谷本雅一の日々一筆

谷本雅一の日々一筆

石材加工・石積・石張り国家検定1級技能士、平成26年度現代の名工最年少受賞・技能グランプリ金賞の谷本雅一が綴るブログ。
石の魅力や職人の技を紹介します。

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鎌倉の長谷寺にある陽刻宝筺印塔板碑(心阿作)を見たときに、

美しさに感動して作ってみたくなり、やっと作ってみました。

 

 

石が小さかったので、心阿の作品のようにはいきませんでしたが、

楽しく作ることが出来ました。

 

 

 

 

 

先日、ラジオに出演させて頂きました。

 

 

しかも生放送!!とても緊張しました。

 

 

事前に質問内容は頂きましたが、質問は4つ。

 

 

石工としてのこだわり

 

 

現在の取り組み

 

 

石の選び方

 

 

リスナーへのメッセージ

 

 

15分の間に上手く話せるのか、ドッキドキ。

 

 

 

放送30分前に着き事前に打ち合わせ。

 

 

 

綺麗な森本順子アナウンサーと10分ぐらい流れについて話して本番。

 

 

さすがプロ。

 

 

雑談の時とは違い、ビシッと変わって流れるような進行。

 

 

どこで質問が飛んでくるのか、少しでもニュアンスが変わると、これがこの質問か?

これでいいのか?とハテナ?がついてしましながらあっという間の15分でした。

 

 

内容はともかく、熱い思いだけは伝えることが出来たかな?

 

 

みえ県展で入賞した2人の方と共に、名張市の亀井市長に表敬訪問させていただきました。

 

 

私の他の2名の方は日本画での入賞で、最優秀賞と優秀賞と

素晴らしい成績でした。

 

 

今回の県展の移動展が、本日6/10(土)~6/14(水)まで、

名張市の武道交流館いきいきで開催されています。

 

 

地元に移動展が来ることは知らなかったので、

私自身も前回より良い成績で良かったです。

 

 

亀井市長には、「谷本君は孤独そうじゃないのに、タイトルが『孤独』なん?(笑)」

と聞かれました。

 

 

経営者の立場、職人の立場は自分との闘いである、そんな心境を形に表しました。

とお答えいたしました。

 

 

お時間のある方は、是非足を運んでいただきたいです。

 

 

5月中旬ごろ、京都の勉強会に行く途中に少し時間まで早く着きそうだったので、

京都国立博物館に寄りました。

 

 

ちょうど海北友松展(水墨画)がやっていました。

 

 

入館まで1時間待ちとのアナウンス。

 

 

すごい長蛇の列。

 

 

私の目的は鎌倉時代の作品である、雲岩寺型石灯籠。

 

 

他の物には目もくれず、石灯籠に一目散。

 

 

周りの人からはこの人何をしてるの?って思われていたと思います(笑)

 

 

石灯籠の周りで写真をパシャパシャ。

 

 

周囲の視線が気になってちょっと恥ずかしくなって(笑)

 

 

違うものを撮りに行ってまた戻ってパシャパシャ。

 

 

時間になったので海北友松展は見れずに勉強会へ(残念)

 

 

またいつかどこかで。

 

 

5/20より開催されているみえ県展に、今回入賞した自分の作品を見に行ってきました。

 

 

搬入した時とは全く違う展示になるので

どんなふうに展示してあるのか楽しみでした。

 

 

昨年は入口入ってすぐのところに展示してあったのですが、

 

 

今年は見当たらす、彫刻や、日本画、洋画、書、写真と

ゆっくり見せて頂きました。

 

 

別の部屋に行ったところの入口に私の作品が

展示してありました。

 

 

広いフロアーの真ん中にライトの光を浴びて

丁寧に磨いた黒御影石がより輝いて見えました。

 

 

普通に置いてあるより5割増しくらい良い作品に見えました。

 

 

展示の仕方ってとても大切だなと感じました。

 

 

私以外にも石の作品を出されてい方がおられましたが、若い女性の方でした。

 

 

白い大理石で作られた作品がなんとも女性らしい柔らかな作品でした。

 

 

芸術・アートは作り手の感性なので、妻と二人で見ながら

私たちにもわかる物もあるのですが、良くわからんな~(笑)

 

と見学しました。

 

 

しかし、私の作品も、周りからしてみると良くわからんな~(笑)

なんだと思います。

 

 

一緒に作るのを手伝ってくれた従業員の方も、

よくわからん(笑)って言ってました。

 

 

作ることは楽しい。評価されるのも楽しい。

 

 

しかし、デザインを考えるのが難しい。

 

 

生みの苦しみ。

 

 

まだ現代彫刻は3作品目。

 

 

少しずつ、変化、勉強。

 

 

4作品目に生かせる学びが今回もあったので、次回に生かして頑張ります。

 

 

とても良い経験でした。