クラームゾルフは、赤ちゃん誕生後に自宅を訪問し、母子の健康を見守りケアを行うオランダ特有の制度です。私は日本で9年間外科系病棟の看護師として勤務した後1998年からオランダでクラームゾルフに従事しています。ブログでは、仕事や日常について綴っています。
皆様こんにちは😃こちらは時々晴れ間が見える曇り空。20度くらいまで上がるようです🌤️仕事でアムステルダム方面へ。車窓には見慣れた風景が広がっています。今日は国鉄スキッポール駅を経由して行きます。数日前、次女が一緒にご飯しようと訪ねてきてくれたので、一緒に食べました。イカとエビをSligroで買ってあったので、シーフードパスタ🍝を作りました。にんじんサラダ🥗も添えて。今回はいつものレモンをライムに変えてみました。おいしかったです。ルカはちょっと前に次女がトリミングしてくれてスッキリ。我が家の西向き玄関の目の前に、この時期になるときれいな花をつけてくれるGoudenregen(金の雨/黄花藤/キングサリ)が咲いています。鮮やかな黄色の花が房状に垂れ下がる、美しい落葉低木です。紫色の藤もきれいですが、このキングサリも好きなお花の一つです✨スキッポールのバス停。呼び込みタクシーの声がイヤホン越しに、あちこちから聞こえます。うるさ〜い😑オフィシャルな位置で待機している静かなタクシーを選びましょう🚕👌それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
May 15, 2025
皆様こんにちは😃母の日でしたね。どのように過ごされましたか?私は娘は仕事だったので、メッセージを受け取りましたが、特に何もせずに事務仕事などをして過ごしました。母にはFaceTimeして話しましたが、やはり直に会いたいですですね🥲さて、昨年末に普通車Bの学科試験に受かってから本格的に車の教習を受けていますが、、仕事が入ると間が空き、ちょっと遅れをとっています。。。日本で免許を合宿で取っただけで、運転経験は皆無に等しい私。試乗レッスン後に20時間で良いと言われましたが、念のため30時間分を購入しました。それでもあっという間に終わってしまうと思っていたのになかなか消化できません。。。でもマイペースで頑張っています🙂最近、試験のルートの例がいくつか上がっているExamenroutesというサイトを見つけました。€30ほどで購入しました。永久に見続けられるのではなくて有効期間は6ヶ月間だそうです。こちらです⤵︎⤵︎CBR examenroutes | Slaag voor je praktijk | examen-route.nlBekijk CBR examenroutes in jouw stad. We rijden langs de punten waar veel leerlingen op zakken. Geen zorgen, je kent de verkeerssituaties.www.examen-route.nl高かったけれど、動画で走っている試験用ルート(あくまでも一例ですが)とその地図付きっていうのが気に入っています。Youtubeでも「試験用のルートを走る」動画を見ることが好きで時々見ています。一度、Youtubeでインストラクターが走行しているルートをGoogleマップ上で辿ってみたことありますが、時間かかり大変でした😅娘に話したら「そこまでやる?」と呆れられました。😂こういった試験用ルート例には試験官が見るポイントが全て入っているので、ある程度勉強になります。何かないかな〜と探していました。このExamenroutesにあるルートは、Googleマップで作成できますが、、そのルートを元にナビとしては直接使えないので、、、そこで、教習で走ったルートを保存するのに利用しているKomootに入れることにしました。とはいえ、もとのフォーマットでは直接使えないので、まずルートをGPXに変換(GPS対応ナビ用ファイルに変える) 。その後パソコンにそのファイルを一度保存してから、Komootにアップロードという、、、ちょっとした地道な作業が必要になります。ちなみにKomootは自転車やハイキング向けのアプリなので、車のナビには向いていないようです。しかもナビとして使う場合は有料プランが必要になります。で、あれこれ探してたら、OsmAndというアプリを見つけました。車のナビゲーションにも対応していてなかなか使いやすそうです。これもGPXに変換したファイルのインポートが必要ですが,いくつか入れることはできました。1ヶ月のサブスク(€3ほど)を購入してみました。今度娘にお願いして、実際にルートをたどってもらおうと思います😃はやくオランダの自転車免許取りたいな🥹ルカと湖へ泳ぐことが好きなルカは湖の近くに来ると、すぐに嬉しそうに走っていきます。それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
May 11, 2025
皆様こんにちは😊 2025年4月に日本助産学会に向けて、オランダでの妊娠出産にまつわる保険のこと費用のこと、また助産師の活動ややクラームゾルフ制度について講演させていただく機会をいただきました。『日本助産学会での発表をきっかけに★オランダ妊娠出産に関する制度の連載始めます』皆様こんにちは😃 今日は曇りの我が地方。雨も降りそうな湿気を感じますが、外では元気に遊ぶ子どもたちの声、その声がおさまるとKoolmees(ヨーロッパシ…ameblo.jpこの貴重な体験をもとに、皆さまにもわかりやすくお伝えしたいと思い、10回の連載を始めました。今回は、その最終回。オランダの出産や育児支援において大切にされている「選ぶ力(keuzevrijheid)」と、妊婦さんやママを支える“心のケア”についてお話ししたいと思います。 🌷 「自分で選ぶ」という前提がある社会 オランダでは、出産や育児に限らず、「自分で選ぶ」ということが生活の根幹にあります。妊娠・出産に関しても、たとえば次のような選択肢が当たり前のように用意されています: - 自宅出産か病院出産かを、自分の意思で決められる- 助産師によるケアか、医師を中心としたケアかを選べる- 陣痛時に痛み止め(麻酔)- 出産後のケアをどのように受けたいか(例:クラームゾルフの時間や範囲)医療的な判断が必要な場合は専門職が導きますが、「本人の希望を尊重する」という姿勢が全体に一貫しています。 とはいえ、実際にはその通りにいかないこともありますけどね。。。医療現場では、様々な事情で、どうしても病院側の“システム”や“判断”の流れに乗ってしまうこともあります。それでも「自分はどう産みたいのか」「どんなふうに迎えたいのか」と声に出して希望を伝えられることは、妊婦さんにとっては前向きな気持ちにつながると感じます。❤️ 心のケアが文化に根づいている もうひとつの特徴は、心理的サポートがとても身近にあるということです。 - 妊娠中・出産後の不安や気分の落ち込みに対して、助産師やクラームゾルフ提供者が早い段階で気づき、声をかけます- 地域の保健師(JGZ)や家庭医(huisarts)にも、メンタルの相談が気軽にできます- オランダでは、カウンセリングを受けることに対する社会的な抵抗感がほとんどありません 「助けて」と言えること、「弱さ」を話せる環境があることが、ケアの継続性を支えています。 🪷 産み方・生き方・終わり方まで「選べる」社会オランダに長く住んでいて感じるのは、「どんなふうに産むか」だけでなく、「どんなふうに生きたいか」「人生の終わりをどう迎えるか」に至るまで、“選択肢を持つ”という価値観が深く根づいていることです。 誰かに決められるのではなく、自分の気持ちに耳を傾け、必要があれば周囲の支えを受けながら選んでいく——。 それはとても芯のあるケアのあり方だと感じています。 🌼 まとめ この連載では、オランダの出産・子育てにまつわる制度や実情、そしてケアの現場で感じたことをお届けしてきました。 最後にお伝えしたいのは、「正解」は一つではないということ。だからこそ、統一されたシステムの中にあっても、自分の「選ぶ力」を大切にできること、そしてその選択を支えてくれる社会であることが、出産や育児においてとても大切だと実感しています。シリーズは今日で終わりです。ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました😊🌷🌷🌷🌷🌷🌷最近のルカ🐶それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
May 09, 2025
