本音を言えば悔しい…
『激走戦隊カ〜レンジャー』は
放送終了から29年。
当時、平均視聴率は私の記憶として…
聞いた所によると歴代ブービー。
いちエピソードとしては歴代最低(#24/1.7?)だそうで…したが、
挿入歌、サントラ等の曲数は最多、
おもちゃは好評、後楽園ゆうえんちの来場者数では過去最高と、良い結果も残しました。
そして少なくてもキャストやスタッフのみんなは「過去イチはちゃめちゃで、実験的、面白い作品だった」
と言う自負はあったので、
実役の福田佳弘氏とは、
「今はお子さんや王道特撮ファンに理解されなくても、きっとビデオやDVD等の映像として残った数年、数十年後には認められ、歴史に残り、愛される作品にしよう!する為に頑張ろう」とよく話していました。
そして、これまで私は幾つかの戦隊にゲスト、声優として出演させていただいたりはしましたが、
カ〜レンを大切に思い、何より現役のヒーロー、
特撮番組を大切に思うからこそ、
元カ〜レンジャー/元レッドレーサーとして大っぴらに活動をしてきたりはしませんでした(ゴーカイの出演に関してのエピソードも実はその一つ)。
と言いつつ来年は30年。そろそろ気づかれ、愛される時が来るのでは?
と今回の大投票には淡い期待を抱いていました。が、残念な事にランクにはロボ部門でRVロボが辛うじて42位の入っただけ…でした。
それでも、X上での沢山の応援や報告を頂いて本当に有り難い事だし、幸せだと思っています、みんな、ありがとう。
来年、現状、何があるか分かりませんし、何が起きるか分かりません。
(違うヒーローにレギュラー復帰とか?(ドゲ除く(笑))
だからこそ、これからも今までと同じ様に、作品と役を愛し、
求められる俳優でいられるように頑張りますので、
応援よろしくお願いいたしますね。
今は舞台/ミュージカルが主戦場です。
生きているうちに会いに来て下さいね。
胸に愛を抱いて…
元激走戦隊カ〜レンジャー
レッドレーサー陣内恭介役
岸祐二
親愛なるファンの皆さんへ…
帝国劇場への想いをホンの少しですが綴りたいと思いますので、
良かったら少しお付き合い下さい。
2003年7月、『レ・ミゼラブル』に
アンサンブルとして初めて立つ事が出来て以来(03:アンサンブル/05:アンジョルラス+ブリュジョン/06~07:アンジョルラス/15-17ジャベール役)
2023年10月『チャーリーとチョコレート工場』(ソルト氏役)
まで、約20年7作品。
☆『ミス・サイゴン』(2004:アンサンブル/2008ジョン役)
☆『ルドルフ~ザ・ラスト・キス/ヴィルヘルム:カーロイ役)
☆『エリザベート』(2010-12/エルマー役)
☆『三銃士』(2011/ポルトス役)
☆『ナイツ・テイル』(2018-21/シーシアス役)
7作品ですが、再演も考えたら倍近く帝国劇場に立つことが出来たんだと振り返って心から光栄に思っています。
恥ずかしながら、"日本一の劇場"
位にしか知らなかったのに…振り返れば今の自分を育ててくれた故郷であったと同時に、そこに立てる事がどれだけ素晴らしい事か…劇場に行く度に感じさせられました。
『レミ'03』。
実は…ヴァルジャンの稽古場代役をやらせていただきながら
本番中に極度の緊張と疲れから腸炎を患ったにも関わらず、
出演オフ日1日で奇跡的に回復出来、
囚人の衣装で皆の肩に手を置いて登場する時に、舞台に立て作品に出られる幸せを感じ、自然と涙が溢れたまま砕石の芝居をした事…
『'08サイゴン』
ジョン役で「ブイ・ドイ」を歌っている時に地震が起きたあの緊張とお客様への想い。
『三銃士'11』
プライベートでの辛い事、
幾多のアクシデントを乗り越えて千秋楽を迎えた時の感動。
