古い古い写真です
1972年
パリから汽車でツール市へ
ロワール渓谷の古城を訪れた日
シュノンソー城
 
サッシェ城は
バルザックが「人間喜劇」を書いた場所として有名
バルザック記念館になっている
 

 

 
断捨離とは
欲を 断ち
欲を 捨て
欲から 離れること
 
玄関に積み上げられた
 ビニール袋
 
どんどん増えて
ゴミの山
袋の中は
着物の端切れ
帯の端切れ
布がいっぱい
 
古い着物を解いて
リメイクだ!
母の遺した着物👘を元に
夢は膨らんだ
着物を解いて 丁寧に洗う
高級な絹は輝きをまし
さらに夢は膨らむ
どんどん古い着物👘を探し求め
ミシンを動かし
作業に 勤しんだ時間 
楽しかった!
しかし
お楽しみは長くは続かない
残り物の端切ればかり
山のように溜まり
タンス引き出しが ギュウギュウ詰めに
宝の山は ボロの山に
残ったのは
夢の実現ではなく
欲のかたまり
ビニール袋のひとつひとつが
自分の欲のかたまりに 
見えた時
 
断捨離します!
欲を断ち
欲を捨て
欲から離れます!
 
 
 
古い写真がでてきました!
1980年
ハイデルベルク滞在中
ハンガリーの友人を訪ねる旅の途中
ウィーンで下車
ウィーンを観光をした思い出
ウィーン美術史美術館の
長い階段を上ると
 

中央に

フェルメールの絵が
飾ってありました!
 
 
「絵画芸術」です
90年代の日本での熱狂的なフェルメール人気は
当時はまだ先の話
人気の少ない重厚な美術館のなかで
静謐なフェルメールの絵は
ひっそり静かに
飾られていました
 
 
古い写真がでてきました
1995 年1月19日の日付が読みとれます
阪神大震災直後の我が家
倒れた家具から危機一髪
ありがたいことに 家族全員無事だった
しかし
中古で購入した古い家は
丘の上の無防備な盛り土の上に
安普請で建てられ
あっけなく傾き ガタガタに
あの日から半年の間は 何が起こったか
いろいろ ありすぎて
未だにうまく語れない
語りたくない出来事も起った
捨てる神あれば拾う神あり
大混乱のなか
夫の友人の会社京都パナホームが 再建支援に駆けつけてくれ
あれよあれよという間に
家を再建する運びに

二重ローンという負担をかかえることになった

とはいえ

それでも

家を再建して

生きていこうと再出発を願った

まだ若かったあの日の記憶が
二枚の写真から蘇った!
 
 

古い写真がでてきました

ハイデルベルク城をバックに

記念撮影

 

 

ネッカー川に建つ
アルテブリュッケの真ん中で
 
夫の赴任先のハイデルベルクで1年間暮らした思い出