こんにちは😊今回は、「クラームゾルフを行う中で心に残った場面」というテーマで、いくつかの小さなエピソードをご紹介したいと思います。パパやママとのエピソードも心に残るものがたくさんありますが、ケアの現場では医療的な指導や実際的な支援が中心になるため、この場では少し控えることにしました。その代わりに、読んでくださる方にもほっとしていただけるような、“上のお子さん”たちとのほっこりしたやりとりを中心にお話ししていきますね。 クラームゾルフのケアは、赤ちゃんとお母さんだけに向けられるものではありません。家族全体、とくに小さなきょうだいにとっても、赤ちゃんの誕生は大きな出来事です。新しい環境にとまどいながらも、お兄ちゃん・お姉ちゃんになっていく過程に、私たちケア提供者がそっと寄り添えることも、この仕事の醍醐味だと感じています。 🧡何度も「ありがとう」と言ってくれたお兄ちゃん ある日、4歳くらいのお兄ちゃんがいるご家庭に伺いました。 出産を経て家族の中で「赤ちゃんが主役」になっていく中、お兄ちゃん自身にも“あなたもとても大切だよ”という気持ちを伝えたくて、ケア終了近くに心ばかりの小さなプレゼントをお渡ししたんです。 私は、「ありがとう」という言葉をお子さんたちが発することは、時には難しいことを知っているので、言われなくても受け取っていただけるだけで十分嬉しいと感じています。 ですがそのお子さんは、親御さんの前で「ありがとう」と言ってくれました。さらに、遊びの途中にもふと立ち止まり、目を見て「みほさん、ありがとう」と帰り際にもまた、「すごく良いものをありがとう」と、何度も。 親御さんのそばで見せる顔と、自分だけの言葉で伝えてくれる気持ち。そのやさしさに触れて、胸の奥があたたかくなったのを今でも覚えています。 小さな家族の一員が、少しずつ「お兄ちゃん」になっていく姿を見守れることも、クラームゾルフの静かな喜びのひとつです。 🌸 折り紙で才能を見せてくれたお姉ちゃん あるご家庭では、ちょっとシャイなお姉ちゃんがいました。話しかけてもなかなか言葉が返ってこず、私はどう関わっていこうかな……と思っていたのですが、そんなとき、テーブルの上に折り紙と折り紙の本が置いてあって——私は思いました。「これ、チャンスかもしれない」って。 作ってあげて喜んでもらおうと本を開いて「どれを作ろうか?」と聞くと、その子は恥ずかしそうに、声は出さず、でも迷いなく“花”のページを指さしました。 私は張り切って作り始めたものの……これがなかなか難しい。。。😅すると、横でただ私の手を眺めていたその子が、突然自分で折り紙を取り、手を動かし始めたんです。しかもどんどん形になっていって—— 「えっ??すご……」私はもう完全に金魚状態。🐡 出来上がった、見事なお花を手に、その子はすっと立ち上がって階段をトントンと上がっていき、「おかあさーん!お花つくったよー!」と、誇らしげな声。 もちろん、私には振り返りもせず笑笑笑でも、それでいいんです😂あのときの集中したまなざし、誇らしげな後ろ姿は、今でも心に残っています。😊🛁 「それ、美穂さんでしょ〜」と見抜いた弟くん 沐浴の時間には、よく上のお子さんにも“お手伝い”をしてもらいます。 足を優しく洗ってもらいながら、私は赤ちゃんに「お姉ちゃんが洗ってくれて気持ちいいね〜?」と話しかけます。そして、赤ちゃんの代わりに「うん」って声を変え赤ちゃんが言っているように返してあげると、上のお子さんが喜び、場の空気がふっと和みます。 ある日、そんなふうに声をかけていたら、4歳くらいのお兄ちゃんがニヤッとしてひとこと。 「それ、美穂さんが言ってるでしょ〜」——バレた!😆一瞬ひやっとしましたが、「そんなことないよ〜」と笑って返すとその場が思わず笑いに包まれたのを覚えています。 🌿 まとめ 赤ちゃんが生まれることで、家庭環境は明らかに変わっていきます。妹や弟が生まれたお子様たちは少しずつ「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になっていきます。 戸惑い、誇らしさ、やきもち、小さなやさしさ——そのどれもが大切な成長の一歩であり、家族の物語の一部です。 そんな瞬間に立ち会えることは、クラームゾルフという仕事を通じて得られる、かけがえのない喜びだと感じています。 次回はオランダの出産にある「選ぶ力」と心のケア」をテーマにお届けします😊 オランダでは産み方だけに限らず、生き方、終わり方まで、自分の意思で選ぶことが可能です。また、オランダはカウンセリングが充実しています。こんなことを中心にまとめたいと思います。🌷🌷🌷🌷🌷先日お世話させていただいた方が大きくなられたお子様と一緒に遊びにきてくださいました。ルカとも遊んでくださり、楽しい時間を過ごしました。実は昨日子どもの日は私の誕生日でした。仕事が入っているのでお祝いモードではありませんが次女が良質なステーキを買ってきてくれて焼いてくれました。ほうれん草、かぼちゃやひよこ豆、いろんなPitten(種)が入っている次女特製のサラダも。炭水化物はなし。最近次女も私もダイエット中です✨おいしかったです。😊それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
May 06, 2025
こんにちは😊 10回の連載を始めましたが、第6回から、最初の予定を変更したことをお伝えするのを忘れておりました。申し訳ありません。。。💦前後してしまいましたが、今回は、オランダで自宅出産が今もなお広く選ばれている背景とその実情について、歴史的な流れや制度的な特徴も交えてご紹介しますね。🏠 なぜ自宅出産が選ばれてきたの? オランダでは、欧州の中でも特に「自宅出産」が長く一般的な選択肢として根付いてきました。その背景には、20世紀初頭から続く地域密着型の助産ケアの伝統があります。第二次世界大戦後、医療の近代化が進んだ欧州諸国の多くでは、出産が病院で行われるのが主流になりました。しかしオランダでは、「出産は基本的に正常な生理現象である」という考え方のもと、医療介入を最小限に抑え、家庭での出産が尊重されてきたのです。 🧑⚕️ 助産師制度の強さが支える自宅出産 オランダには独立した資格を持つ「助産師(verloskundige)」が存在し、妊娠から出産、産後のケアまでを一貫して地域で支えています。 彼女たちは、「医療介入が不要な正常妊娠を担当し、必要があればすみやかに病院の産科医へ紹介する」というシステムが整っています。この「信頼に基づいた分業体制」こそが、自宅出産を安全に保つ柱となっています。 📈 実際どのくらいの人が自宅出産を選んでいるの? 第二次世界大戦後から現在にかけて自宅出産の割合は大きく変化しています。1965年には60%を超えていましたが、1990年代には30%ほどに、2007〜2010年には23%、近年の選択肢の多様化や高齢出産の増加、リスク管理の考え方の変化により、現在では全出産の約13〜14%と減少しています。 それでも、この割合が依然として他国と比べて高いのは、自宅出産が安全に行えるよう制度的に整えられていることが、その背景にあるといえるでしょう。🔍 実際の流れと支援体制 - 妊娠期間中、助産師による定期的なチェックを受けながら、自宅出産の可否を慎重に判断します。 - 出産当日は助産師が必要な道具を持参し、家庭での分娩をサポート。- 出産時には、クラームゾルフの出産アシスタントが必要になりますので、時間を見計らって助産師が依頼者の担当のクラームゾルフ提供者に連絡します。 - 出産後は、クラームゾルフ提供者がそのまま残り、母子の健康管理や授乳サポートを行います。また、出産に使用したベッドや器具類の片付けなど、家庭の環境を整えるサポートも行います。 このように、助産師とクラームゾルフがチームとなって、自宅出産とその後の育児をしっかり支えているのです。 🌿 まとめ オランダの自宅出産は、長い歴史と制度的な支え、そして地域に根ざした助産師の存在によって成り立っています。家庭での穏やかな出産を望む人々にとって、安心して選べる選択肢として、今も重要な役割を果たしています。 次回は「クラームゾルフを行う中で心に残った場面」というテーマでお届けします。元々の予定だったクラームゾルフの制度やしくみについては第6回でまとめて記したため、実際のケアでの小さなエピソードを私自身の言葉で綴ってみたいと思います。🌷🌷🌷🌷🌷🌷庭の藤🪴今年は綺麗に咲いています。ルカ最近のルカは大きいワンちゃんがいたら避けようと試みますが、避けられないとわかったらじっとして、襲われない彼なりの対応をしますそれではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
May 03, 2025
