あさの@しょーいち堂オフィシャルブログ
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銀の系譜

八尾プリズムホール演劇助成事業

prism partnar's produce

リリパットアーミー30周年記念公演第2弾

玉造小劇店配給芝居Vol.18
『銀の系譜 しろがねのけいふ
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■脚本
/わかぎゑふ

  演出
/朝深大介



■公演日時
2016年6月 
17日(金)19:00開演

18日(土)14:00開演  

19日(日)14:00開演


※開場は各30分前

■公演場所
八尾市文化会館
プリズムホール小ホール

■入場料
前売・当日共=4500円(全席指定)
大学生以下=3000円(要学生証)

■前売開始日
2016年4月23日(土)

【「銀の系譜」製作背景と、物語の背景】
昭和16年。
日本と中国が戦争を始めて4年が経ち、
世の中は軍国主義に傾倒し始め、
それが当たり前なってしまった時代。

折しもアメリカでは日本への経済制裁が強まり、
ついに12月8日、海軍による真珠湾攻撃が
開始され、日本は太平洋戦争に突入。
一億総火の玉となって憎き米英を倒すという
国家の考え方は、そのまま国民に大きな影響を齎していきました。
結果がどんなに惨憺たるものであったかはご存知の通り。

当時、「アメリカ人の信仰している宗教」というだけで
キリスト教も明治以降もっとも過酷な弾圧を
受けることになりました。
特に、プロテスタント系のホーリネス派と
言われる人たちは、国家反逆の罪で投獄され、
獄死者12人を出しています。

また、今回は大阪のみの上演ということで、
東洋一の軍事工場であった大阪砲兵工廠を登場させ、
戦争と信仰の食い違いを浮き彫りにして行きます。

今回の作品は、
「関西小劇場をもっと元気に。より多くの人に広げたい」を
スローガンに様々な人たちと一丸となって作り上げます。
日本人の大半が知らない負の歴史にスポットを当て、
人の自由意志の尊さとは何かを問う、群集劇です。

■出演

うえだひろし
長橋遼也

浅野彰一(あさの@しょーいち堂)
前田晃男
上田泰三(MousePiece-ree)
や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)
鈴木健介
牛丸裕司(劇団五期会)
久野麻子(スイス銀行)
永津真奈(ブルーシャトル/Aripe)
辰寿広美
三澤健太郎
古谷ちさ(空晴)
入谷啓介
中田美優
辻 凪子
小野篤司
野田弘喜
畝岡歩未

松井千尋
吉田美彦
南村武
真鍋明敬
安楽海人
大田アキラ
小野村優
金沢幸耀
津野あゆみ
中川崇秀
真嶋秀典
真壁 愛
南 朋子
村上 陸

東學
わかぎゑふ 

■スタッフ
舞台監督=武吉浩二(Quantum Leap*)
照明=大川貴啓
照明オペレーター=仲江義一
音響= 久保剛
舞台美術=竹内志朗
大道具=アーティスティックポイント
宣伝美術=東學(188)
制 作=中村祐子
制作協力=岡本康子(Trash2)・島尾朋子



というわけで、

いつも思うのですが、

ふっこさんの本はなんつーか歴史の勉強になる!

ただ、

終わったら忘れてしまってる!

残念過ぎる私ですが、

しっかり努めたいと思います。

ご予約お待ちしております。

こんな夢を見た

もうほとんど黒澤明の「夢」の世界だが、

こんな夢を見た。

強烈だった。

本番前に役者がよく見る夢に、

『台詞を覚えていないのに本番が始まってしまう』

と言う類いのものがある。

大体は途中で破綻してくるので、

「あぁ、これは夢やな」

って分かる。

例え分かっても嫌なものは嫌だ。

目覚めも悪い。

独特の緊張感だ。

何しろ夢の中とはいえ、物凄い集中力を発揮しているのだから。

で、今日の夢。

明らかにファントマ時代の再演なのだが、何の作品かは分からない。

でも幕は開いていて、確実に自分のシーンが近付いているのが分かる。

主役だし、長ゼリフだ。

台本をめくるが何ページ目かも分からない。

とりあえず衣装を着ようとするが、ハンガーラックに掛かっていない。

ふと横を見ると共演者が間違って着てしまっている。

慌てて脱いでもらおうとするが何故か着物なのでもう間に合わない。

この辺で「今回ばかりは夢と違うな…」と、

何故か辛い諦め方をした。

腹を括ってそのままの格好で舞台に上がろうとしたがどうしようもないので台本を持った。

それも何かに隠して小道具のように。

ここら辺が辛かった。

最低だなと凹みながら舞台に出た。

夢の中でプライドを捨てた自分が許せなかった。

起きた瞬間の安堵感たるや…。

今日の天秤座の星占いは、

「自分の存在意義が薄れる日」だそうです。

ホンマに薄れました。

一期一会

去年の秋から稽古が始まったレミング2016も大阪で無事大千穐楽を迎え、打ち上げの翌日タイへ。

演劇仲間の川下智子さんが殺害されて9年目。去年の8月に証拠品を日本でDNA鑑定する事が許され、結果を確認する為の訪タイ。バンコクの在タイ日本国大使館表敬訪問、タイ北部のスコータイ県警本部表敬訪問、ワットサパーンヒンへの慰霊を終え帰国。30°C以上の気温差で体調管理が難しかった。

怒涛のスケジュールも終え、今、東京へ帰る。移動の新幹線内で色々と思い耽る。

レミングでは素晴らしい仲間と戦えた。初演組とは改めて絆が深くなった。総入れ替えとなったメインキャストとの素晴らしい出会いもあった。貴重な宝物だ。

一方、タイでは悔しい思いが沢山あった。
ご両親がインフルエンザの為にドタキャン。これは仕方ないが、日本大使館の対応が一気に変わった。空港への出迎え、大使館への送迎、これら全て僕だけになった瞬間一切無くなった。僕はご両親の代理人の一人に過ぎないのだろう。いくら遺族を代表して来ているのだ、来れない劇団員達を代表して来ているのだ、と言った所で先方には関係の無い話だ。大使館側の第一書記も今回で5人目。それぞれ素晴らしい方々だった。それだけに、今後が心配である。口だけで無く行動で示してくれる人が一番信用出来るのだから。

それに引き換えスコータイの警察官、ボランティア通訳のドクさん達の献身的な姿はどうだろう!これこそ“口だけでは無く行動”だ。他国の遺族に自分ならここまで出来るだろうか?三日間その方々の為に自分のスケジュールを全て犠牲にして尽くす。急な依頼にも対応して公務の車両を出す。などなど数え上げれば枚挙の暇が無い。

「私は偉い人は嫌い。気持で動かない。私達(タイ)はあなた達に迷惑を掛けた。そして今も迷惑を掛けている。8年間も沢山お金を使って(タイに)来ている。だから私達は何でもやる。浅野さん、遠慮しないで。何でも言って」

夕食時にドクさんが言った。温かい心に触れ、これまでの僕たちの戦いが走馬灯の様に流れた。知らぬ間に涙がこぼれ、自分でも驚く程泣けた。嗚咽で喋れなかった。自分の中の閉じ込めていたストレスが一気に噴き出したのだろう。

人生は一期一会だ。

出会って、別れて、別れによって出会って。

ついつい自分の損得で行動してしまいがちだが、そんな物は死ぬ時残らない。気持で取った選択は自分を後悔させず、豊かに導くのだろう。

人生は奥が深い。だけど答えはシンプルだ。
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