前回書いた父の大腸出血ですが、おかげさまで、無事に退院できました!ニコニコ

3回の大腸カメラで、数か所の穴をふさぎ、2回の輸血、一週間の絶食、7キロ痩せましたがびっくり、復活です笑グッ

でも、ここからが勝負ですよね。
身体の感度が鈍かった父が、どう暮らし方を変えられるか!?

案の定、すぐ「庭師の仕事に行く」と言い出したので、
「まず4000歩を歩けるようにしてから仕事をしょう」
と具体的な数字で提案しました。

(現状を聞くと、15分程度のウォーキングで疲れている様子ですし、スマホ(万歩計)も持ち歩いていない!ガーン

自分の現状を客観的に把握する。
「どこまでできて、どこからできないか」を知らないと、生活改善は進みませんね。

さて、そういう意味では、皆さん、
自分の呼吸が「どれだけ長く吐けるか」ご存知ですか?びっくり



本来、肺の健康は「肺活量」と「一秒でどれだけ吐けるか」(つまり量と換気のよさ)で測りますが、専門機関でしか調べられません。

でも、呼吸の長さは時計で測れますし、呼吸を長くすることで、
・副交感神経の活性化(循環、消化、ホルモンなどの最適化)
・ふだん意識できない呼吸筋の微細な鍛錬
にもなります。

私のおすすめは、いすに座り、時計を用意し、口をすぼめて「スー」と細く長く吐く呼吸を「5回」繰り返し、吐く息を1回ずつ測ります。
(口で吐くほうが、鼻より長く吐き切れます。吸う時は鼻で)

最初は、5~10秒で吐き切れてしまう方も、必ず、だんだん長くなります。
個人差はありますが、当会の会員の方なら、女性は30秒、男性は45秒までいけたらいいですねOK

自分の浅い呼吸と深い呼吸の差がどれだけあるかわかるだけでも、日常、ふとしたときに、深い呼吸にすぐに切り替えやすくなります。

さらに、吐きながら「全てはより最適なものにいたるプロセス」と、当会の合言葉を唱えて(笑)、心も落ち着かせてもらえたら最高ですね照れ

気候の穏やかな秋、心地いい呼吸を存分に自分に与えてあげてください

 

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かつて資料用に撮った「口すぼめ呼息」の写真です。
静止で見ると、恥ずかしいですね笑
これで1分間は吐き続けます。

 

 

 


 

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先日、82歳の父が大腸から出血を起こし、入院しました…。
なかなか、血が止まらないのですね、、

「憩室(けいしつ)」といって、腸に袋状の小さな穴ができて、そこから出血するようです。
老化や排便不良などが原因で、毎回、大腸検査でポリープが発見される父ですから、長年の蓄積と思います。

ガンでは、ひとまずなさそう。

ひと安心ではありますが、それでも、いい歳ですから「終わり」を予感せざるを得ません。

いや、正確に言うと「終わり方」と言うべきか。

インドの瞑想修行の達人になると、自分の死に際を、早い段階から直観することが多いようです。

超能力というより、単に「この人生とは何か」を見極める力が増して、
この命を使って達成することや、果たすべき役割などが見渡せると、それに相応しい終わり方もわかる、といった感じのようです。

私も、常々、自分の終わり方を観じるタイプです。
(いや、ただの妄想ですが笑。でも、そういう方、結構いらっしゃいます)

今回、私は自分でも驚きましたが、すごく冷静に、父に起きた出来事を受け止めていました。

これで終わりという感じがしない、
というのもありますが、
もっというと、父の場合は、終わったとしても、何も変わらなそう、という実感です。

うまく言えませんが、あっちに行っても、父とは会話が変わらずにできそうな気がする、という感じでしょうか。

ヨーガをしすぎて、命に終わりがない感覚を味わいすぎたのかもしれません。苦笑

そう、「終わり方を観じる」というのは、結局
「終わらない地点から命を見る(終わったように見えてずっと続いている地点から見る)」ということでもあるようです。

(自分の人生の「生き方」を見るのと同様に、「終わり方」も見えるのは、そういう地点)

ヨーガのあの「スティラ・スッカ」(動じない安楽)は、すべてのプロセスを俯瞰する『両極自在』。
それは、命の「生と死」の両面を、自在に行き来する体験、と言えそうです。

いずれ、父なりの終わり方は来るかもしれない。
でも、終わらないところで、それを見守る自分もすでにいる感じがします。

家族を見送るとき、ヨーガはどんな命の在り様を私たちに見せてくれるのでしょうか…
もし、皆さんなりの体験談がありましたら、よかったら、クラスの時など、お教えくだされば嬉しいです。

 

 


 

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私の周りでも、インフルやコロナ、ナゾの熱や喉痛などが流行っていますが、
皆さんの周りはどうでしょうか?びっくり

こうした病気は、通常できるものができなくなって、何かと大変です…えーん

ですが、これぞまさに「リセット」。

今までの流れを、別の流れに変えるためにこそ、こうした経験はあるように思われます。

ヨーガを通じて確信するのは、
私達には『壮大な受容力』があるということ。

どんな困難も、後から振り返れば、
「あのおかげで、自分は変われた(強くなった、賢くなった)」 
と言えるだけの力がある。

「人生」という経験プロセスは、
そうした「成熟の歓び」をもたらすのが、そもそもの役割なのだと、
ヨーガ哲学は語ります。

苦は祝福の、もう一方の極なんですね。

そんなわけで、私は、病気したときも、
「この経験を通じて、自分はどんな変化を自分にもたらそうとしているのだろう?」
と観察します。

病気は、まるで自分の深層意識からのプレゼントですねニコ
(もっとも、症状は苦しいので、早く終われ~、と毎回思いますが笑)

