3つの質問に答えるだけの

あなただけの開運フラワー診断 

お花で笑顔の連鎖を作る髙橋美由紀です

 
 
阪神・淡路大震災から
29年 
 
決して忘れていたわけでは
ありませんが
 
大きな災害が起こるたびに
思い出し、苦しくなり
 
教訓は生かされているだろうか
 
を考えます。
 
 
能登半島地震後は
空巣や詐欺などの犯罪が
多発しているという
ニュースを聞きました。
 
昔から「火事場泥棒」という
言葉があるくらいだから…
 
とは言うものの
 
今までは
それほど報道されてこなかった
という印象があります。
 
表に出てこなかっただけなのか
 
それだけ
日本が追い詰められているのか
 
どちらなんでしょうね?
 
 支えようとする人達がいる一方で
つけ込む人もいる。
 
人間の両極を
見せられている気がします。
 
阪神・淡路大震災が起きた年、
私は福岡で
中学3年生の担任をしていました。
 
この時期は、
何かとみんなピリピリしています。
 
私のクラスの生徒では
ありませんでしたが
兵庫県の高校を受験する子がいました。
 
親子で話し合いをした末、
やっぱり受けに行くと決め、
 
「自分が受験する年に、
震災が起きたことも
何か理由があるに違いない。
それを確かめに行くんだ」
 
と、彼は言い、
 
その高校は全国レベルで考えても
難関校のひとつでしたから
かなりのチャレンジでしたが
 
合格したら「当然、通う」と
キラキラした目で受けに行きました。
 
残念な結果ではありましたが、
彼は地元福岡の高校に通い、
 
成人式で再会した時は
東京の大学に通っていると
言っていました。
 
私は教職を退職したので、
その後の彼を知りません。
再会から20年、彼は44歳。
今どうしているでしょう。
 
彼は少なくとも受験に関しては
自分で自分の道を決め
進むことができました。
 
でも大きな災害が起きると
自分の目指していた道を
諦めざるを得ない子が
たくさん出てきます。
 
それでも、まわりの大人や友人、
関わるすべての人たち次第で
その子どもたちの人生も
大きくかわっていきます。
 
日頃から災害に備え
命を守ることは最優先ですが
 
やはり1月17日には、
この人生の大きな岐路となる
「進路・受験」を
考えずにはいられません。
 
 
 今年の大学共通テストも
終わりました。
 
被災して受けられなかった子たちは
1月27日(土)と28日(日)に
追試験という形で
受けることができます。
 
受験票がみつからなくても
受けられます。
 
ただでさえナーバスになる受験に
傷ついた心のまま
どう向きあうか
 
乗り越えることが
大きすぎますが
 
どうぞ、自分の未来を
諦めないでほしい
 
そう願うばかりです。