こんにちは😊 連載第7回では、オランダでの出産・育児支援における「家族中心ケア」の考え方について、日本との違いにも触れながらご紹介していきますね。👨👩👧👦 オランダの出産ケアは「家族全体」が主役 オランダの出産や育児支援の特徴は、「赤ちゃんとお母さん」だけではなく、「家族全体」を支えるという視点が非常に強いことです。 たとえば: - 出産に立ち会うパートナーの存在が自然と受け入れられており、準備段階から積極的に関わることが多い - 出産後、母子どちらかの健康状態によって入院が必要な場合、パートナーも一緒に入院することができる(ほとんどの状況で保険がカバー) - 産後ケア(クラームゾルフ)では、パートナーへのアドバイスや他の家族への支援も行われる生活の場、育児の舞台となる自宅で過ごす"最初の1週間"がとても大切にされています。ケアの現場でも、「この家族にとって今何が必要か?」という視点でアプローチするため、支援の内容も家庭ごとに柔軟に変わってきます。 🎯 日本との違いは? オランダの家族中心ケアを見ていると、いくつかの点で日本との違いを感じることがあります。 たとえば:- オランダでは出産後の入院が比較的短く、自宅でのケアにすぐに移行するため、パートナーが育児に関わるタイミングも自然と早くなります。 - また、全国的に同じような仕組みでクラームゾルフ(産後ケア)が提供されているため、どの家庭も一定のサポートを受けやすい環境があります。 - さらに、育児をお母さん一人が担うという前提ではなく、「家族みんなで育てる」という意識が社会の中に根づいているように感じます。 もちろん、日本の良いところもたくさんありますし、制度設計や文化的な背景は国によってさまざまですが、こうしたオランダの仕組みや価値観から学べることも多いかもしれません。🧡 "誰かがそばにいる"ことの安心感 オランダでは、「育児は家族みんなで支え合うもの」という考え方が、ごく自然なかたちで社会に根づいています。 出産後も家族は共に過ごすことが当たり前で、助産師やクラームゾルフといった専門職がそのそばで支え続けます。お母さんは少しずつ安心を取り戻し、そんなお母さんを見て家族も安心します。そんな中、赤ちゃんは家族のやわらかいまなざしを浴びながら育っていくのです。 無理をせず、頑張りすぎず、家族みんなで赤ちゃんを迎えられること——それが、この国の出産ケアの土台にあると感じます。 🌿 まとめ オランダの家族中心ケアは、「母と子を大切にしながら、家族みんなで子育てを支える」という考え方が、ごく自然に根づいています。 それは特別なことではなく、日々の暮らしやケアの場面の中で、当たり前のように育まれているものです。 次回は「自宅出産が選ばれる理由と実情」について、引き続きご紹介していきますね😊🌷🌷🌷🌷🌷🌷時々仕事の合間を縫って教習を受けています。オランダの教え方は厳しいけれど、丁寧な感じ。先日の教習ではバック駐車でした。一応指導通りにしたら一回でできたんですが、ちょっと斜めになってしまって、「あ〜だめだ〜!」って口に出したら「なんで?」と言われました。どうやらちょっとズレててもOKらしいです🙆♀️😅実は、私が一番苦労してるのは、視界の悪い曲がり角などで車を止めないでゆっくり進むっていう作業。😓もしかしたら出くわすかもしれない状況をいろいろと想像しすぎちゃってつい止まってしまいます。😰教習は楽しいので、マイペースで頑張りたいと思います♪それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
皆さまこんにちは😊 連載第6回では、オランダの産後ケア「クラームゾルフ(kraamzorg)」について、私自身の現場経験も交えながらご紹介していきますね。クラームゾルフとは、出産直後の母子に対して行われる短期集中型の産後ケアサービスで、オランダの出産文化の大きな特徴のひとつです。専門のクラームゾルフ提供者(Kraamverzorgster)が自宅を訪問し、赤ちゃんとお母さんのケアを行いながら、家族全体をサポートします。クラームゾルフの基本的な内容 クラームゾルフの提供内容は以下のようなものが中心です: - 赤ちゃんの健康状態の観察(バイタル、黄疸、体重、授乳の様子など)- お母さんの回復状況の観察(バイタル、出血、会陰の様子、子宮の戻りなど)- 授乳や育児のサポート(母乳育児の相談、哺乳の指導など)- 家族への助言(兄姉がいる場合の対応や家事の工夫など)- 産褥期体操のアドバイス- 家の中の安全についてのアドバイス- 衛生管理(ミルクを作る必要がある場合は消毒、母子のシーツ交換など)- その他、ご家庭の状況に応じたサポート 必要に応じて助産師や医師、GGD(JGZ)との連携を取りながら、母子が安心して過ごせるように見守ります。オランダでは、個々の状況に合わせて柔軟に対応することが重視されており、産後に問題があれば助産師とクラームゾルフ提供者が相談しながら、そのご家庭にとってベストな解決策を一緒に見つけていくという形がよく取られます。⏰ ケア時間と日数の目安 クラームゾルフは出産後、通常**8日間**提供されます(出産日を1日目として数えます)。 提供時間の目安は以下のとおりです: - 国で定められている基本的な提供時間は、49時間(8日間) - 医療的理由がある場合や双子育児などでは、延長も80時間/10日目まで可能 自治体や保険内容に応じて若干の違いはありますが、基本的にはすべての家庭が対象です。 🤱 精神的なサポートの役割 実はクラームゾルフが果たしているのは、身体的なケアだけではありません。 - 慣れない育児への不安- 体の痛みへの不安- 母乳が出ない焦り- 家族関係の変化への戸惑い こうした悩みを話せる相手が、毎日数時間でもそばにいることは、精神的な安定につながります。 私自身、ケア中にママがふと涙をこぼす場面に立ち会うこともあります。そんなときに、ただそっと「話を聞く」ことが、どれだけ心の支えになるかを日々実感しています。 ✨ 家族まるごと支えるケア クラームゾルフでは、「お母さんと赤ちゃん」だけでなく、「家族まるごと」をサポートします。 - パートナーにも沐浴やおむつ替えを一緒に体験してもらったり- 上の子に絵本を読んであげたり- 洗濯や軽い食事の支度を手伝ったり 特別なことではないけれど、「誰かが気にかけてくれている」と感じられるとホッとするものです。クラームゾルフは、まさにそんな気持ちも実感していただけるケアです。 🎓 クラームゾルフ提供者の資格と更新制度 クラームゾルフを提供するには、専門の職業教育(MBOレベル3)を修了し、資格を取得する必要があります。その後も、知識や実技スキルの維持・向上のため、KCKZ(Kenniscentrum Kraamzorg)という資格とその質を管理をする専門機関を通じて定期的な研修と評価が義務づけられています。 研修内容には、新生児や母体のリスクへの対応、応急処置・心肺蘇生法(EHBO & Reanimatie)、WHOの母乳育児ガイドラインに関する専門的な理解の強化、家庭内環境におけるリスクの早期発見と対応、医療技術の向上(Verpleegtechnische vaardigheden)、最新の育児ガイドラインの習得などが含まれます。 これらの研修は、原則として4年ごとの更新時までに履修することが求められていて、ケア提供者は常に最新の情報と技術をもって活動しています。ちなみに履修を怠るとクラームゾルフの資格は消失します。💦なので助産師同様にクラームゾルフ提供者も更新のために皆必死なんです😰こうした学びの積み重ねが、クラームゾルフの質の高いケアを支えているのです。☀️ まとめ クラームゾルフは、単なる産後の“お手伝い”ではなく、医学的視点・生活の知恵・心のケアのすべてを含んだ、「健康的な育児のスタート」を支えるオランダ独自の仕組みです。 産後の家族が安心して新しい生活に慣れていけるように、そして「大丈夫」という実感を持てるように、クラームゾルフの提供者はそっと寄り添います。 次回は「日本との違い?家族と赤ちゃん中心のケアとは」というテーマでお届けしますね😊ほうれん草とフェタチーズ入りライスサラダと鶏胸肉のソテー20〜25℃の暖かい日が続いています。こんな気候になると地中海料理が恋しくなります。これはオランダのサイトで見つけたそれっぽい料理。味付けはレモン、オリーブオイル、塩胡椒だけ。おいしかったです。✨ルカ数日前、湖まで長時間散歩の後のルカ🐶デス。それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
May 01, 2025
