こんばんは、漢方講師のまめです。

9月になっても、暑い日が続きますね〜

そして、いよいよ大型台風がっ!!

 

台風が近づくと、まめ一家は、お父さん以外全滅の体調不良に陥ります・・・ゲッソリ

要は、私の遺伝子は台風に弱いのね〜(笑)

 

台風2〜3日前から、耳や鼻が詰まったり、喉が詰まった感じが起きてきます。

そして、台風当日は頭痛。

場合によっては喘息、吐き気、腹痛、むくみ、食欲不振、だるさ、などなど、コレに生理痛がプラスされると、もうその日は動けません。

 

我が家では、漢方を私が勉強するまで、カメハメハ大王の歌にちなんで、「カメハメハ病」と呼んでいました。(笑)

 

 

 

実は、漢方相談をしていると、こんな方がた〜くさん世の中にいることがわかります。最近まであまり病気と思われていなかったので、怠け病とか不定愁訴と言われ、病院でも相手されず、会社を休むと怒られ、向精神薬とかを飲んでしまい、「うつ」

になった方も多いです。

 

最近では、気象病という名前で定着しましたが、原因は分からず、病院でも対処療法しかありません。

でも、漢方ではあります!

「五苓散」という漢方薬が効果的なことが多いです。

コレは、できれば台風に関係なく、普段から飲んでいるといいのですが、体内の水の巡りを良くしてくれるので、下痢やめまいが起きやすい方に向いています。

 

喘息が出やすい方には「柴苓湯」または「柴朴湯」を。

 

イライラしやすくなり、高血圧もある方は「釣藤散」。

 

体質に合うかが一番なので、普段健康な方は2〜3日分を薬店で購入して試してみてください。病院に通ったり、持病がある方は必ず医師か薬剤師にご相談を。

 

普段から漢方薬を飲んで体質改善しておくのがベストですが、とりあえず飲んでみても体質に合えば改善しやすくなります。

明日からの台風で辛い方は、ぜひ試してみてくださいね!

 

 


こんにちは、まめです。
今日は新聞連載中の薬膳のお知らせです。

はや4年、連載させて頂いていますが、今月は冬瓜レシピです。

冬瓜って、何⁈

そう思う方、多いと思います!
私も薬膳やるまで、ほとんど食べた事ありませんでした。


夏にとれるウリの仲間で、転がしておいても傷みにくく冬までもつから、冬瓜と言われるそうです。

確かに、我が家で購入したものも、1週間以上前に買ってキッチンに放ってましたが、傷んでいません。


むくみを解消する薬膳の代表食材で、体内の余分な水分を排出し、渇きを潤し、バランスをとってくれます。


なかなかこんな食材ないんです!

あとは、スイカやマクワウリもこれに近いかも…


残暑厳しい時に食べて頂いて、薬膳効果も出せるよう、今回は冬瓜をタイ料理のソムタム風に作って、辛みと酸味で湿気も追い出せるよう、試作を繰り返しました。


料亭で食べる「海老と冬瓜の煮物」も美味しいけど、たまにはこんな変わり種も美味しいですよ!


詳しいレシピは、今朝の日本海新聞に掲載されていますので、ご覧ください。

会員登録が必要ですが、Webからもご覧頂けます。


https://www.nnn.co.jp/life/200826/20200826067.html





こんばんは、まめマカロンです。

「まめ」と名付けたのは、beansの豆ではなくて、山陰の方言で

「お元気ですか?」

というのを、

「まめだかね?」

という、ところから来ています。

 

こまめに動ける=元気爆  笑

 

ということなのかな?(由来については、さっぱりわかりません・・・)

 

 

それは、さておき、今日のまめは、まったくやる気が起きず、ダラダラしていました。ショボーン

月曜日だから?暑いから?

みんな条件は同じだから働け〜、と、バブル時代の会社なら言われていましたが、

コレを中医学(漢方)で考えると、ちょっと違います。

 

やる気がでないのは、気虚という状態です。

気虚とは、気(やる気や元気、血の流れなどを動かす生命の源、パワー)が不足してしまってる状態をさします。

例えば、

汗をたくさんかいた。

睡眠不足。

根をつめた作業や仕事、スポーツなどをやりすぎた。

生理中、闘病中、何かで大量出血した。

食欲不振、胃腸が弱く下痢気味、胃下垂。

などでも、簡単になってしまいます。

 

暑い日に気虚が起きやすいのは、汗が出過ぎるから。

月曜日に起きやすいのは、日曜日にお出かけやスポーツ、趣味、家族サービスを頑張りすぎたから。

 

ちゃ〜んと、体調不良には理由があるんですね!