ものの見方、日々の習慣、仕事のやり方…
新たに自分はどうしたいのか、どうありたいか、がわかると、
自然と症状がおさまっていきます。

この困難の経験の役割は終えたな、という納得がどこかにある。

…こうなっていくと、病気に限らず、
ちょっとした出来事一つ一つ、その体験が自分にもたらす意味を、人生のプロセスの中で俯瞰して見たくなります。

「この体験は、自分にどんな変化を与えるのか?」

経験と一期一会する。

まさに、ヨーガで、あらゆる型を通して、呼吸と一期一会するのと同じですね!キラキラ

 

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中秋の名月、うちの屋上から。
4年前、ナゾの口内ヘルペスの高熱で5日間寝込み、病床のなか「自分のヨーガスタジオを今こそ持とう!」と直観し、ここに引っ越しました。
いいところです。皆さん、きてねOK

 

 

 


 

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先週末、9月23日(土)24日(日)は
『御岳山の滝行&ヨーガリトリート』でしたニコニコ晴れ

前日から雨で急に冷え込み、朝の気温は15度以下!
滝の水量も少し多めで、結構ハードな滝行でした笑

今回の神主さんは、滝行の儀礼を丁寧に説明くださり、
大自然の生気と合一する作法が、とてもよく理解できました。

数々の作法の中でも、私が好きなのは、
「雄たけび」という、足を開き、腰に手をあて、上空に向かって、神の名を呼ぶところです。

いくたま~(生魂)
たるたま~(足魂)
たまたまるたま~(玉留魂)

神を降ろして『自分が自然界の神と一体になる』という儀式でもあります。

(『たま』って表現、大声だすと気持ちいいんですよ! 寒さを忘れてハイになります笑)

神主さんは、80歳を超えていますが、まったく震えることなく、山いっぱいに響く大声で
「え~~~~いっ」と叫ぶ。

何かを質問すれば、
「もう、無だから~、空だから~」
と、頭で考えなくてよし、と伝えてきます。

これが、威圧感が全くなく、子供のような純粋な目で輝いている。

自然と一体化している神の目はこんな感じなのか…と、つくづく見とれました。

滝行は三回行い、両手で『たま(魂)』を包むようにして、手を振りながらお清めをします。

その間「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」を連唱し、最大21回(3回×7度)唱えます。
結構な長さですが、本当に「はらわれ」ます。

終わると、信じられないスッキリさで、何かが落ちている。
身も心も軽く、自然の美しさが、そのまま自分のように感じます。

「滝行、またやりたい!」と、終わったそばから思いました。
今も、その感覚を感じられます…。

今回、合宿の最後には、メンバーの合言葉が生まれました。

「無だから~、空だから~(笑)」

そう、この世界、囚われるものがあるとするなら、
それは、自らがそれを「ある」としているにすぎないのだ。

無・空に返る自由、滝行でしっかり味わえました。

よろしければ、皆さん、いつか一緒に体験しましょう!キラキラ
(ご高齢でも大丈夫。できる範囲で体験しましょう)

 

 

 

 

 

 

 


 

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「体を伸ばしても、気持ちいいと感じない」

皆さんの周りに、こういう方、いらっしゃいますか?びっくり

「健康運動をやっても、どこに何が効いているか、実感がわかない」
だから、
「何もやらない」

世の中には、身体感覚がどうしても鈍い方はいらっしゃいますね。
この場合、本人より、家族が気にします。(苦笑)


年をとるほど、歩き方や食べ方の姿勢が悪くなり、肩こり腰痛、不眠などの症状が出てもそのままにして、どんどん老けていく…ガーン

身内がこれだと心配しますね。
先日も、そんな相談を受けましたニコニコ

(実は、私の父も、若干その気があるのです。
スポーツマンですが、ストレッチは一切やらず、大腸検査に必ずひっかかるのに、食事管理がヒドい…。どんなにひどい下痢してもお腹が痛くならないのです)


私は、健康管理の能力と、身体感覚の「認知力」は、多いに関係していると見ています。
努力したくない、という前に、努力に必要な「認知」が欠けているのです。

(話は少しそれますが、犯罪者の多くは、痛みを感受する神経反応が弱い、という研究データもあるようです…(=他者への痛みの共感性が少ない))

これ、どうすればいいか?

マッサージや整体もいいですが、本人が「受け身」である限り、認知力は向上しないことが多く、生活意識は変わりません。

一番の決め手は、シャバアーサナ(しかばねのポーズ)をベースにしたヨーガです。

西洋でも研究は進んでいますが、仰向けの状態で、ちょっとした身体負荷(伸びたり、ねじったり)をしばらく与え、そのあと、ほどいてしっかり休む。

ほどいた時、「ふわ~っと楽になっていくなあ」と、それを繰り返し感じる。

こういう地道な積み重ねが、脳の身体感受力を高める最も効果的な道なのです。
(うちのクラスでやっていることですね!)

ちなみに、うちの父も、この訓練を徹底したことで、身体感受力が上がり、ストレッチが習慣になりました。
日常の疲労度が全然違うことが実感できたのです!
(腹式呼吸はいまだにうまくできませんが。笑)


さて皆さん、自分を振り返ってみて、
「身体感受力」は十分ありそうでしょうか?
(まだまだ、伸びしろがあるかも...⁉)

 

 健康運動もいいですが、まずはシャバアーサナで、全てを手放し、全てに気を満たすことを得意にしてみませんか?笑

暮らし方の何かが変わりそうですキラキラ


 「しかばねのポーズ」は、ただ寝るというより、

「肉体からの解放」を満喫するのが狙いだと思う。(笑)

 

 


 

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