皆様こんにちは😊 連載第5回は、オランダでの「助産師の役割」について。妊娠がわかったときから出産・産後まで、どんなふうに医療と連携しながら関わってくれるのか、ご紹介していきますね。 オランダでは、妊娠が分かった段階からすぐに助産師(verloskundige)のケアが始まります。助産師は妊婦さんやご家族にとって、家族同様、なんでも話せるとても身近で頼もしい存在。妊娠中の健診から出産、さらには産後まで、ずっと寄り添ってくれる大切なパートナーです。 🎓 助産師の教育と専門性 オランダの助産師は、大学レベルの助産師養成プログラム(HBO Verloskunde)を修了した第一線の医療提供者(eerstelijns zorgverlener)です。日本とは違って、医学的なリスクがない場合は、医師の介入なしに妊娠・出産・産後までのケアを助産師が一貫して行います。実習と理論をバランスよく学べるカリキュラムで、卒業後には自立して妊婦さんを管理できるスキルが身につくように設計されています。そのため、オランダでは助産師は「出産をお手伝いする人」というイメージにとどまらず、「妊娠期を支える専門家」として社会的な信頼もとても高いんです。助産師は国家資格保持者であり、BIG登録(Beroepen in de Individuele Gezondheidszorg)という医療職登録制度で登録・管理されています。さらに、KNOV(オランダ王立助産師協会)は、助産師に対して定期的な継続教育と実務研修の実施を義務づけており、資格の維持と最新の知識・技術の習得が求められています。5年ごとに200時間以上の専門能力向上のための研修を受ける必要があり、多くの助産師たちは通常業務の合間をぬって、この要件を満たすべく努力を重ねているのです。全ては依頼者のためにつながる、大切な更新ですので皆必死です。こうした制度があるからこそ、妊婦さんは常に最新の医療的知見に基づいたケアを安心して受けられるようになっています。🧑⚕️ 助産師による妊娠中のケア 妊娠がわかると、地域の助産師クリニックに連絡して、妊婦健診がスタートします。 - 定期的な健診(エコー、血圧、子宮底長など)- 不安や質問への丁寧なサポート- 出産プラン(geboorteplan)の相談や希望の確認 何も問題がなければ、助産師がそのまま出産までケアを継続します。もし医学的なリスクが見つかった場合は、産婦人科医と連携してケアを進めていくという体制が整っています。 🤝 医療との連携体制(Verloskundig Samenwerkingsverband) オランダでは、地域ごとに"VSV(Verloskundig Samenwerkingsverband)"という周産期連携体制があり、妊婦さんと赤ちゃんを支えるために、助産師・産婦人科医・小児科医・クラームゾルフ提供者などの医療的な専門職たちがネットワークをつくって協力しています。この仕組みがあるおかげで、たとえば出産中に何か異変が起きたときも、助産師がすぐに病院と連携し、必要な医療につなげることができます。妊娠から出産、そして産後の記録はデジタルで管理され、関係する医療者が必要に応じて情報を共有できるようになっています。 私自身も、紹介を通じてさまざまな助産師さんや医療者と連携しながら、いくつかのVSVの活動に関わらせていただいています。 🍼 出産直後の助産師ケア 出産後には、助産師が1〜2回ほど自宅を訪問して、ママと赤ちゃんの健康チェックを行います。 これは「様子を見に来る」だけではなく、体調の確認や必要な処置も含まれた、いわば“往診”のようなものです。(ちなみに、オランダの助産師は看護師とは別の専門職で、医療提供者として独立した立場なんです) 実際の現場では、クラームゾルフ(産後ケア)のスタッフが以下のようなことを観察・記録し、それを助産師に報告することで連携が取られています。 - 出血の状態や子宮の戻り具合、会陰の回復状況など- 赤ちゃんの黄疸、体重、授乳の様子 他、細かい観察事項はいろいろありますが、必要があれば、報告を受けた助産師が産科医や小児科医に連携を取ってくれる体制がしっかり整っています。 ——————-★助産師クリニックで健診を受ける方は、助産師さんとの信頼関係が良いお産に繋がるといっても過言ではありません。是非ご自身の言葉で勇気を持って助産師と向き合い、信頼関係を築き上げていってくださいね。🌸 まとめ オランダの助産師は、妊娠・出産・産後を通じて、妊婦さんとご家族をしっかり支えてくれる頼もしい存在です。 そして、万が一医学的な問題が生じた場合にも、スムーズに病院と連携できる体制が地域に整っているため、安心して妊娠期を過ごすことができるんです。 次回は、「クラームゾルフ(産後ケア)の現場から〜どんなサポートがあるの?」というテーマで、私自身の経験も交えてご紹介していきますね😊 🌷🌷🌷🌷🌷先日友人とRijksmuseumに行ってきました✨アメリカン・フォトグラフィーの展示会も同時に開催されており、黒人女性を被写体にした作品で知られるキャリー・メイ・ウィームスさんの作品もいくつか展示されていました。今回展示されていたのは、BLM(ブラック・ライブズ・マター)運動に居合わせた際、現場に殴り書きされた言葉が警察によって上塗りされ、消されていく様子に芸術性を感じて撮影された作品だそうです。一見すると絵画のように見えるのですが、すべて写真であるという点がとても興味深く、思わず見入ってしまいました。友人のイチオシ抹茶と北海道ミルクのソフトクリーム🍦めちゃくちゃおいしかったです✨😋お花が開くようなシャンデリア。友人が案内してくれました😃それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
April 30, 2025
皆さんこんにちは😊 僭越ながら2025年4月に日本助産学会に向けて、オランダでの妊娠出産にまつわる保険のこと費用のこと、また助産師の活動ややクラームゾルフ制度について講演させていただく機会をいただきました。『日本助産学会での発表をきっかけに★オランダ妊娠出産に関する制度の連載始めます』皆様こんにちは😃 今日は曇りの我が地方。雨も降りそうな湿気を感じますが、外では元気に遊ぶ子どもたちの声、その声がおさまるとKoolmees(ヨーロッパシ…ameblo.jpこの貴重な体験をもとに10回の連載を始めました。連載第4回では、「オランダで保険に入っていない場合、出産はどうなるの?」というテーマでお話ししていきます。オランダでは、医療保険(Zorgverzekering)への加入が義務づけられていますが、実際には移住直後や短期滞在、ビザの手続き待ちなど、さまざまな理由で一時的に"無保険"の状態になる方もいらっしゃいます。 そんなとき、出産費用はどうなるのか?実際の例を交えながらご紹介していきますね! 🏥無保険でも出産できる? 結論から言うと、無保険でも出産は可能です。医療機関は緊急時に患者を断ることはできないため、たとえ保険に入っていない場合でも、必要な医療は受けられます。 住民登録(GBA登録)が済んでいれば、政府が補償する一部の検査が無料になることもありますが、それ以外はすべて自己負担になりますので、事前に料金や支払い方法を確認しておくことがとても大切です。 💸 無保険時の妊婦健診・出産・産後ケアにかかる費用の目安 無保険での出産費用は、出産場所や状況によって異なりますが、大まかな目安は以下の通りです。 - 妊婦健診〜自宅出産/病院やバースセンターなどの外来出産(助産師によるもの):約1900〜3,000ユーロ(外来出産の場合は2,700ユーロ〜)- 妊婦健診〜病院出産(産婦人科医によるもの):約3,500〜5,500ユーロ(帝王切開は7,000ユーロを少し超えるため、合計で10,000ユーロ以上)- クラームゾルフ(産後ケア):約1,650〜5,500ユーロ ※他科の医療介入が必要になった場合は、さらに追加費用がかかることがあります。 病院では、無保険者用の料金表(Passantenprijslijst)がネット上で公開されています。この料金表にある、「請求に用いられるコード(DBCコード)」は全国共通ですが、料金は住民の年齢層や収入などに地域性が出るため、病院ごとに異なります。この料金表は80ページ以上もあり、あらゆる診療に関する料金がぎっしり書かれています。見るだけでクラクラするボリュームなので、ここから直接抜き取ることはあまりおすすめしません。 また、病院での医療費は「DBC制度」により、診断と治療を組み合わせたパッケージで請求されます。診断から治療までの期間によって、42日、90日、120日単位での請求になるため、妊婦さんによって最終金額がまちまちになり、「この金額です!」と確定できないのが現状です。そのため、上記のように「目安」はお示ししましたが、病院の目安の幅が大きくあるのはそういった理由からなのです。実際に受診される際は、必ず病院や助産師クリニックに事前確認をしておかれることをおすすめします。 📋 注意点 - 事前に病院や助産師クリニックに料金表を確認しておく- 無保険者の場合、分娩予約時にデポジット(前払い金)を求められることがある🌸 まとめ 無保険でもオランダでは安全に出産できる環境は整っています。ただし、費用はすべて自己負担となるため、『事前の情報収集と準備』がとても大切です。 移住直後や短期滞在中に出産を迎える予定がある方は、できるだけ早く医療保険に加入するか、必要に応じて一時的な海外旅行保険(※妊娠・出産費用がカバー対象外になっているプランもあるため、加入前に必ず確認しましょう)などに入っておくと安心ですよ😊 次回は、オランダの「助産師によるケア」と「周産期医療の連携体制」について、詳しくご紹介していきます! 🌼🌼🌼🌼🌼ルカ相変わらず泳ぐのが好き😊泳ぎ出すと延々と続くので、こちらから切り上げています😆それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