 

単純な一過性の気虚なら、一晩しっかり寝る、休む、お米のご飯と肉・魚をしっかり食べる、で解決します。

中医学では、特に夏場の気虚はお昼寝を15分前後とることで改善しやすくなると言われていますよ!

 

そして、この気虚はストレスで気が滞ったり、血の巡りが悪くなった時にも起こります。例えば、いじめ。

夏休み明けの9月は、お子さんの不登校や自殺も多い傾向があります。

いじめは改善してあげられないけど、気虚を改善することで防げる、自分を衛る体力がつくこともあります。

 

お子さんに限らず、最初はこんな「だる〜い」の一言から始まります。

こんな時は、まず食事と休養を取れるようにしてあげると、深刻化しないで済むかもしれません。

「その日の疲れはその日のうちに」を合言葉にしましょう!

 

 

こんにちは、まめです。

突然ですが、明け方に足がつって、

「うお〜っ!痛い!!」

という叫び声と共に目覚める方、いませんか?

うちの主人がそうなんですが・・・(笑)

 

冬もなりますが、夏場の今頃、特に漢方相談にいらっしゃる方が増えてきます。

病院に行くほどでもないけど、続くと目覚めも悪く、寝るのが怖いとおっしゃる方も。

 

以前、薬店に勤めていた時に、50代で黒いサングラスにオーダーメイド風の高そうな派手な柄物スーツを着込んだ強面の男性が舎弟?の若い男性と来店されました。

どう見ても、ヤ◯ザびっくり

 

「今日はどうされました?」(もしかして客じゃなくて、社長の借金取りか?!)

と私が言うと。

「実は嫁に言われて、漢方薬でなんかいいのがないかと思って・・・」

あ〜、なんか喋ると紳士的で優しい感じ。

という感じで、ご相談をお聞きすると、夜中に何度もこむらがえりで目が覚めて足が痛くなるとのこと。

それも、2ヶ月以上続いているらしく、お辛そう。

舎弟?(失礼、従業員の方)のお供は、昼にもこむらがえりが起こる事があり、運転中に事故ったり、歩く途中でなったりするのを心配したお付き添いだったんですね!

 

見た目で判断しちゃって、ごめんなさい。

 

既往症がないかどうかのチェックをして問題なさそうだったので、ファーストチョイスは「芍薬甘草湯」を寝る前に一服。夜以外に、こむらがえりが出たらその時に頓服の形でご購入いただきました。

 

芍薬甘草湯は、芍薬が血を補い肝臓が平滑筋の急な痛みを和らげ、即効性がある漢方薬で、私は生理痛、胃痛などの時にも使っています。いつもバッグに市販の分包を入れてますし、旅行に行く時にも、必ず常備していきます。

 

こむらがえりが起きるのは、西洋医学では「脱水と亜鉛の欠乏」ですが、漢方では「血虚」の状態です。

昨日のブログにも書きましたが、血が不足するために起きやすくなります。

漢方では、「津血同源」という言葉があり、夏場などで大量に汗が出る事=血を失う、と考えるので、特に夏の夜にビールやお酒などを大量に飲んで寝てしまうと、アルコールの分解による脱水作用と寝汗で、身体の水分が不足し、こむらがえりが起きやすくなります。緑茶やコーヒーなどのカフェインの多い飲み物を飲んでいても、利尿作用があるので、お酒ほどではないですが、脱水しやすくなります。

 

前述の男性も、夜にビールを結構大量に飲んで寝るのが日課らしく、その上、日中は社長業で忙しくストレスで胃腸も弱っていたので、食べても血を作り出すのに時間がかかって、「血虚」が続いた事による身体の悲鳴が「こむらがえり」で表れたんだと思います。

 

血虚の方は、血が不足している理由が問題になります。

「血の量<使う量」の時は、血を食事と睡眠で増やしますが、「血の量>使う量」なのに血虚の症状がある場合は、身体のどこかに滞りの原因となる血栓や炎症が起きている可能性や、流れが悪い原因となる気の過不足なども良くあります。

