秋風を心地よく感じ,秋を堪能したいのに、
周囲のトルコ人からは
「冷えてきましたね〜あ〜あ、夏も終わってしまった・・・
冬が来ますね〜」とご挨拶されます
いや〜、まだ秋でしょ。。。
今週は暑さが戻り、日中の最高気温は34度ほどですが、
「暖かさ戻ってきたねーでも来週からまた冷えるよ」
8月は、暑くてバテバテ。。。と言っていた人たちも、
9月になったら、急に暑さを愛おしんでいるよう・・・
確かに家の近所の街路樹は紅葉しないで枯れて散っています・・・夏に雨降らず乾燥しているので紅葉がないのかしら?
トルコで紅葉が見られる場所は限られていますが、やはり美しい風景があります。
秋を味わう人たちが少ないトルコで
「日本からの秋風コンサート」が10月に開催されます
そこで、秋にちなんだ日本とトルコの詩も朗読されるのですが、
日本側は古典和歌を出すことに・・・
しかし簡単ではありません。。。
地名入りの歌はまずボツ。
だって、「小倉山〜」といってもイメージが沸きません
なんとか紅葉の和歌を入れたいと私が選んだのは、
小倉百人一首より
「奥山に 紅葉踏み分け鳴く鹿の
声聞くときぞ 秋は悲しき」
トルコ人の日本古典文学研究家であるEさんに翻訳を依頼しているのですが、Eさん曰く、
「鳴く鹿というと、トルコ人は鹿が歌っているイメージを浮かべてしまうかもしれません・・・」
鹿が歌う!なんと素晴らしい想像力!!
結果、この歌もボツ。。。
しかしEさんが選んだ和歌またまたビックリ!
さらりと読んでは意味がよく理解できず
昔は文学少女だった私は冷や汗💦
トルコ生活で落ちてしまった日本語力
秋の田の 穂の上に霧らう朝霞
何処辺の方に わが恋止まむ
磐姫皇后
思うに、トルコ人は「恋」の歌が好きなのかも
トルコで秋の和歌編。。。もう一息です〜