Thank You〜Danny Krivit Re-Edit/Shuya Okino | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

以下、

僕の沖野修也名義の作品、

Thank You~Replayed by Sleep Walker

Danny Krivit Re-editの秘話?を。

Dannyさんが

自分でかける為にお作りになった

そのRe-Editを
正規リリース出来ないか?

彼が来日した時に

僕は直訴したのだ。


当時まだあった

猿楽町Airの1F Cafeで待ち合わせをして
Dannyさんと

打ち合わせ兼ランチをする事になった。
ギャラの事を

どのタイミングで切り出そうか?
と(高かったらどうしようと)

ドキドキしていたので、
食事がノドを通らなかった。

あ、

その前に!
Dannyさんに最初に話しかけたのは、
NYのBody & Soulで。


フランソワさんも

ジョーさんもブースにいなくて、
「Kyoto Jazz MassiveのShuyaです!」と
Dannyさんに初遭遇。

20年以上前の事だ。


同じ旅かその次だったか、

DJバー、APTで
僕が回した時にブースの真ん前で
奥様と踊って頂いた事があって、
「これ何?」って訊かれたのが
Kyoto Jazz Massiveの

Substreamだった。


その後、
大阪で一度だけ

Dannyさんの前に回した事がある。
確か、
Substreamで

バトンタッチしたような記憶が・・・。

もとい、
「あの〜Re-Editの件・・・」と
僕が食事が終わる頃にDannyさんに
恐る恐る話しかけると、
「今から一緒にレコ屋に行かないか?」
と誘って頂き、
打ち合わせの筈が

急遽レコ屋巡りに変更。

その時に僕が思った事は、
こうだ。

「僕より

キャリアが長いのに、
こんなに買われたら

一生追いつけないな」

とにかく、

あらゆるジャンルをチェックし、
スタッフにも

あれないか?これないか?と

お尋ねになり、
僕との打ち合わせそっちのけで(笑)、

しかも
もの凄い集中力で、
新譜も旧譜も

どんどん購入されるのだ。

僕はあっけに取られて
Re-Editの事はまた後日、
メールで交渉すればいいか

モードになっていた。
いや、
感動した。

僕もレコ屋には行くの大好きだし、
買ってはいるけれど、
リヴィング・レジェンドが目の前で
次々と彼がまだ持っていない
(あるいは、2枚目か3枚目か?)盤を
掘り当てて行く姿を目の当たりにして、
僕は呆然としていた。

DJが優れているのは勿論の事、
数えきれない程

レコードを持っておられるのに、
目をキラキラさせて、
満面の笑で、
尋常ではないモチベーションで、
まだいい曲を探し続けるその姿は、
神々しかった・・・。

ホテルに戻る道すがら、
ギャラの話をしたっけ?
予算なかったので、

これしかないんです・・・

と伝えたら
快諾して頂いた。
「好きな曲だからね」
と。

Metroで僕が

Thank Youかけるかな?
いや、

かけずにかかるの待つかな?
いや、

Dannyさんは、
Still In Loveを

かけてくれるかもしれない。
いや、
僕の曲がかからなくても
きっと素晴らしいプレイを

聴かせてくれる筈だ。

コロナになる前に

お会いしたきりだったので、

再会できるのを楽しみにしている。


「シューヤがリリースしたアナログ、
俺の分確保しといてよ」

コロナ禍中に一度メールが来た。


今から用意しておかないとな。

僕はすぐ忘れちゃうからな。

気に入ってもらえると
いいな。

 

彼のコレクションに

加えて頂けるだけで光栄だ。