、
それぞれの歩幅で、自分から前に進んでいこうとする気持ちをもっていただく、
というイメージを思い描いております。



「読譜」や「基礎的なこと」の学びというものが、「音を読める様になる」
「楽譜に書かれたことを弾ける」ことにとどまらず、
無限の汲みつくせない芸術世界への夢に満ちた扉を開けるための鍵であり、
将来音楽の道に進む・進まないにかかわらず、どんな生徒さんにも、
平等に手にしていただきたいと心から願っております。



そして、“ハリー・ポッター”に「君に“何ができるかどうか”よりも、君が“何をしたいか”が大事だよ。」
という学長の言葉が出て参りますが、その鍵を手にした後、その扉を開けるどうか、
そこからどんな方向に歩んでいくかは、その子供の意思を尊重するべきだと思います。

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導入教材のご紹介、その6でございます。



《うたとピアノの絵本 ③りょうて》



とてもかわいらしい絵が満載の、手書き風音符のうた・伴奏付き教材です。
こちらは、本来、①みぎて→②ひだりて→③りょうてと進むのですが、個人的には、
中心のドからはじめて、最初の段階から、両手で取り組んでいただくのもよいかなと
考えておりますので、 ①②の代わりに、「ぴあのどりーむ[幼児版](下記)」の1冊を
選択することもございます。


併用教材:
ソルフェージュの勉強のための「4才のリズムとソルフェージュ」「5才のリズムとソルフェージュ」と
いう教材も、上記と並行してお使いいただくのにおすすめです。




《ぴあのどりーむ [幼児版]》






言葉に合わせて弾きうたい、 先生の伴奏と一緒に…ゆったり取り組んでいただける教材です。
これまでご紹介させていただきました中では、一番進度はゆっくりしておりますが、
音符表記も大きく、内装もとてもかわいらしい雰囲気です。
リズム練習も兼ねまして、ご自宅練習でも、どんどん進める内容と思います。
※「ぴあのどりーむ 幼児版 ワークブック」を併用していただくとよいかもしれません。



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導入教材のご紹介、その4でございます。



《リラ・フレッチャー ピアノコース ブック1》







アメリカ系の教材で、アプローチや雰囲気などは先日、ご紹介致しました「トンプソン
小さな手のためのピアノ教本」に少し似ている部分もございます。
曲によりましては、先生が弾く伴奏譜が付いておりまして、アンサンブルの楽しさも感じながら、
取り組んでいただけるかと思います。 
お子様になじみのある曲はないかもしれませんが、一巻のはじめは、歌詞もついておりまして、
弾き歌いからはじめます。

1冊に新項目(新しく出てくる音楽的要素)が多く、いろいろなことが学べます、
進度が早い教材です。
必要に応じまして、一曲ごとに、プリントなどで補足、理解を深めながら、
すすめさせていただくという感じになると思います。

※「トンプソン」と同様で、内装が白黒、漢字もございますので、中には、
「少し難しそう…」という印象を持ってしまうお子様もいらっしゃるかもしれませんが、
そちらが問題ない様でしたら、ぜひお使いいただきたい、充実した内容の教材かと思います。


併用教材:

同じシリーズのワークは特にございませんため、1曲1曲の新項目に合わせまして、
私が様々なワークから、対応する部分を抜粋して、プリントを毎回のレッスンに準備致しますので、
そちらをファイルにまとめて、お使いいただくのがよいかと思います。



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導入教材のご紹介、その3でございます。



《ピアノひけるよジュニア1 》









童謡・民謡など、お子様が知っている曲がたくさん出てきます教材です。
2・3と続くのですが、基本的な内容をおさえつつ、ゆっくりすぎず、早すぎず、
愉しみながら、学べる、よい教材と思います。
レパートリー集は、発表会などで弾くとすてきな曲集となっております。

※どんどん進めるお子様も多く、ほかにもう1冊、表現力をつけていただける様なメインの教材と
 合わせまして、こちらは、例えば「レパートリーの楽譜」として、お使いいただいても
 よいかもしれません。

…いずれにしましても、当教室では、早い段階から、幅広い豊かな音楽力をつけていただきたいという
想いから、1・2冊のメイン教材と一緒に、お子様の様子を拝見しながら、様々な教材から、
「これは○○ちゃんに○○を理解し、身につけていただくのによいかもしれない…」などと
思いました項目を、その都度抜粋しまして、プリントなどでお渡しし、
併用して取り組んでいただいております…。

併用教材:

