栗城史多オフィシャルブログ Powered by Ameba -239ページ目
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春一番(シシャパンマ8027m遠征出発まで、あと61日)

ナマステ。

昨日今日と、久し振りにどっぷりとトレーニング。
昨晩は島牧村で講演、今日は札幌で講演です。

先週末は島根で講演を行い、お客さんが1200人も来てくれました。
嬉しいですね。感謝です。


東京では、春一番の風が吹いたそうです。
春の風を感じるということは、ヒマラヤ遠征が近づいてきたということ。

桜が咲く頃には、僕はヒマラヤに行きます。
講演会などで沢山の出会いの機会をもらい感謝ですが、
その講演会も2月で終わります。


そして、いよいよヒマラヤに向けた準備が始まります。
今年も「冒険の共有」という
エベレストのインターネット生中継登山を行います。

昨年は試練の年でしたが、試練は乗り越えるためにあります。

エベレストは秋にしました。
野口健さんや他の登山家さんにも「絶対に春がいい」と言われました。

エベレストのハイシーズンは春です。
春は雪が少なく、日照時間も日が過ぎるごとに長くなり、
気温も高くなる。

しかし秋は日照時間が短く、行動時間が短い。
更にモンスーンで溜まった雪が雪崩を起こす。

秋のエベレストは中国側も含めて2回やってきました。
3回目を考えれば、春の方が絶対に登頂率が高いのは
わかりきっています。

妥協も冒険の一部だと思いますが、自分にとっての冒険とは何か、
それを考えた時に迷いはありませんでした。

そして、春はシシャパンマ8027mに向かいます。

シシャパンマでは、生中継登山は行いません。
今までは共有することが僕の冒険でした。それは横軸の冒険です。

しかし、今回は縦軸の冒険として、
中継は行わずに自分の内なる冒険を行います。

今回は、シシャンパ南西壁のスキー滑降に向かいます。
8000m峰を無酸素で登り、
山頂からスキー滑降する世界を創造できる人は少ないです。

マナスルで、頂上直下からスキー滑降を行いました。
ターンする時に一瞬呼吸を止める苦しさ、爆発しそうな心臓の鼓動。
そして、標高を下げて来た時に感じる開放感。

その世界に再び戻り、原点回帰してみようと思います。

今年も桜は咲き乱れます。


春の予定 
3月10~17日 アラスカ・バルディーズのスキー遠征
         メンバー:児玉毅さん、佐藤圭さん
4月9~17日  シシャパンマ南西壁の偵察
4月27日 日本を出発
5月30日 登頂予定
6月10日 帰国予定

シシャパンマでは、現地からの動画配信は行います。
お楽しみに。


PS.
メルマガやチームクリキでの応援グッズなど、リニューアルしました。
エベレストの中継費用になりますので、応援宜しくお願いします。

http://kurikiyama.jp/teamkuriki.html


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