April 28, 2025
皆様こんにちは😊僭越ながら2025年4月に日本助産学会に向けて、オランダでの妊娠出産にまつわる保険のこと費用のこと、また助産師の活動ややクラームゾルフ制度について講演させていただく機会をいただきました。『日本助産学会での発表をきっかけに★オランダ妊娠出産に関する制度の連載始めます』皆様こんにちは😃 今日は曇りの我が地方。雨も降りそうな湿気を感じますが、外では元気に遊ぶ子どもたちの声、その声がおさまるとKoolmees(ヨーロッパシ…ameblo.jpこの貴重な体験をもとに10回の連載を始めました。前回はオランダの医療保険制度についてご紹介しました。今回のタイトルは:『妊婦健診・分娩・クラームゾルフ(産後ケア)にかかる費用のリアル』です。医療保険が充実しているイメージのあるオランダですが、実は出産スタイルや保険プランによって、かかる費用にも少し差が出てきます。今日は実際にかかるリアルな金額を中心にご紹介していきますね。料金について:2025年4月現在€1🟰160円くらいです。🍀🍀🍀🍀🍀🍀妊婦健診にかかる費用 オランダでは、妊娠がわかったらまず地域の助産師クリニック(Verloskundige praktijk)に連絡して、妊婦健診がスタートします。この妊婦健診は、基本的に医療保険(ベーシックプラン)でカバーされているため、自己負担はありません。 標準的な健診に含まれるのは: - 助産師による定期的なチェック- 13週のエコー(保険カバー)- 20週のスクリーニングエコー(保険カバー) ※なお、8週エコーやその他の週数のエコー検査は、医学的適応がある場合のみ保険でカバーされます。 また、NIPT(新型出生前診断)についても、2023年以降は追加料金なしで受けられるようになりました(妊婦本人が希望した場合)。 分娩にかかる費用 出産方法によって、かかる費用に少し違いが出てきます。 - 自宅出産(助産師管理):自己負担なし- 病院出産(医学的適応あり):自己負担なし- 病院出産(医学的適応なし):ポリクリニック分娩と呼ばれ、自己負担が発生します。 - バースセンター出産:自己負担が発生します。2025年の基準では、この医学的適応なしの病院出産時に発生する料金は841.51ユーロで、そのうち261ユーロは基本保険でカバーされます。残りの580.51ユーロが自己負担額になります。ただし、補完保険(Aanvullende verzekering)に加入していれば、この自己負担分が補完保険によって全てカバーされることも多いです。この自己負担のポイントは、"医学的適応があるかないか"によって負担の有無が変わるということ。出産前に助産師や保険会社とよく相談しておくと安心です。 なお、助産師による産後の医療的に必要な処置を行う訪問(往診のようなもの)も何回訪問しても全額カバーされます。産後ケア(クラームゾルフ)にかかる費用 オランダ独自の制度であるクラームゾルフ(産後ケア)も、基本保険でカバーされています。ただし、こちらも小さな自己負担があります。 2025年時点での自己負担額は、1時間あたり5.40ユーロ。 標準的なケアは、8日間で合計49時間程度が目安です。 つまり、49時間分の自己負担は、だいたい265ユーロくらいになる計算です。補完保険に加入していれば、この自己負担額もカバーされることが多いので、出産前にプランをチェックしておくのがおすすめです。なお、産後に必要になるクラームパッケージ(おむつ替え用品や衛生用品などのセット)も、補完保険に加入している場合は支給されることが多いですよ。 まとめ オランダでは、妊娠・出産・産後ケアにかかる費用は手厚く保険でカバーされています。医学的適応がある場合は、自己負担なしで安心して出産できます。 ただし、バースセンターでの分娩やポリクリニック分娩(医学的適応なし)、そしてクラームゾルフの自己負担については、事前に知っておくと安心です。 翌年に出産予定がある方は、ぜひ年末の保険プラン見直しも検討して、より安心できる環境を整えてくださいね🌷 次回は「保険未加入でも出産できる?無保険者向けの料金とは」について詳しくご紹介します! 🍀🍀🍀🍀🍀イースター2日目。友人と待ち合わせ、コンセルトヘボウでバッハの「マタイ受難曲」を聞いてきました。いつかは生演奏で聴きたかった曲です。素晴らしい演奏でした♪🎶チケットのお礼にConcervatorium Hotelのカフェでお茶をご馳走しました。落ち着いた空間で、演奏の余韻にひたりながら、ゆっくりとしたひとときを過ごしました。それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
April 26, 2025
こんにちは😊僭越ながら2025年4月に日本助産学会に向けて、オランダでの妊娠出産にまつわる保険のこと費用のこと、また助産師の活動ややクラームゾルフ制度について講演させていただく機会をいただきました。『日本助産学会での発表をきっかけに★オランダ妊娠出産に関する制度の連載始めます』皆様こんにちは😃 今日は曇りの我が地方。雨も降りそうな湿気を感じますが、外では元気に遊ぶ子どもたちの声、その声がおさまるとKoolmees(ヨーロッパシ…ameblo.jpこの貴重な体験をもとに10回の連載を始めました。連載の第2回では、オランダの医療保険制度について、特に「妊婦さんをどう支えているか?」という視点でお話ししていきます。 オランダで妊娠がわかったとき、多くの人がまず「どこに連絡すればいいの?」と思うかもしれません。日本だとすぐ産婦人科に行くイメージですが、オランダではちょっと違います。 こちらでは、妊娠がわかったらまず「助産師(Verloskundige)」に連絡して、妊婦健診の予約を取るのが一般的なんです。病院ではなく、地域の助産師クリニックを中心に妊娠中のケアがスタートする──ここが大きな違いです。 そして、この助産師ケアや出産に関するサポートをしっかり受けるために、実は医療保険への加入がとても大事になってきます。 ここから、オランダの医療保険制度について少し詳しくご紹介していきますね。 オランダでは、基本的に全員が医療保険(Zorgverzekering)に入ることが義務づけられています。 医療保険の基本保険には、大きく「Natura(ナトゥラ)型」と「Restitutie(レスティトゥティー)型」があり、どちらでも妊娠・出産の基本ケアはカバーされています。 - Natura(給付型):契約医療機関のみ全額補償。契約外の医療機関は70%程度補償。- Restitutie(償還型):契約外の医療機関も基準額まで全額補償。契約外医療の場合はその請求額を自己負担してあとから保険会社に請求することが多いです。 また、両方の特徴をミックスしたCombinatie型というプランもあります。 保険会社によって準備している型はそれぞれ異なります。NaturaかRestitutieのどちらかのみを持つ保険会社、両方とも持っているものもあるので加入時には確認が必要です。さらに、オランダの医療保険には「年間自己負担」(Eigen risico)という仕組みがあります。2025年時点では385ユーロに設定されています。「専門医への受診」や「検査費用」などが対象で、この「年間自己負担」を支払い終えたら、保険がカバーしていくことになります。ただ、妊娠・出産に関わる多くのケアは対象外になっているため、この「年間自己負担」は気にせず健診や助産師ケアを受けることができるんです。🌼🌼妊娠出産に関わるもので保険でカバーされる主なものは: - 妊婦健診と産褥訪問(助産師による)- 助産師による出産 ※医学的適応のない病院・バースセンターでの出産には一部自己負担あり- 医学的適応がある場合の産婦人科受診・入院- 分娩介助(クラームゾルフ/出産アシスタント)- クラームゾルフ(産後ケア)※一部自己負担あり ※一部自己負担について: 医学的適応がない場合の病院やバースセンターでの出産、またはクラームゾルフの利用には、追加費用が発生します。が、、、補完保険(Aanvullende verzekering)に加入していれば、プランによって自己負担分もカバーされることが多いです。 ちなみに、この補完保険は妊娠・出産だけでなく、理学療法、歯科治療、メガネ購入など幅広い医療サービスにも使えるので、オランダでは国民の8〜9割が加入しています。 オランダでは、年末になると翌年の保険会社やプランを自由に変更することができます。そのため、翌年に出産を予定している方は、年末に基本保険や補完保険を手厚くして備えることが多いんですよ。 なお、移住直後などで無保険の場合は、原則自己負担になります。この点については、次回詳しくご紹介しますね。 「オランダは出産にやさしい国」とよくいわれますが、制度をよく知っていないと損してしまうことも💦クラームゾルフの予約や出産場所選びにも関係してくるので、保険の仕組みはぜひ押さえておきましょう! 次回は「妊婦健診・分娩・産後ケアにかかる費用のリアル」についてお話しします。お楽しみに🌿 🌸🌸🌸🌸🌸打ち合わせの仕事から戻り、シッターさんのところにルカを迎えに行ったら不在でした。。。一旦帰ろうかと思ったら、シッターさんのご近所さんでうちにも時々遊びに来られる方が、「トマトスープ作ったから食べて行かない?」と。😋最近のルカそれではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