上記の教材の内容に合わせました、音符・リズムなどのワークの本(「ピアノひけるよ ワークブック1」)がございますので、そちらも併せてご購入いただくとよいかと思います。



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導入教材のご紹介、その2でございます目



《トンプソン 小さな手のためのピアノ教本》











お子様になじみのある曲はないかもしれませんが、ほとんどの曲に歌詞がついておりまして、
1冊に新項目(新しく出てくる音楽的要素)が多く、いろいろなことが学べます。
※別売りですが、合奏用の楽譜(全曲の伴奏譜)もございますので、
アンサンブルでも楽しめるかと思います。

進度は早いという印象を受けますし、内容も白黒の挿絵、漢字も使われておりますので、
年長さん以上のお子様に向いているかなと考えております。

一曲ごとに、プリントなどで補足、理解を深めながら、すすめさせていただくという感じになると
思います。



併用教材:

同じシリーズのワークは特にございませんため、1曲1曲の新項目に合わせまして、
私が様々なワークから、対応する部分を抜粋して、プリントを毎回のレッスンに準備致しますので、
そちらをファイルにまとめて、お使いいただくのがよいかと思います。



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「好きこそものの上手なれ」という言葉がございます。


音楽は非常に奥深く、汲みつくすことができない魅力をもっておりますが、
それを続けていくには、紆余曲折あったとしても、やはり「好き」であることが大事だと思います。


…何より、生徒さん、おひとりおひとりの個性を
大切にしながら、その「好き」という気持ちが大きく育つ様な…、
そして音楽のレッスンを通して、いろいろな世界があるということを知っていただいたり、
より豊かな感性をもって、日々を送っていただいたり…のびのびと、
音楽との歩みを進めていただける様なレッスンをさせていただきたく、考えております。



留学中、ご指導いただきました先生方が、懇切丁寧にそれぞれのスタイルでレッスンしてくださった
基本的なこと、無理のないからだの使い方、曲のイメージなど…とても挙げきれないほどの数々の
貴重な教え…そして、その合間を縫って、一人で作曲家の息吹を感じるための旅(=ヨーロッパの
あちらこちらの作曲家所縁の地めぐりです)に出たり、同時代や作曲家たちの生きた時代の
絵画・建築など様々な芸術に触れたり…それらは、無形ではございますが、私にとって、本当に
かけがえのない財産・経験となりました。


幼いお子様のレッスンにおきましても、その様な経験を少しでも生かして、
微力ながら、芸術の奥の深さを探求することの愉しさ・魅力を感じていただき、
何らかのかたちでお役に立てましたなら、うれしく思います。



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こちらのカテゴリーでは、日本の(主に)お子様向けの導入教材をいろいろご紹介して参りたいと
思います。

当教室では、体験レッスン時にお子様の様子を拝見しまして、
おひとりおひとりに合わせました、おすすめの何冊かを私の方で選ばせていただき、
生徒さんにご提案し、その中から生徒さんのご希望によって、お決めいただいております。



《オルガンピアノの本》  


   








童謡とオリジナル曲が混合している教本です。

1冊に新項目(新しく出てくる音楽的要素)が多く、また、いろいろなことが学べ、
進度は割と早い教材です。

同シリーズのワークには、うたやリズム、音符を書く練習などがございますので、必要に応じて、
ご自宅で、取り組んでいただくこともあるかと思います。

様子を拝見させていただきながら、後半は、一曲ごとに、
プリントなどで補足、理解を深めながら、すすめさせていただくという感じになると思います。



併用教材:

「オルガンピアノの本ワークブック1」というのがございまして、ヤマハ系列の教本ですので、
うた・リズムなど、充実した内容とは思いますが、1つ1つにかける分量が若干少ないと感じますため、
必要に応じまして、プリントで補足させていただきます。



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りんでんピアノ教室のブログにお越しいただきまして,どうも有難うございます音譜


本日は,個人的な内容で大変恐縮ではございますが…,音楽以外で,
私が好きなことにつきまして,その一部を少しご紹介させていただきたいと思いますメモ



クリップその1.語学(英語・フランス語・ドイツ語・韓国語)

小学生の頃から毎週、英語の個人レッスンに通っており、その勉強が好きで、
英語の映画・本・ニュースなどにも関心をもち、時間があれば、
自主的に触れようとしていた気が致します。

