ダウン症のベビー、母乳育児をしたら、口腔機能が育つ? | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

ダウン症の乳幼児専門の児童発達支援事業所で

スーパーバイズの仕事を開始して
早、5年?


そんな中で思うこと。

ダウン症ということで
診断名は同じであっても、10人十色です。

いろんな
ダウン症を育てている
保護者の方たちも、
気軽にSNS発信ができます。


そうした中で、
やはり、
我が子は、こうやって、うまく行った!という、話。


これは。親として飛びつきたくなりますよね。

でもね。

それが、本当なのかどうか?ってわからないことってたくさん、あるんです。


たとえば、
母乳育児でそだったお子さんは
その後、咀嚼力が強かった?という
研究はありません。

しかし、
いつのまにか、
母乳育児推進の方たちは、
母乳がよい!母乳がよい!を
連呼されます。、

でも、この母乳神話が、
かなり、お母さんたちをおいつめているんですよね。


そして、
ダウン症にいたっては、

母乳育児をしたから、口腔機能が発達した!という意見を
お母さんたちに、伝える助産師さんなどかいます。


でも、そもそも、そのような研究はなく。


研究としては、
母乳育児でそだった子どもの話。



考えてみてください。

そもそも、母乳を、のむだけの、
力があるから、母乳育児でそだったのです。

まず、スタートからして、
個人差があるんですよね。



考えてみてください。

たとえば、筋力が弱い方にとって、
腹筋運動を10回するだけでも、辛いこと。


でも、筋力の強い方には、10回なんて、
トレーニングにならないレベル。

じゃあ、筋力弱いお子さんに
無理に毎日、腹筋をさせれば、
強くなるのか?

つよくなることもあれば。
もうトラウマになるかもしれない。



また、そもそも、1回からゆるりとスタートしたほうがよいかも!




そして、個人差の話し。

同じトレーニングをしても、サッカー選手のプロになれる人もいれば、
なれない人もいる


それは、練習量の問題だけではないことは、みなさん、しってますよね?

子育ては、
目の前のおこさんにあった、
ちょうどよいを用意してあけること。

私が支援してるダウン症のベビーさんたち。

2歳半頃には、後期食から、完了食に。

そして、食べるのが大好きなお子さんに育ってます。


ステップを、踏むことと

親子のコミュニケーションを大切にすること。


それが何よりも大切です。