内閣委員会で質問に立ちました。ユニバーサル、インクルーシブをテーマに、デフリンピック、手話言語版国歌、AIスーツケース、アクセシブルデザイン、マイナ保険証の「目視モード」、ミライロID、合理的配慮などについて質問しました。

動画もご覧下さい。

 



昨日の国際協力調査会のヒアリング。「日本でいちばん大切にしたい会社」に選ばれた会宝産業株式会社さんから自動車リサイクルシステムという静脈産業についてお話をうかがいました。ケニアでは放置されている自動車をリサイクルする調査・技術実習を通じて合弁会社を設立、ナイジェリアでは、BoP層が参画する環境配慮型の自動車リサイクルバリューチェーンの構築、ブラジルやマレーシアでも使用済み車両リサイクルプロジェクトの実装と、90カ国でゴミを資源に変える取り組みを進めています。

高い技術を持っている中小企業と連携、教育訓練等を通じオールジャパンで各国で持続可能な社会を作っていくことを目指す、という大きなビジョンを共有しました。

つづいて「資源の絆」について。民間企業との関係を構築し、28カ国から200名を日本へ招いて博士号の取得や日鉄鉱業株式会社等でインターンシップを提供、母国で鉱山・戦略資源省の局長等のポストで活躍する方を誕生させています。資源を確保する中国の存在が急拡大する中、相手国政府に親日派、知日派がいる、ということは大きな意味があります。EVバッテリーメタルなどの需要が高まり、ザンビア(銅・コバルど)など産出国との連携は必須で、日本、日本企業の探鉱活動に貢献してくれる人材の育成は重要です。

今日は国際協力調査会・国際保健から国益と国際益を考えるPTを開催。「グローバルヘルスに民間資金を呼び込むエコシステムとは」というテーマで渋澤健シブサワ・アンド・カンパニーCEOからお話をうかがいました。グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブ(トリプルI、Triple I for Global Health)の参加機関は世界的な関心を集め現時点では65機関にまでなっています。ファースト・ロス、カントリー・リスクなど「質」の開発支援、短期的な損失(Jカーブ)に過度に反応しないコミットメントについての提案も頂きました。インパクトという概念は賛同されやすいものの、測定を通じて何を成果として示していけるのか、インパクト投資のベストプラクティスを各国から集める作業も進められていきます。また、オファー型開発にあたっては、プロジェクトマネジャーを置き「海水淡水化プラント」「健康栄養プロジェクト」「現地生産・再生可能エネルギープロジェクト」といったファイナンス・設計・調達・施工・運営などを官民連携でパッケージ化することも大事になってくるとの指摘をいただきました。

続いて、SORA Technology株式会社金子洋介CEOから日本のテクノロジーを公衆衛生に活かすドローンのテクノロジーの話をご紹介頂きました。「宙(SORA)から人の生き方に変革を」とミッションを掲げ、「リアリティとスピード」をバリューに置く会社です。現在マラリア対策として行われているもののうち、室内のスプレーと蚊帳が99%であり、ボウフラ対策が不十分であることから、感染者数が増えているのが実態、とのこと。大量に環境負荷の高い薬剤を撒くことはできないため、ボウフラがいる水たまり(全体の3割程度)をAIでリスク分類し散布量を70%削減したサービスを提供しています。リスクを取ってでも実装をするフィールドがあるのがグローバルサウスです。一方で、ニーズがあっても支払う人がいなければまわりませんので、最初の一歩を後押しする国際ドナーがいることも、スタートアップが成功する秘訣となりそうです。人的コネクションを作る、グローバルドナーを巻き込み日本がイニシアティブを取るといったことも戦略的に考えていきます。


広報本部の平井本部長の記者会見に同席し、ネットメディア局長として、1 分動画や「やさしい政策」等取り組みについて記者のみなさんへご報告しました。

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