また、中学・高校時には、世界史や比較文化など、
異文化を知るということに興味・面白さを感じている子供でした。


パリに留学するきっかけをつくってくださった、私が尊敬してやまないピアニストが、
「日本の音大生は(演奏技術は優れているのに)『語学』、この力が足りない。
音楽をやる上で、語学力は不可欠なのです。
文学のみならず、表現にも大いに関係してくるのですから。例えば、ドビュッシーを勉強するには、
どうしても印象派の絵画を観て、精緻な筆書き、色合い、人々を感動させるものを実感しなければ
弾けないし、人を納得させる演奏はできないのです。」
とおっしゃったことがありました。

実際、ヨーロッパに住んでみまして、言語にはそれぞれ、特有のアクセントや抑揚・響きなどがあり、
そこで生まれ育った作曲家の作品形成に大いにかかわる要素があることを実感し…バッハ、
モーツァルト、ベートーヴェンを弾くのであればドイツ語を、フランスものはフランス語を…という様に、
東洋人として、西洋の音楽を本当に深いレベルで理解し、表現しようと思った時、見て見ぬふりは
できない大切なものを“語学”に見出した気が致します。


世界で最も美しい言語とされておりますフランス語と出会うご縁に恵まれ、
フランス語圏で過ごせた時間は、幸せだったなぁ…と感じております。



日本画家の平山郁夫氏がその著書に「文化交流のために、海外に出ていく場合、その国の文化や
宗教や歴史への深い理解に基づいた、リアリズムが必要です。人間性に対してです。」と書いて
いらっしゃるのですが、その文を拝読したとき、(大変僭越ながら、
自分が常々考えておりましたことと、どこか重なる様な部分がある気がし)とても感銘を受けました。

私にとりまして、異国の語学は聴覚的にも、視覚的にも“芸術”のひとつであり、
それ自体が“文化”でもあり、更にはそれを用いて、その国で生まれた“誰かの心”だったり、
その国の音楽・詩・文学・絵画・建築などの“芸術・文化”、"精神性”をより深く理解し、
愛したいがために学ぶもの…という感じでございます。


ドイツ語・韓国語は、ともに、途中ブランクはありつつも、割と長いお付き合いでして…英語以外の
3か国語の勉強に関しましては、それをする動機が、前述の様に、心底惚れ込んでいる、
その言葉を母国語とする“誰か”、その国の“こころ”、或はそれが宿っている“何か”に起因しており、
それらへの想いは、私にとりましては、非常に特別なものですので、生涯、上記4か国語を愉しく、
学びつづけたいと思っておりますアップ



クリップその2.東西の詩:

歌曲伴奏の機会や、“ある詩によってインスピレーションを得て作曲された”ピアノ曲などに
取り組むときに、古くは知識人たちに愛され、今も人々の心をとらえ続けている西洋の古典詩に触れ、
それがあたかも、文字を超えて、そこに香りがし、情景が目の前に立ち昇り、
風を感じられる様で…そのたった数行の言葉からから成る芸術に、(原語で、
少しでも理解し詠める様になったことによりますます強く)格別の想いを抱いております。

また、ヨーロッパで暮らしてみましたことで、日本やアジアがもっている“良さ”というものにつきまして、
再考・再認識させられ…東洋の美・佇まい、言葉やかたちあるものに宿る精神性などを以前よりずっと、
尊く、深く感じられ、眼と心が開かれた気が致します。

日本をはじめとしまして、中国・韓国・チベットなど東洋の詩にも惹かれております、今日この頃です。

(そして、その様に、東西の“詩”に魅せられながら、一方で、言葉にならない想いを表現し、
言葉を必要とせずに心に直接訴えかけることのできる“音楽”という芸術につきましても、感動を
 新たにさせられるのでした…。)



クリップその3.読書:

心の栄養補給のひとつですアップ

専門の音楽関係の本のほかに、芸術家(画家・建築家・ダンサーなど)の自叙伝、また、
いわゆる“賢人の書”や生き方、心の持ち方、文化知識人の思想などについて書かれた本を
読むのが好きですニコニコ

(私の場合、"物語"は、読みましても、話の経緯・内容・構成よりかは、魅力的な「心」を感じさせる或る言葉や、
美しい情景描写など、断片断片が、より印象的に読後感として、残る様な気が致します…。)

留学中は、日本(語)の読みたい本をすぐ読むことが難しい環境でしたので、現地では現地でしか
味わえない“よきもの”をできるだけ、享受しようと心掛けつつ、ネットを利用し、「次、日本に帰ったら、
これとあれと、これも…DASH!」などとリストにし、いつも日本に一時帰国しますと、日本語活字中毒(笑)の様に、
ここぞというばかりに、日本語の本を読み漁っておりましたあせる