April 25, 2025
皆さん、こんにちは😊 我が地方は朝から雨が降っています。☂️僭越ながら2025年4月に日本助産学会に向けて、オランダでの妊娠出産にまつわる保険のこと費用のこと、また助産師の活動ややクラームゾルフ制度について講演させていただく機会をいただきました。『日本助産学会での発表をきっかけに★オランダ妊娠出産に関する制度の連載始めます』皆様こんにちは😃 今日は曇りの我が地方。雨も降りそうな湿気を感じますが、外では元気に遊ぶ子どもたちの声、その声がおさまるとKoolmees(ヨーロッパシ…ameblo.jpこの貴重な体験をもとに10回の連載を始めました。私自身の経験とちょっとした専門的な視点も交えて、ゆったりとお話ししていきます。 今回は、私がクラームゾルフの仕事を始めるきっかけにもなった、大切な体験を少しだけシェアさせてくださいね。 1995年1月、私はオランダに移住しました。 当時は大阪で看護師として働いていて、妊娠後期に入っていました。あと数日で産休というタイミングで、あの阪神淡路大震災が起きたんです。大阪は震源地からは少し離れていましたが、私たちは港に近い地区でマンションの最上階に住んでいたので大きく揺れて、本当に怖い思いをしました。 その影響で、当時のオランダ人の夫が精神的に不安定になり、マンションに戻ることもできなくなってしまって。。。勤務先のドクターに相談したら「PTSDの可能性があるから、早めに母国で治療を受けたほうがいい」とアドバイスされました。 そんな経緯で、「思い切って環境を変えよう」と夫婦で決めて、震災からわずか2週間後にはオランダへ移住することに。 夫はその後、現地でカウンセリングを受けて少しずつ元気を取り戻しましたが、私はというと、、、妊娠中に突然の海外生活が始まって、言葉も文化もわからない中で、やっぱり不安や孤独を感じることが多かったです。 それでも無事に出産を終えて、だんだん現地での暮らしにも慣れていき、2人目の出産もオランダで経験しました。 クラームゾルフの仕事を始めたのは、まさにそんな出産体験がきっかけなんです。 最初の出産のあと、私は体調があまり良くなくて3日間入院しました。退院する頃も痛みや貧血が続いていて、不安でいっぱいでした。しかも、オランダに来てまだ2ヶ月ほど。まだまだわからないことも多くて、心細かったのを覚えています。 夫や義母がそばにいてくれても、気を遣ってしまい、なんとなく落ち着かなくて。。。そんななか、クラームゾルフのケア提供者の方が毎日来てくれたのが、本当にありがたかったです。 何かあればすぐ助産師と連携してくれる体制も整っていて、「オランダって、こんなに心強い支援があるんだ…」と感動しました。 その方は赤ちゃんのお世話だけじゃなく、私自身の体や気持ちにもそっと寄り添ってくれて、たった数日間のケアだったのに、私は本当に救われた気がしました。 第二子を出産してからしばらく経ち、仕事を探していたときに、アムステルダムで日本人看護師を募集しているクラームゾルフの事務所を偶然見つけ、、「これだ!」と思ってすぐに問い合わせました。 ありがたいことに受け入れていただくことができました。そして当時にはあった『医療従事者向けのクラームゾルフの講習』を受けさせていただき、その費用もサポートしてもらえました。試験を受けて無事に合格し、1998年からその事務所でクラームゾルフとして働き始めました。 そして、2006年には離婚をきっかけに独立。 自分の事務所を立ち上げて、今も変わらず活動を続けています。 妊娠・出産って、本当に特別な出来事ですよね。とても繊細で、人によっては孤独を感じやすい時間でもあります。 とくに異国での出産は、いくら言葉ができても不安になるもの。私自身の経験、そしてこれまで出会ってきたたくさんのご家族との関わりの中で、それを強く感じてきました。 だからこそ私は、そんなときに母子やご家族にそっと寄り添える存在でありたいと、いつも思っています。 あのとき私が助けてもらったように、今はその思いを、次の誰かへ繋いでいけたらと願っています。次回、第2回では、オランダの医療保険制度や、妊婦さんをどのように支える仕組みになっているのか、ご紹介したいと思います。スーパーで購入した芍薬の花♡最近お花も高くなってしまって、なかなか手が出ませんが、、、衝動買いです💦それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
April 24, 2025
皆様こんにちは😃 今日は曇りの我が地方。雨も降りそうな湿気を感じますが、外では元気に遊ぶ子どもたちの声、その声がおさまるとKoolmees(ヨーロッパシジュウガラ)の愛らしい鳴き声が聞こえ、春なんだな〜と感じます。☘️☘️☘️☘️☘️☘️さて、本日から、通常の日常ブログとは別に、オランダでの妊娠・出産、そしてオランダの助産師やクラームゾルフ制度に関する情報を、わかりやすく記していこうと思っています。 全部を一度に書くのはなかなか大変なので、『1から10までの連載』という形でご紹介していきます。 先日(2025年4月11日)、助産学会の助産政策委員会の皆さまに向けて、『オランダの妊娠出産にかかる費用に関するもの、助産師の活動内容やクラームゾルフ制度』などに関するもののスピーチをさせていただきく機会をいただきました。以前、クラームゾルフ(産後ケア)を担当させていただいたお客様が、日本助産学会関係者の方をご紹介くださったことがきっかけです。これまで、小さなスピーチの経験はありましたが、このように大きな場でお話しさせていただくのは初めてで、お話をいただいたとき、正直「私に務まるだろうか」と不安もありました。 けれど、日本では現在、周産期にかかる費用や支援体制について見直しや関心が高まっていると知り、『システム大国』ともいわれるオランダで私が経験してきたことが、少しでもお役に立つことがあるのではと思い、お引き受けしました。思いがけないご縁からいただいた貴重な機会に心から感謝するとともに、オランダでの日々のケアや制度のことを、より多くの方に知っていただけたらと思い、この連載を書くことにしました。 連載予定テーマ(全10回)(内容は若干変更になることもあります): 1. オランダに出会い、出産に救われた私の物語2. オランダの医療保険制度と妊婦を守る仕組み3. 妊婦健診・分娩・産後ケアにかかる費用のリアル4. 保険未加入でも出産できる?無保険者向けの支援とは5. 助産師のケアと周産期の連携体制とは6. 助産師になるには?オランダの専門教育制度7. 自宅出産が選ばれる理由と実情8. クラームゾルフ制度とは?オランダ式“産後ケア”の実態9. クラームゾルフ/資格と実務の話10.オランダの出産にある「選ぶ力」と心のケア明日、第1回:オランダに出会い、出産に救われた私の物語 をお届けします。ぜひご覧いただけたら嬉しいです🌿🌼🌼🌼🌼🌼🌼散歩中。菜の花が綺麗に咲いていました♡それではまた!!!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ村
April 23, 2025
