自閉症のお子さんを育てる場合に、
親が学ぶべきことは。
生活リズムを整えることと、
一貫したしつけを行う、怒らない子育てをする。
・・・・この場合、まず、投薬をしながら、生活リズムを整える必要がある時期があります。
まずは、応用行動分析。
親の対応が問題行動を定着させていきます。
いろんなことは行動分析ができると対応が楽になります。
TEACCH
TEACCHなどから、視覚支援の適切な方法や、
家の環境設定などについて学びます。
構造化とは何?
スケジュール管理とは何?
視覚支援って何?
をしっかりと理解していきましょう。
PECS絵カード交換システム
絵カードを使うことで、本当の本音のコミュニケーション力を
お子さんに早期から育てていってあげましょう。
以上のことを学んだうえで、
学びながら、
ブレインジムなどのエクササイズを取り入れていく
これが重要ですね。
原始反射や幼児期の反射は、
さまざまなエクササイズで、発達を促すことはできますが、
時間がかかります。
そして、子どもは、どんどん毎日、成長するのです。
だから、
「成長したら治るから・・・」という姿勢ではなく、
しっかりと学ぶことは、親は学び、そして、実行すること。
まずは
子どもの視点にたって、
子どもが楽に生活できる環境か?
子どもは、自発的にコミュニケーションをしているのか?
親の気持ちばかり押し付けていないのか?
今日から環境を最適なものに変更してあげて、
より、学びやすくストレスが少ない環境をつくってあげて、
その上で、ブレインジムも生活の中に取り入れていってくださいね。
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ある程度、話ができる自閉症のお子さんの場合、
お母さんたちは、
「この子は、言われていることは理解しています」といって、
まったく視覚支援もなく、
難しい話を延々とされる場面が多々あります。
私が言語の記憶力の検査をしたら、
せいぜい3単語しか記憶できないお子さんに対して、
「お母さんはね。無理にあなたに勉強をしなさいとは言ってないよ、
家でも言ってないでしょ?今日は訓練に来た!って約束したんだから
ちゃんとして帰りましょう・・・」
みたいな長い、長い文章を話かけております。
このような場合、
毎日のパターンが決まった生活だから、
一言で、動けるだけであるわが子を理解されてないし、
うなづいただけで、理解してしまっているお母さんがいらっしゃいます。
本当に、ことばを理解しているってことは
だれが言っても、
どこで言われても、
どんなに場面が変わっても、
同じことができる!
動作やものなどのヒントも一切なく。。。。ってことなんです。
もう小学校5年生まで、視覚支援を行わないで育ててきたお母さんが、
「今日から、視覚支援をしましょう」ってお願いしても、
本当に生活習慣を変えることをお母さんができません。
でも、
本当に子どものためを思うのならば、
定型発達である「親」が柔軟に対応すべきです。
特に毎日の生活は困ってませんから(親が)
言いたいことは言ってますから(と、親は思い込んでいる。)
めんどうですから(親が)
子どものおやつの時間は、私が忙しいので【子どもが留守の時に何をしてるの?)
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もう少し、わが子に優しくなってあげてください。
そのために。まず、親が自分のパターンをくずしてくださいね。