クリップその4.美術・陶磁器・建築鑑賞:

古今東西問わず、好きですドキドキ




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新規生徒さん,募集中でございますドキドキ
お子様も大歓迎ですラブラブ

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りんでんピアノ教室講師 亜紀
皆様、こんにちは。
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本日は、私事で大変恥ずかしながら…紆余曲折ございました自分のこれまでの音楽との歩みを
振り返る意味でも、「自分史その1」としまして、まず、私の日本の母校「桐朋」とのご縁から
大学入学までの歩みにつきまして、少し、徒然と書かせていただこうと思います…。




小学生の高学年から、地元の桐朋の音楽教室に通っておりまして、ピアノのほかに、毎週土曜日、

合唱とソルフェージュの授業を受けておりました。

先生方は皆、桐朋ご出身で、あたたかく和やかな雰囲気の中、非常に丁寧にわかりやすく、

また、確実に力がついていく様に系統的な教え方で、熱心に指導してくださいました。



…その様な中で5年ほど過ごし、高校からの桐朋進学あるいは留学を迷いながらも、

結局、高校は地元で一般の勉強をつづけつつ、音楽を…という選択をしましたが、

その頃すでに、(大学からは音楽を専門的に学びたい…)という気持ちは、はっきりしていた気が

致します。



音教では、音高・音大受験生のために、桐朋の大学から、実技や音楽理論・音楽学・作曲などの教授に

お越しいただく、不定期の「特別レッスン」というものがございまして、ご自分のそれぞれの専門分野の

芸術に対して真摯に、どこまでも尽きることがない探求心、情熱や誇りをもって、とことん研究を

重ねていらっしゃることについて、熱く語り、一生懸命講義してくださるお姿を拝見し、すべてが新鮮で、

発見や驚きに満ちた内容はもちろん、先生方のお人柄にも、とても魅力を感じました。


また、音教在籍時から、月に数回、ピアノの個人レッスンを受講させていただいていた先生方が、

桐朋で教鞭をとっていらっしゃって、大学にてそのご指導のもと、是非勉強させていただきたいと

思った先生に、恐る恐るご相談申し上げましたところ、幸いなことに、合格した際には門下として

みていただけるということになりました。


更に、先程触れました様に、“桐朋に行けば毎日の様に、個性的ですてきな先生方から、


音楽理論・音楽史について等々、あんな興味深い講義を受けることができるのか…”と想像しますと、


わくわく、どきどきし、また桐朋が、割と自由で個性を重んじるのびのびとした校風と聞き、

自分に合っているかもしれないと思い、桐朋の大学進学を決めました。




音教の受験準備期間からはじまり、桐朋の大学在学中も、いつもその様に音楽的にとても恵まれた

刺激の多い環境に身を置かせていただき、“演奏表現”の研鑽というものが、テクニックなどの課題に

とどまらず…曲の構成・スタイル・調性、その作曲家のこと・歴史背景・時代思想・他芸術との関わり等々…

多角的に捉えるというアプローチの仕方、多様な観点をもつことの重要性について、貴重な“気づき”を

絶えず、与えていただきました。


その分析や調べものをすることの動機は、たった一回限りの演奏の機会に、
その場に集ってくださる方とその音楽のすばらしさを共有するため、妥協せずに、
少しでもより深く理解し、誠実に自分にでき得る最善の努力を重ね、
たとえ一歩であってもその音楽に近づきたいという願いにあるのですが…こういった、
音楽という芸術に日々向き合い、演奏する立場にあるものの責任・心のもち様・姿勢なども学ばされ、
それは大学卒業後も遂にあきらめきれなかった留学への募る想いとなり、実際に叶えるための
大きな原動力となりました。


楽譜・音の奥に秘められたその汲みつくすことのできない「こころ」の探求は、本当に深淵ですが、
その様な“音楽”に出会えたこと、そしてまた、たくさんのすばらしい先生方とのご縁があり…先生方が、
時に厳しくも、いつもあたたかく見守り、ご心配くださり、理解しようとしてくださり、
様々な面で支えてくださったおかげで、この道を歩んでこられたことに、ただただ、
幸せと感謝を感じております。




長々とまとまりのない文章を最後までお読みいただきまして、
恐れ入ります。どうも有難うございます。

(また、続きを順次、書かせていただこうと思います…。)



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