 

芍薬甘草湯は使いやすいお薬ですが、甘草が大量に入っているためにむくみや肝障害が出る事もある「偽アルドステロン症」という副作用もあるので、他の薬を服薬中の方は購入時に専門家に相談しましょう。また、自己判断で長期間飲まれることは勧めません。

 

とはいえ、この男性のように、こむらがえりで病院に行っても改善せず、不必要な高いサプリを購入しても治らず悩んでいたり、生理痛が酷くて毎月鎮痛剤を大量に飲んでいたりするよりは、芍薬甘草湯を頓服として正しく使えば遥かに効果的です。

 

そうそう、この男性は、ご来店日の夜から1週間続けて飲んだところ、

「昼も夜も全然、出なくなった!久しぶりに熟睡できた」

と、大喜びで1週間後に追加購入していかれました。

 

腓返りを改善した薬で、胃腸の痛みが減り働きも良くなり消化吸収も改善し、熟睡で血も増える好循環に。

漢方薬って、こういう総合力が本当に優れているんですよね!

ぜひ、お悩みの方はお試しを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんばんは、漢方コンサルタントのまめです。

このブログも人気がないので(笑)、今までと少し変えてみることにしました。

今までより、わかりやすく、楽しくお伝えできたらいいなぁ、と思います。

 

さて、最近、お風呂に入ってシャンプーしてると、髪の毛がごそっと抜け落ちるんです・・・

 

そういえば、子どもが小さかった時にも、夏休みが終わってようやく美容院に行くと、美容師さんから

「ここのへん、白髪めっちゃ増えてますね〜!」

なんて、言われること度々・・・ガーン

 

歳だから仕方ないのか・・・

と、諦めていた時期もありましたが、漢方(中医学)を勉強してから、原因を突き止めました〜!!爆  笑アップ

 

血虚

なんですわ〜!!

 

血虚というのは、文字通り「血が足りなくなること」。

貧血に近いけど、漢方の考えはもっとグローバルで、汗をかいたり根をつめて集中したりすると血が足りなくなってきちゃうんです。

他にも、長時間ゲームやスマホ、パソコンをいじったり、読書したり、細かい作業や難しい作業を長時間行ったり、頻繁にHしたり、睡眠不足だったり、暑くて食事が取れてなかったり・・・

 

ねっ?!思い当たるでしょ?

 

そんなこんなで、夏は血が不足しやすく、「髪は血の余り」と言われているので、不足すると当然、抜け毛や白髪、もっと進むとハゲが出来ちゃうんです。

 

私の場合は、子どもの夏休み中、3食ご飯作って、家事して、子守りして、宿題させながら自分の仕事をするという普段の数倍作業があるので、忙しさでストレスMaxの後遺症が白髪や抜け毛になったんですね〜笑い泣き

 

実際に、以前の薬店のお客様で、職場のいじめのストレスにより後頭部に500円ハゲが出来て悩んでた方もいらっしゃいました。夏の終わりじゃないけど、悩みすぎることも血を不足させる原因になります。

 

加齢や遺伝による白髪や脱毛は自然のことなので漢方でも直せませんが、血を増やすことで白髪の発生年齢を遅くしたり、脱毛しにくくすることは可能です。

 

血を増やすには、

①タンパク質の多い食べ物(肉・魚・プロティン)をしっかり食べる。

 

②お昼寝15分、夜は23時までに寝る。

 

③ミネラルウォーター(硬水)やミネラルサプリ、夏野菜などで、ミネラルを補給する。

 

④毎日の食事に、ワカメ、昆布、海苔、ひじきなどの海藻を必ず食べる。緑色と赤色の野菜も食べる。

 

⑤上記のような減らす行動は、なるべく避ける。

 

の5つです。

要は、良く食べ、良く寝て、使わないこと。

 

そして、ストレス性の脱毛が気になる方は「柴胡加龍骨牡蠣湯」という漢方薬もオススメ。体質によって合う合わないはありますが、試しにドラッグストアで数日分買って飲んで気分がスッキリするようなら合っている証拠です。

(下痢や胃弱のある方は薬剤師さんや医師に相談しましょう)

 

まだまだ残暑厳しい日々は続きますが、今日食べたものが血になるのは約3ヶ月後。

今日からでも、早く寝て血を増やす生活をしていきましょう!