知らんおじさんにお尻拭かれるの嫌だよねーって思う。
本気で思う。
そもそも考えられん。
知らんおじさんにお尻を拭かれている場面が。
でも、私自身、排泄が上手くできなくなったら…
失敗することが多くなったら…
どう思うのだろう。
知らんおじさんにお尻を拭かれたくない。
やっぱり、
ウォッシュレットがいいと思う。
絶対。
じゃ、
ウォッシュレットで済ませてくれるから、
この利用者さんは楽だよねー。
だから人員が少なくてもいいよねー。
助かるわー。
は?
ここからが政治家の考え。
は?
医療・福祉・介護業界にも生産性が求められ、
そのための(ではないかもしれないけれど)IT化が求められ…。
そもそも知らんのだよ。
机の上で物を考えている人も、
椅子に座って物を言っている人も。
現場の職員の声を聴こうとは思わないのかね?
その前に、利用する方々、家族の声を聴こうと思わないのかね?
自立した産業として考えると、
確かに生産性を上げること、効率化を図ること、
そこに関しては、医療・福祉・介護業界は遅れているかもしれない。
そして、そこを重点的に改革していかないとならないのかもしれない。
パソコンすら触れない職員もいる。
それも確か。
未だに電話やFAXでやり取りしていることも多いし、
他事業所さんと直接会って話をする機会も多い。
そこはみんなで今度謝ろっ、政治家に。
けど、それが答えだとしたら?
若い人たちが医療・福祉・介護業界に興味を持ってくれないのは、
働いてみようと思わないのは、
私たちのせいだとも思う。
発信力の弱さから。
そこもみんなで謝ろうか。
ごめんね、おじさん・おばさんで、って。
けど、やっぱり人間が必要だよ。
人間を必要としている方々ばっかりじゃん。
お尻拭くだけが介護なの?
ウォッシュレットだけが必要なの?
この話を
汲み取ってくれたら
幸せです。
昔のあの場所のように。