皆様こんにちは😃お元気にお過ごしでしょうか。オランダは桜満開、チューリップやラッパスイセンもあちこちで見られ、美しい季節となりました。私はおかげさまで元気にしています。現在次の仕事の待機中。打ち合わせや事務作業など小さな仕事はいくつかこなしつつ、いろいろ楽しく過ごしています。先日友人が遊びに来たのでランチしました。トマトとパプリカのスープおいしくできたのでご紹介しますね❣️2〜3人分材料:・Romaトマト(RomaじゃなくてもOK)6個・赤パプリカ1個・小さい玉ねぎ1個(大きければ1/2)・ニンニク1片・生バジル(なければ乾燥でもOK)4〜5本・固形ブイヨン(出来上がり量が異なるので、味見ながら)・塩胡椒適宜作り方:1.トマトは半分に、パプリカは4つに切る。玉ねぎは皮を剥いて半分に、ニンニクは皮を剥く。2.1にオリーブオイル適宜と塩を少々かけをグリルする。焦げ目が軽くつくくらいまで3.2をバジルの葉っぱとブレンダーにかけ、ゆるいペースト状になったら鍋に入れ少し煮る。4.ブイヨンと胡椒で味付けする。必要なら塩を足しても良い野菜の水分だけで十分なので水は入れません。トマトやパプリカの甘味をそのまま楽しめる一品です。ルッコラとオレンジのサラダ🥗これはルッコラとオレンジを盛り付けてオレンジ果汁が入った手作りドレッシングをかけました。ドレッシング材料-オレンジのしぼり汁大さじ2-リンゴ酢(または白ワイン酢やコメ酢でもOK ) 大さじ2-オリーブオイル 大さじ2-塩 小さじ1/2-胡椒適宜バカリャウ•ア•ブラス材料・ジャガイモ 2〜3個・玉ねぎ 小1個・ニンニク 1片・タラの塩漬けを2日かけて塩抜きしたもの 150g・エリンギ(なくても良い) 4本1.ジャガイモはあらかじめ千切りにして揚げておく。2.玉ねぎは細切り3.ニンニクはみじん切り4.タラはジャガイモに絡みやすいように細かく割く5.きのこは細切り(今回はじゃがいもが少なくてカサ増しのために使いましたがなくてもOK)6.玉ねぎ、ニンニクを炒め、きのこを入れしんなりしたらジャガイモを入れて炒め、塩胡椒。7.ジャガイモのカリカリ感が残るくらいの段階で溶き卵を入れ半熟くらいで火から下ろす。8.オリーブ(今回は家に緑のものしかなかったのでそれを使いましたが本来は黒オリーブ)とコリアンダーの葉を飾る。セロリのマリネ前日に準備しました。酢、塩、粒の黒胡椒、赤唐辛子、ローリエの葉、砂糖をひと煮立ちさせたところにセロリを漬け込んだもの。マリネは簡単にできて重宝しますね。デザートは友人が美味しいお店で買ってきてくれたものをいただきました♪どれが良い?っっって選べないから全部半分こに😆めちゃくちゃおいしい〜❣️たくさん笑って楽しいひと時でした♪ルカあいかわらずよく遊んでいます。それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
April 20, 2025
皆様こんにちは😃この季節になると、美しい桜を楽しめる日本が恋しくなります。オランダの我が家の近郊にも桜並木を楽しめる場所があり、30年ほど前、まだその桜の木が小さかった頃から、通りすがりに何度か足を止めてきました。先日、歯科検診に自転車で出かけた際、少し時間に余裕を持って家を出て、しばしその桜を鑑賞してきました。今年もきれいに咲いています。今週末は小さな仕事がアムステルダム近郊で入っています。今電車の中。今日はスキッポール経由です。🌸🌸🌸🌸🌸先日、お客様が運営されている「Harro」というサイト内の「Harro People」で、私の仕事をご紹介いただきました。 よろしければ、ぜひご覧ください。{{Title}}{{description}}harroapp.com私が行っている「クラームゾルフ(kraamzorg)」は、オランダ独自の医療制度の中で生まれた、周産期ケアの仕組みのひとつです。 この仕事に関わるようになって、気がつけば27年が経ちました。これまで本当にたくさんのご家庭と出会い、それぞれに異なる背景や思い、必要としているケアがあることを日々実感してきました。 時代とともに、子育てを取り巻く環境や価値観、そして医療制度も少しずつ変わってきています。一つの方法が一気に広まるという流行りのようなものもあります。そうした変化に応じながら、その時々のご家庭に必要なケアを考え、限られた時間の中で心を込めて寄り添ってきました。これからも、目の前のご家族にできることを、一つずつ大切にしていきたいです。最近のルカ春の訪れとともに、また新たな出会いや気づきがあることを楽しみにしながら、日々を大切に過ごしています。皆様にも、穏やかで心あたたまる春のひとときが訪れますように🌸それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
March 30, 2025
皆様、こんにちは😃オランダは朝晩はまだ少し冷え込みますが、日中の気温も上がり、少しずつ春の気配を感じるようになってきました。木々の芽が芽吹き、クロッカスがあちこちで可憐に咲いています。 皆様、お元気でいらっしゃいますか?私は1〜2月は仕事やプライベートで慌ただしく過ごしていましたが、元気にしています。さて、私は2012年からほぼ毎年、長崎大学医学部の研修でオランダを訪れる学生さんたちをご案内しています。看護学科や助産師、理学療法士、作業療法士を目指す学生さんたちが欧州での医療研修の一環としてオランダに来られるのですが、コロナ禍の影響でしばらく実施されず、今回は2019年以来、6年ぶりの訪問となりました。 今回も、助産師クリニックの訪問や産褥訪問のアレンジをさせていただきました。また、それに加えて安楽死支援団体のレクチャー会場を手配し、私自身もそのレクチャーに参加しました。 コロナの影響やその後のオンライン化の進展により、人々の生活は大きく変わりました。助産師クリニックの業務そのものに大きな変化はないものの、妊娠期から育児期にかけてのママたちへの支援の在り方には以前とは異なる部分もあると感じました。私にとっても自身の仕事を見直す良い機会となりました。意欲的に学ぶ学生さんたちの姿には、毎回のことながら尊敬の念を抱かされます。彼らの真剣なまなざしや学びへの姿勢を目の当たりにし、私自身も初心を忘れずに、誇りを持って進んでいこうと改めて感じました。 これからも、未来の日本の医療を担う学生さんたちにとって有意義な研修となるよう、しっかりサポートしていきたいと思っています。そして、こんなすばらしい機会を与えていただいた長崎大学の先生方、そして熱心に学ばれた学生さんたちに心から感謝いたします。最近のルカ🐶それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
March 04, 2025
皆さんこんにちは😃お元気でいらっしゃいますか。私はおかげさまで元気にしています。こちらは、氷点下になる寒い日もあり❄️外出時は分厚いコート、マフラーと完全装備で出かけていますが、例年に比べたら少し暖かく感じています。先日、友人とアムステルダムで行われているライトフェスティバルに行ってきました。冬のアムステルダムを彩るライトフェスティバルは、毎年開催される光のアートイベントです。アートを見せることが目的でもあるので派手さはないのですが、街の運河や建物が美しいライトアートで装飾され、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。おすすめの鑑賞方法は、ボートクルーズで運河を巡りながら。音声やガイドの説明付きで楽に一気に見れるので良いと思います。でも、徒歩で街を散策しながら間近でじっくり見たいなとも思う作品もいくつかありました。これは船の博物館。ライトフェスティバルの作品ではありませんが綺麗だったので🤩凱旋門稲妻⚡️満月遊ぶこどもたち鯉スプーン三日月🌙(だったかな?)アムステルダム中央駅クルーズを楽しんだ後、Exkiでハーブティーを。ライトフェスティバルを鑑賞したのは昨年に引き続き今回2回目でした。暗くて寒くて気分が滅入る冬の空気をちょっと和らげてくれるこのイベントは、心に温かい光を灯してくれる特別なひとときを提供してくれます。作品ひとつひとつに込められたアーティストの思いを感じながら、柔らかな光に包まれる時間にしばし身を置くことは本当に贅沢な体験😊今シーズンは1月19日までです。機会とご興味あれば是非✨私は友人のご厚意での鑑賞だったのですが、ボートの場合、チケットが必要で、オンラインで購入またはアムステルダム中央駅のVVVなどでも販売されているようです。RONDVAARTBOOTBewonder de kunstwerken vanuit een comfortabele rondvaartboot. Een rondvaartboot is een grote boot (capaciteit van 60 tot 80 man) met grote ramen en vaak een glazen dak. De boot is…tickets.amsterdamlightfestival.comそれではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
January 13, 2025
