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 2020年が明けました。新年にあたり多くの皆様にとって今年が幸多き年でありますようお祈り申し上げます。

 昨年は春の統一地方選挙から一年を通して選挙が続きました。県議選・市町議選・参議院選と多くの同志が当選を果たし、取り分け8月の埼玉知事選挙では、野党共闘と県民の連合が力を合わせて大野元裕新知事が誕生しました。

 私も県議OBによる上田知事を支援する会から大野知事を支援する会へと衣替えした「地方政治研究会」の代表幹事として大野県政誕生のため働かせていただきご支援いただいた皆様には心より御礼申し上げます。

 続いて9月29日に告示が予定された所沢市長選挙では、候補者選定が難航する中で、国政選挙への影響も踏まえて知事選で生まれた流れを拡大していかなければならないと、一貫として藤本市長の独善的手法と市民軽視の姿勢に反対して来た私が急遽立候補しましたが、時間的制約と私の力不足で皆様のご期待に応えることが出来ず誠に残念な結果としてしまいましたが、改めて多くの皆様の真心のご支持ご支援に深く感謝申し上げます。

 今年はオリンピック・パラリンピックイヤーであるとともに、衆議院解散が何時あるのかという話題も取り上げられています。今度の衆議院選挙は日本の明日にとって極めて大切な選挙であると私は考えます。

 私も安倍内閣の一員として金融緩和策などのいわゆるアベノミクスも提唱しましたが、あくまでデフレ脱却や経済再生の端緒とする短期的な施策としてでありました。残念ながら未だデフレ脱却は果たせていませんし、大企業を元気にすれば利益がその下へと滴り落ちてくるとのトリクルダウンも日本経済の構造的変化を見誤った結果で実現しません。安倍政権による優遇で利益を得た大企業は、賃金を増やさず内部留保や自社株買いなどに回し株価を吊り上げ、むしろ日本人の名目賃金は先進諸国で唯一のマイナス、実質賃金ではこの20年で10%マイナスで格差は広がる一方で、国際的な指標で後れを取るばかりです。また銀行も本来の融資業務が困難な状況ですが、今年は更に一層困難が増すと考えられます。

 最も大きな課題である日本経済の再生で足踏みし、山積する課題である外交でも期待外れ、地球環境問題でも遅れて化石大賞、少子高齢化対策・福祉政策も実績が上がらない。しかも権力の私物化である「桜を見る会」や「IR汚職」などに至っては、「公平公正」であるべき政治が、まさに「信なくば立たず」の末期症状化しています。

 私は憲法の在り方について論議することに反対ではありませんが、弥縫策的な憲法改正を問う「すり替え選挙」には国民は厳しい目を向けて欲しいと考えます。

 また野党も大同小異で結集を進めるとともに、政権の不正に対して公平公正を問うのも当然ですが、揚げ足取りばかりとの印象を払拭するために山積する課題を解決に導くためのスケールアップした施策をしっかりと示すべきだと考えます。

  日本にとり今年は正念場の一年と心得ます。

2020初日の出=奥多摩岩茸石山(並木大二郎撮影)