RoyalBlueに染まるとき

RoyalBlueに染まるとき

Kansas City Royalsとその傘下チームのことを中心にMLB、MiLBについて書いていきます。

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ブログ移転しました

突然のことで申し訳ありませんが、私のブログをこちらに移転します。



ブログタイトルもこの「RoyalBlueに染まるとき」から「The Moose is Loose!!」へと変えることにしました。



ブログのアドレスはかわりますが、これからもボチボチと気ままに更新していきますので、見てくださる方がおられるかどうかわかりませんが、もし見てくださる方がおられるのでしたら、これからもよろしくお願いします。



いろいろとお手数をおかけして、大変申し訳ありません。


ブログ移転しました

信じられないことが起こってしまいました・・・

現地8/13のLAA戦で、世界最強ブルペンとも謳われる"HDH"のうち二人、Wade DavisとGreg Hollandが二人合わせてアウト3つしかとれず6失点を喫し、ロイヤルズは逆転負けしました。


詳細を見ていきましょう。


直前に2点を追加し、5-1で迎えた8回にDavisが登場。

先頭のCalhounにヒットを許すと、続くTroutにセンターオーバーの二塁打を打たれ失点。【KC 5-2 LAA】

1死3塁となった後、D.Murphyの二塁ゴロでさらに失点しました。【KC 5-3 LAA】

MLBで一番打たれていないDavisが失点(しかも2点も!)したことだけでもかなりの衝撃でしたが、これは悪夢の序章に過ぎませんでした。


5-3と2点のリードに変わった9回、チームはマウンドに守護神Hollandを送り込みます。

しかし、いつもように当たり前に選択したこの結果が最悪の事態を招いてしまうのです。

先頭のDeJesusにヒットを許すと、続くPerezに四球。

打席にはC.J. Cronを迎え、ここで暴投で2,3塁にしてしまいます。

そして1-2と追い込んだ4球目。
アウトローを狙った直球が高めに浮いてしまい、ライト線を破られ同点にされてしまいます。【KC 5-5 LAA】

すぐさまEiland投手コーチがマウンドに向うものの、Hollandの乱調は止まりません。

続くGiavotellaにヒットを打たれ1,3塁とされ、先ほどの打席でDavisからヒットを放っているCalhoun。

フルカウントから、アウトローを狙った直球が今度はど真ん中に入ってしまい、ライト線へ二塁打。
ついに勝ち越されてしまいました。【KC 5-7 LAA】

そして、先ほどタイムリーのTroutを打席に迎えます。

ここでまた暴投でランナーを進めてしまい、さらにTroutに四球を与えたところで投手交代。

なんとHollandは1死も取ることが出来ず4失点を喫してしまいました。
内容も被安打4に暴投2、四球2と散々な結果。
あのGreg Hollandとは思えないような投球でした。


最終回裏には2死からHosmerのソロ本塁打、MoralesヒットMoustakas四球と、1点差の1,2塁まで追い上げましたが、反撃はここまで。Riosがセンターフライに倒れ、負けてしまいました。

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この敗戦により、"7回終了時にリードしていれば負けなし"という記録が111試合で途切れてしまいました。
これは1914年の近代野球開始以降2番目に長い記録で、1番は1998~99年のNYYの115試合だそうです。

また、8回に4点以上のリードがありながら負けたのは2008年以来で、Davisが2失点以上したのは昨年4月以来実に114試合ぶりのことでした。


以下はHollandのコメントです。
「本当に良いと感じたんだ。ファストボールも、スライダーも良いと感じていたんだ。だけれど、毎回ミスをしてヒットを打たれてしまう。今夜もそんな試合の一つだ。
本当になんと言えばいいのかわからない。
何球が悪い球があって、今夜はそれにもっと気を使うべきだった。
この試合に負けてしまったのは私のせいだ。


いろいろ書きましたが、こうやって中継ぎ陣が打たれて負けようが、先発が炎上しようが、打線が全く打てなかろうが、同じ1つの負けです。

なので、あまり責任感やプレッシャーを感じすぎずに、明日以降仕切り直して戦って欲しいものです。


もちろん8回Davis、9回Hollandで!!


今回はセプテンバーコールアップの予想です。

まずセプテンバーコールアップについて軽く説明しますと、8月末まではベンチに入れる(試合出場可能)な選手は25人のアクティブロースターに登録されている選手のみだけれど、9月になるとロースターが拡大され40人ロースター全員に出場権利が与えられるというものです。


さて、本題に入りましょう。
8/10現在、ロイヤルズの40人ロースターには38人の選手が登録されています。(P16人、C3人、IF9人、OF9人、DH1人)

つまり、あと2人は40人ロースター外のマイナー選手を昇格させることができるということです。(もしVargasが60-Day DL入りするとなると3人)

そのコールアップされる選手は誰かというのを軽く選手紹介もしながら予想してみようと思います。

まずは予想を。

2015 Royals September Call Up Derby

◎Brett Eibner(OF)

○Jose Martinez(OF)
○Miguel Almonte(RHP)
○Louis Coleman(RHP)

▲Kyle Zimmer(RHP)
▲Scott Alexander(LHP)

△Buddy Baumann(LHP)
△Whit Merrifield(UT)
△Casey Kotchman(1B)

×Raul Adalbert Mondesi(SS/2B)
×Bubba Starling(OF)

◎本命 ○対抗 ▲微妙 △穴 ×ほぼないだろうけど一応予防線  という感じです。


少し見にくいかもしれませんが、今季の成績です。

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では、個々で見ていきましょう。※成績は全て8/10時点です。


