最近、エレーヌ・グリモー著「幸せのレッスン」を読みました
久しぶりに音楽家の感性に触れて、懐かしさを感じました。
私がピアノを習っていた時代は、
日本のピアノ教育は、先生の言う通りにすることが良いことでした。それによって、自立できずいつまでも先生のレッスンを受けないと弾けない人が多かった。
パリに行き、本場の音楽教育を受けたときに、日本から来た人たちは不安を覚えます。
なぜか?というと、日本での教育の仕方と違い、先生は生徒の音楽を引き出す手助けをし、答えを見つけるのは生徒自身で、先生の猿真似ではないからです。
自分がどうしたいか?を常に尊重してくれるので、従順な優等生は戸惑います。
私のレッスンでは
最終的に生徒さん自身が、自分で楽譜を見て弾けるようになることを目指しています。
基礎はつまらないかもしれませんが、
初歩の段階で、好きな曲ばかりやっていると、大人になって趣味でピアノが弾きたくなっても苦労をし、レッスンを受けないと新しい曲が弾けなくなります。
日本とフランスでは、大きく文化が違うので、自立と自由と奔放の認識にずれがあります。日本では、決められたことを決められたとおりに、皆と同じにする文化なので、それが音楽をしにくくする部分かな?と感じることがあります。
レッスンに通ってくれた方々が、自分で楽譜を読みピアノを楽しめるように出来たらと、それが厳しい、冷たいと感じられても、生徒さんの糧になればと思ってます。
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