皆さんこんにちは😃2025年もよろしくお願いいたします🙇♀️12月はバタバタでしたが、年末は誕生日の次女が帰ってきたので、お祝いしました。お寿司を作り、Spelt粉を使ってチョコケーキを焼きました。これは年越しのために次女が作った寿司です✨次女らしく、元気いっぱいな雰囲気のお寿司に仕上がっています。🐶🐶🐶🐶🐶12月はずっと忙しかったので次女がルカを預かってくれていました。思い切り外で遊んできた後でお疲れの様子😆1月に入ってからは、事務仕事以外は少しゆっくりできています。🚗🚗🚗🚗🚗昨日は自動車教習を受けました。 我が街Almereは人口も道路の作り方も「安全過ぎる」という理由から、免許試験が行われない地域です。そのため、Almereから最も近い北ホラント州の「‘t Gooi」という地域で試験を受けることが一般的です。私もそのエリアで教習を受けています。昨日は閑静な美しい高級住宅街、ちょっと憧れているLaren(ラーレン)まで行ってきました。高速に入る際、Invoegstrook(合流車線)から、トラックの間に入り込まねばならない状況に遭遇しました。加速しながら、2台のうちの後方にいるトラックを追い越す形で入らなければならなかったのですが、トラックの速度感を掴むのが難しく、さらに車間距離が狭く感じられます。スピードを出す時にとても緊張し躊躇したら、注意されました。Larenには、自転車道がセットになったロータリーがたくさんありました。ロータリーに入る前には必ず自転車が来ていないか確認する必要がありますが、私は少し遅れがちで、注意を受けました。何度も繰り返す中、最後の方にはできるようになっていたと思いますが、次回はもっとスムーズにできるようにしたいと思います。 また、住宅地の間を走行中、交差点で教官から突然「よく見て!」と声をかけられました。よく見ると、通行禁止の標識が…!😱そのまま入ってしまうところでした💦 Uitrit(住宅地からの出口)では、自転車道や歩道を含むすべての道路利用者が優先されるため、慎重な確認が求められます。今回、視界が開けていない場所で確認後に出ようとしたところ、左から車が来て慌てて止まるというドキッとする瞬間もありました。丸い縦型の小さな信号は、つい見落としてしまいそうになります。これも気を付けないといけません。毎回の教習で反省点がたくさんありますが、ひとつひとつ丁寧に、同じ失敗を繰り返さないよう、これからも頑張りたいと思います!皆様にとって笑顔あふれる一年になりますように、お祈りしています🙏それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
January 07, 2025
先日、アムステルダムの試験場で、普通車運転免許取得のための学科試験を受けてきました。今日は、前回の記事の続きです。⤵︎⤵︎『オランダ★普通車免許『学科試験』』こんにちは皆さん😃先日、オランダで車の免許の『学科試験』を受けてきました。オランダで免許を取得する場合には、まず学科試験を受け、合格後に教習を始めて、その後に…ameblo.jp私が受けた『運転免許Bの学科試験』は三種目に分かれています。1.Gevaarherkenning (危険認識)2.Verkeersregels(交通規則)3.Verkeersinzicht(交通洞察)使われている写真や図はわかりやすく、一見すると易しい問題がいっぱい。サクサク、楽に受かりそうな感じがしますが、、、実は引っかけ問題がいくつか紛れています。私は教官からのアドバイスもあり、15分追加でアレンジしてあったため、回答後は見直すことに専念できました。一つ間違いを発見し訂正後、、終了ボタンを押しました。押すなりすぐに画面が変わり、「おめでとうございます!合格です!」と出てきました。一発合格です😆わーい‼️思わず上を見上げ両手上げてガッツポーズし、、、ニヤけが止まらず、、🤭口を押さえたまま立ち上がり、「さあ出口へ」と振り返ったら、、、なんと、、💦2人の監視員がニコニコしながら私を見ていて、、、目が合うなり、手をまっすぐ前に伸ばし👍と差し出してくれました。嬉しいが、、、え?なんで?もう受かったこと知ってるの?まあ、デジタル化で合否も見えてしまうんでしょう。。。それに受験者を見るのが仕事ですからね。、、、、、ガッツポーズとか見てたか?、、、、、、めちゃくちゃ恥ずかしい😆💦ちなみに、、、学科試験の合格率は、普通車免許に限ってだと2022年は36%。オランダは、なかなか厳しいのです😣CBR slagingspercentages voor de CBR theorie-examensDe meest recente slagingspercentages voor het auto, bromfiets en motor theorie-examen van alle CBR examencentra in Nederland.www.theorieexamenoefenen.nlこれからは実技に集中です。学科受かってから1年半以内に実技が受からねばまた学科を取り直す必要があります。聞いたところによると、かなり難しいらしい、、、1〜2年越しという話も何度も聞きましたので心構えしています。若い人たちとは、瞬発力など、能力的には劣るのは承知の上なので、実際どこまでできるかは正直本当にわからないです、、、でもやるからには精一杯頑張ろうと思っています。🚗🚗🚗🚗🚗一昨日のイブは友人に食事に招待されたので行ってきました。牡蠣をいただきました。自分では買わないものの一つなので嬉しい😃芽キャベツにはナツメグとクローブをかけて。良くあっていておいしかったです。それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
December 26, 2024
こんにちは皆さん😃先日、オランダで車の免許の『学科試験』を受けてきました。オランダで免許を取得する場合には、まず学科試験を受け、合格後に教習を始めて、その後に実技試験を受けるという流れが一般的です。つまり、まず学科試験に受からないと何も始まりません。学科試験は、毎日かなり混雑しています。私は仕事にも差し支えない朝早い時間に予約を入れていました。試験場には公共の交通機関を使って向かうことにしました。オランダの鉄道は突然本数や時間が変わることが多く、あまり信頼できません。そのため余裕を持って家を出ましたが、案の定💦大幅な電車の遅れがあり、乗り換えるはずのバスに遅れてしまいました。その時点でギリギリ間に合いそうな状況だったため、最寄りのタクシー停車場で停まっていたタクシーに飛び乗りました。CBR(オランダ免許試験機関)の試験場には15分前に到着しておく必要があるとあったのですが、なんとかギリギリ間に合いました。受付を済ませたら、「掲示板をよく見て指示に従ってください」と言われました。その後すぐに掲示板に目をやると、私の受験番号が出ていて、その横に「ロッカーに荷物を入れなさい」という表示がされています。そそくさとロッカーに行きジャケットとカバン、携帯電話、お守りがわりに持ってきた教本が入った袋など持っているもの全て押し込みました。その後もう一度受付に行くと、関係者の方が奥のドアを指差し、そこから入るようにとのこと。え、もう???😰腰掛けて少し心の準備をしたかったんですが、、、促されるままドアをくぐり、部屋の中に入ります。中央は何も置かれていない、ただ広々とした会場が目の前に広がっています。一見すると、がらんどうなスペースですが、壁際にはおそらく30〜40台くらいの机がぎっしりと設置されてありました。私の席は6番です。会場に入って席を探し、そこに向かいます。両隣ではすでに受験生が試験に取り組んでいるところでした。それぞれの机と机の間にはしっかりとした仕切りがあり、隣が気にならないよう工夫がされています。椅子に座ると心臓がバクバクしているのがはっきりわかりました。遅れそうになり慌てて来たため、体がかなり強張っています。こんな状態でテストを始めたら、たくさん間違えてしまう💦どうしよう。。。😨卓上にあるイヤホンをまず繋げて、スクリーンにある案内を読みました。マウスやキーボードはなく、操作は画面上でのクリックのみでおこなうようです。どうやら、案内はゆっくり読むことができますし、音声も何度も再生して良いみたい。少し安心しました。体が緊張していると脳も正常に働かないので、リラックスすることに努めました。深呼吸をして手を上や横に上げてストレッチもして、、、あとは、音声を4〜5回は再生しました。おそらく着席してから5分くらいはこんなことに費やしていたと思います。机にはそれぞれ監視カメラが取り付けられてありますし、背後には監視員が目を光らせています。ドキドキ💓ストレッチして少し固さがほぐれ、案内を何度も繰り返し聞いて心の準備ができた時、「勉強してきたから大丈夫」と言い聞かせて、画面上の開始ボタンをクリックしました。続く。最近忙しかったので、ルカは娘のところに預かってもらっています😊🐶寂しい気持ちもあるけれど、おかげで仕事や勉強も思う存分できてとても助かっています。それではまた!読んでいただきありがとうございました。🙏にほんブログ村ランキングに参加しています。励みになりますので、よろしければ応援クリックをお願いいたします!⬇︎⬇︎⬇︎にほんブログ
December 21, 2024