◎Brett Eibner(OF)
2011年のドラフト3巡目が昨年までは伸び悩み、彼の持ち味であるパワーを発揮できずにいましたが、今年は大ブレイク。
スプリングトレーニングに招待選手として参加すると6HR、.500/.515/.1.250と手がつけられないほど打ちまくり、最後の最後までMLBの開幕ロースター争いをしました。
開幕ロースターは惜しくも逃したものの、その勢いは止まらずAAAではチームダントツの17HRに加え、少し勢いは落ちてきましたが.298/.357/.529というスラッシュラインを残しています。
彼の場合、多少バットの方はスランプでも安定して四球を選ぶことのできる選球眼を持ち合わせているので、リスクは少ないかと思います。

PCLということを差し引いても素晴らしい結果を残していますし、彼以上のスタッツの野手もJ.Martinez(後述)くらいしかいないのでおそらく40人ロースター入りするのではないかと。
Eibnerには一発の魅力もありますから、MLBで試してみる価値は十二分にあると思います。
ST前からかなり推していた選手なだけにメジャーへの切符を掴み取ってほしいです。


○Jose Martinez(OF)
ベネズエラ出身の25歳で、このオフにATLからマイナーFAで移籍してきました。
彼は前述のEibnerとは違い、コンタクトに優れたタイプの外野手です。
とは言っても決して本塁打が少ないわけではなく(6本)、スラッシュラインにしても.366/.442/.539と全てチームトップとなる素晴らしい成績を残しており、打撃に関しては特に気になる点はありません。

○Miguel Almonte(RHP)
彼は公式4位のプロスペクトで、全体的にまとまったハイレベルな選手です。
ファストボール、チェンジアップ、カーブなどを持ち球としていますが特筆すべきは前二つで、ファストボールは92~96mphで二種類のを投げ分け、チェンジアップは約80mphでよく落ちると評判です。

本来なら来季序盤~中盤頃にメジャーデビューでもおかしくないのですが、これといった先発投手がマイナーにいないので、将来性も込みで彼の昇格はあるのではないかと予想します。

○Louis Coleman(RHP)
彼に関しては紹介しなくてもいい気がしますので、少し短めに。
"あの"変則右腕のColemanです。
メジャーデビューから4年連続で25試合以上に登板していますし、実績は十分。
Madsonの加入や、Hochevarの復帰、昨年の成績がイマイチだったこともあり、今季開幕前にDFAされマイナー落ちしました。
が、やはり彼の実力はマイナーレベルではないのでしょう。文句のない成績を残しています。


▲Kyle Zimmer(RHP)
こちらもトッププロスペクト。
直球は最速で100mphにも届き、将来のエースと言われ続けている逸材。
しかし、プロ入り後は怪我が多く、本来の力が発揮しきれずにいます。
今年も6月頃まで試合で投げていませんでしたが、いざ登板となるとものすごいピッチングを披露していますし、MLBでも十分通用すると思います。

このまま怪我さえなければコールアップの可能性も十分にありますが、いかんせん弱いのでどうなることやら…
力はあるだけに怪我体質なのが本当に悔やまれる存在です。

▲Scott Alexander(LHP)
彼は昨年まであまり結果も残せず、ほとんど注目もされていませんでしたが、今季は大ブレイク。
接戦の終盤を任されています。
ブレークした要因は安定した被本塁打のすくなさと四球の低下でしょうか。

成績的には○としても良かったのですが、実績などを考えると、Colemanに劣るかなぁと思い▲にしました。
しかし、左腕はロイヤルズに不足しているので可能性はあると思います。


△Buddy Baumann(LHP)
ここ数年はいい成績を残しているものの、昇格のチャンスに恵まれず、マイナーリーグで7年間もプレーしている苦労人。
今年はスプリングトレーニングに招待選手として参加し、5試合に登板。無失点に抑えました。
K/BBも高く、WHIPも低く抑えられるタイプなのでメジャーでも期待できそうです。
前々から好きな選手の一人でもあるので、はやくメジャーで見たいです。

△Whit Merrifield(UT)
ついこの間、Ben Zobristがやってきましたが、彼に負けないユーティリティープレイヤーです。
マイナーではキャッチャー以外全ポジションで出場経験があり、全てにおいてまずまずの成績を残しています。
しかし、やはり打撃の方の成績がイマイチ物足りないかなということで△にしました。

△Casey Kotchman(1B)
彼もメジャーでの実績は十分あり、まだ31歳ですし、老け込むにはまだまだはやい年齢。
TB時代には首位打者争いをした経験もあります。
しかし、現在ロイヤルズにはHosmerとMoralesがおり、一塁とDHは埋まっている状況。
その辺もあり、昇格へは少し厳しいかなということで△です。


×の選手は二人ともトップクラスのプロスペクトですが、成績や諸々を考えると、今季ではなく来季の昇格になるかと思います。
しかし、経験を積ませるという理由で昇格の可能性も0ではないので、一応予防線として入れました。


さて、いろいろ書きましたが、私の予想の2人はBrett EibnerとLouis Colemanです(3人目はKyle Zimmer)。
リリーバーが連投続きで疲れがたまっているので、そこの負担軽減にColemanを昇格させるのではないかと思います。


現在、ロイヤルズは地区首位をひた走っています。
ポストシーズンに向けて主力選手は一番疲れの溜まる時期です。
そこでコールアップされた選手がどれだけ代役として活躍し、アピールできるかが非常に重要になってきます。
どの選手が昇格したとしても、目にとまるようなアピールをし、来年は開幕からメジャーで見れることを期待しています。