Rest In Peace. Diana Herbert

モンローと映画「Scudda Hoo Scudda Hay」(スカダ・フー・スカダ・ヘイ(訳:はいしいどうどう) 1948年)で共演したダイアナ・ハーバートさんが亡くなったという情報が入ってきました。詳細は明らかになっていません。94歳でした。

 

ぼくは2017年8月5日、ロサンゼルスで行われたモンロー追悼式典の会場で幸運にもお遇いすることができましたので、訃報に接し、悲しい気持ちと同時に懐かしい感情が入り混じり、複雑な心境でいます。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

ぼくが『日本から来ました』と言いましたら、急に抱き付かれました。80歳過ぎの女性から抱き付かれるなんて経験は人生でそうそうあるもんじゃありませんから、ぼくはびっくりするやら、嬉しいやら、恥ずかしいやらで、ぼくは半分腰が引けているのが写真からもみてとれます苦笑。海外の方は年齢に関係なく自身の気持ちを素直にオープンに表現されますねえ。いま思えばたいへん光栄なことでした。どうか安らかにと願わずにおれません。

 

ハーバートさんの父はScudda Hoo Scudda Hayを監督したスクリーンライターとして活躍したフレデリック・ヒュー・ハーバート氏です。それで自分の娘をちょこっと出演させたいと思ったのでしょう。モンローとのカヌーのシーンに出演させたのでした。

しかしこのシーンは映画では使われずにカットされましたので、モンローにとってもこの作品はデビュー作とはならなかったのでした。

→訂正:カヌーシーンはカットされましたが、モンローはジューン・ヘイバーとナタリー・ウッドに声をかけるシーンで登場していますので、この作品が実質的な映画デビュー作となります、アンクレジットでしたが(後記YouTube参照)。なおこの作品より公開が先だった映画「デインジャラス・イヤーズ」がモンローの映画デビュー作ということになっています。

→再訂正:カヌーのシーンはかろうじて温存されたようです。映画本編でモンローらしきブロンドの女性がカヌーを漕いでいるシーンを垣間見ることができます。ただ一緒に乗っている女性はハーバートさんではないようにみえます(後記YouTube参照)。

 

写真左端は、同じく女優のキャサリン・フッジスさんです。ヒッチコック映画に出演したことがあります。その後、映画「帰らざる河」のプロデューサーだったスタンレイ・ルービン氏と結婚しました。自宅にモンローが来たことがあるので、それ以来モンローと知己なのです。フッジスさんとハーバートさんは従姉妹なんです。ロサンゼルスやハリウッドって、けっこう狭い世界なところがあって、親戚や家族が同じ映画産業に携わっていることが多いんですね。

 

日本のBS朝日テレビが、2016年8月5日に、日本のテレビ局としては初めてこのモンロー追悼式典の模様を取材しました。そのとき会場に居たハーバートさんはインタビューを受け出演しています。その映像があります↓。7分40秒あたりからご覧ください

(YouTube)

 

 

 

 

(YouTube) Scudda Hoo Scudda Hay モンロー登場シーン

幼いナタリー・ウッドにハローと声をかけている女性がモンローです

 

 

 

(YouTube) Scudda Hoo Scudda Hay 全編

52分47秒あたりにカヌーシーンがあります

 

 

 

(YouTube) 4K version