すまいのレシピ【すまレピ】 ロンドン便り -2ページ目

すまいのレシピ【すまレピ】 ロンドン便り

【イギリス・英国】ロンドンの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートから現地の日常まで、様々な情報をお届けします♪

待ちに待った、Petersham Nurseries (ピーターシャムナーサリーズ)がコベントガーデンに2店舗目をオープンしました。

 

 

本店はロンドン南西部、テムズ川沿いにある可愛い街リッチモンドにあります。Nursery ( 園芸店)なのですが、ガーデンショップのみにとどまらず、店内にはミシュラン星が付く程のレストランや、上品でセンスの良いインテリアグッズを販売していたりと、ガーデニングに興味が無くても楽しめる素敵なお店です。

 

 

コベントガーデン店には厳選された食材を使ったデリと可愛いお花屋さん、インテリアショップがあり、レストランは年明けにオープン予定なのだそうです。

 

 

リッチモンド店のように園芸ショップらしさはありませんが、色とりどりで新鮮なお花が店内中に飾ってあり、ディスプレイの仕方もカントリーっぽさもありながら都会的です。

 

 

 

デリの食材は主にオーナーが所有する農場から来ているのだとか。

まだテイクアウトしか出来ませんが、イートインスペースが出来たら是非試してみたいと思います。

 

 

シンボルの象さんマーク。

 

 

テイクアウトのところにパックに入った桃が。こちらの桃は皮が薄く柔らかいので、このままがぶりとかぶりつけます。

 

 

2018年初めにイタリアンレストランとイタリアン・ブリティッシュのアラカルトレストランが2軒オープン。リッチモンド店のレストランはとても美味しいので、コベントガーデン店も期待大です。2軒のどちらのレストランから行ってみるか迷ってしまいそうです。

イギリスの夏のスーパーでは、「イチゴ、クリーム、シャンパン」とセットになっている棚を良く見かけます。

 

 

冷やしたシャンパンを飲みながら、イチゴに生クリームをかけたデザートを頂きます。ウィンブルドンの中継など、観客席で食べてるのをご覧になった方もいるのではないでしょうか。

 

 

今日は息子のお友達が食事に遊びに来たので、食後にイチゴを使ったデザートを。

 

 

材料はこちら。

イチゴ、生クリーム、メレンゲ.今日は美味しそうなラズベリーも。

 

器に全部もるだけで出来上がり。イートンメスです。

 

 

イートンメスはイギリスの名門パブリックスクールEtonから来ていて、

同じく名門校Harrowとのクリケット対抗戦で昔から出されたお菓子です。

メスはMess-グチャグチャなので、本来はきれいに盛りつけせずに、メレンゲもイチゴやクリームと共に潰して出されます。

 

メレンゲは今回は既製品を使いましたが、作っても簡単なのであっという間に出来て夏らしいデザートです。

イギリスはまだまだベリーの季節が続くので、イチゴ以外にも色々混ぜて楽しんでみようと思います。

ウィンブルドンも始まり、イギリスの初夏はピクニックと共に始まります。

 

 

フォートナム&メイソンの地下、食料品売り場に行くと、ピクニック用の飲み物や、既に保冷バッグにセットされたスナックやおつまみセットが売り出されていました。

 

 

 

もっと本格的に楽しもうと思うと、写真のようなバスケットにセットされたピクニックセットを持って行き、シャンパンやティー、オープンサンドイッチやサラダ、パイやなどをつまみながらのんびり午後中公園で過ごします。

 

 

 

お揃いのラグやフラスコが気分を盛り上げますね。

 

 

こちらはリュックサック型。ドリンクとちょっとしたスナックで、気軽にピクニック。

 

イギリスでのピクニックで何が良いかというと、夏は日が長く9時過ぎてもうっすら明るいのと、あとは蚊がいない事!です。一日中緑豊かな公園にいても蚊に刺されないのは涼しく湿気の無い国の特権でしょうか。そのかわり夏はとても短く、あっという間に公園でのんびり過ごせる陽気は終わってしまうのすが。。。

 

 

今年も短い夏を思いっきり楽しもうと思います。

イギリスで人気のハイストリートブランド、トップショップがこの春からオリジナルデザインのウェディングコレクションの販売を始めました。

 

 

イギリスでもジューンブライドは人気で、6月は式場もすぐにいっぱいになってしまいますが、実は6月のイギリスの天気はとても不安定。イギリスらしくガーデンウェディングをプランする方も多いので、最近は7、8月のサマーウェディングも人気です。

 

 

ウェディングドレスが5型、花嫁の付き添い人ブライドメイドのドレスが25型。アクセサリーや靴も揃います。

 

 

ウェディングドレスで£350〜£795 (日本円で約5万円から11万円)、靴も£79 (約1万1千円)とかなりリースナブル。

 

 

トラディショナルなウェディングをしっかりとお金をかけて挙げたい、と思う層はまだまだ多いですが、ウェディングにはお金をかけずに新婚旅行や新居にお金を掛けたい、という堅実派が増えているのも事実。

 

リーズナブルなドレスや小物でも、会場のデコレーションやケーキのデザインなどでクリエイティビティを発揮して、イングリッシュガーデンでカジュアルなウェディングもきっと可愛いパーティーになりそうだと、ドレスを見て思いました。

平日でもとても賑わう、ボンドストリートにある百貨店セルフリッジズ。

地下の一角に、鍵穴のあるブルーのドアと、ドアベルが下がっていました。

鍵を渡されてドアを空けて中に入ると。。。

 

 

突然外の音が遮られ、静かな鳥の鳴き声の中でハーブティーを作っている女性達。

 

 

これはセルフリッジズ百貨店と、メイフェアにあるイギリスのモダンな伝統工芸品を扱うギャラリーショップ、ニュークラフツメンがコラボレーションして行っているワークショップでした。

 

忙しい日常を忘れて、手を動かし五感を使ってあなたの「場所(家)」を作りましょう、というコンセプトです。

 

この日はハーブティーメイキング。

 

 

沢山のハーブの中から自分で選んでミックスして、

 

 

予め用意してあった木綿の布に包み、

 

 

作家さんが作ったグラスで、たった今自分が作ったミックスのハーブティーを頂きました。私はハイビスカスを入れたので、赤くきれいな色が出ました。

 

 

なんてことはなく、とてもシンプルなワークショップですが、

照明を落とし音も遮った静かな空間で、作家さんの話しを聞きながらハーブティーを頂くのはとてもリラックス出来て、急いで買物を済ませて帰ろうと慌ただしくしていたところで、気持ちの切り替えが出来てリフレッシュ出来ました。


 

 

その他にも参加型のワークショップがいくつかあり、若手クラフト作家の活動を知るにもとても良いきっかけになりました。

 

 

クラフト作品はけして安価なものではなく、生産にも時間を要するの消費社会とは真逆をいく世界ですが、人の手によってしっかりと作られたものは長く大事に使いたいと思わせてくれます。セルフリッジズのような大きな百貨店がこういったコラボレーションに協力することは、とても興味深いことだと思いました。