ジャベールとしてまた帝劇『レミ'15』に戻れた時の覚悟。
『ナイツ・テイル'18』
"演劇仙人"ジョン・ケアードに導かれ世界初演でのお客様の作品への驚きや笑い声、共有した平和な時間、
『チャリチョコ』
ウォーリーさん初め最高のクリエイターが集結して最高の舞台機構を使った演出、世界に飛び込めた事、お客様へお届けできた空間を、
特に鮮明に覚えています。
帝劇には"演劇の神様"って本当にいるんだ、と思える何か、が、
間違いなくあったと思いますし、
皆さんも感じられた事でしょう。
2025228。
感謝のパーティでも沢山の仲間、家族と思えるスタッフやカンパニーの皆と再会して幸せな時間を過ごすことが出来ました。
新しい帝劇、にまた立つことが出来るように、
新しい帝劇、で新しい作品をお届け出来る人間でいられるようにこれからも精進する事を誓い、
お別れをして来ました。
みなさんもそんな私を応援してもらえると嬉しいです。
ありがとう、帝国劇場。
また会いましょう。
いつも応援してくれているあなたにだけ
甘えて、こんな事を言う事を許して下さい。
今の自分に満足出来ないし、
今までも満足した事はない。
作品を良くしよう、
業界を変えようと必死に闘ったりもしました。
て言うか、自分が嫌いだと思う事も多い。
自分の為に、自分が誰にも負けないスキルや表現を手に入れたい。
50歳過ぎてもそんな事ばかり考えていた。
でもそれは間違った追い込み方だったのかもしれないな、と最近思います。
これまで色々な、本当に色々な仕事と経験をさせてもらってきて、
時には自分の望みと世の中のニーズ(キャスティング)のズレや、
夢や目標が叶わなかったことで、
心がバキバキに折れたりしました。
今でも様々な作品のキャスティングを見てため息をついたり、後輩の活躍、
抜擢に心から喜んだり…。
思うのは…
「まだ終わってねぇ」
「俺は諦めの悪い男なんで…」てこと。
もっと多くの人に知ってもらわないといけない。知られていないのは居ないのと同じ。それ位強く意識して日々生きます。
強烈にそう思います。
志半ばで逝ったあいつやあの子の為にも。
もしこれを読んで共感、応援したいと思って下さったあなた、
あなたのお陰で今生きています、ありがとう。
そして、これからの私にもっと期待して下さい。力を貸して下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
親愛なる団員のみんなへ…
ここへ来てくれてありがとう。
NBA挑戦中だった渡邊雄太選手について、
そして自分のバスケ感について、
思う所を書きたいと思いますので、
興味ない方はスルーして下さい。
先ず皆さんに私から言いたい事は、
渡邊雄太選手の6年、大学時代入れたら10年以上の挑戦は、とてつもない偉業であったという事。
206cmの恵まれた身長だとしても、
世界から集まる猛者の中での競争をここまで続け、
NBA選手としてのハイライトも魅せてくれたのは、
超人的努力とメンタルだった事の証明だと思います。
本当に物凄い夢を見させてくれてありがとう。
今夏のパリ五輪~Bリーグでの活躍を楽しみにしています。
そして同時に、私のバスケットボールの選手としてのキャリアも完全に終わりを迎えました事を報告させていただきます。
数年前からシニアカテゴリーO-40で日本一を獲ったチームにお誘いいただき、
厳しい練習を何度か経験した上で、
最後の挑戦だと思って臨んだO-50の大会でしたが、2期に渡り公演と重なり大会に参加出来なかった上に全国3位、
昨年度は関東大会敗退の結果となり、
今年は流石にチームに迷惑をかけるので参加を断念し、退団を決意しました。
しかし、正直に言うと脚の怪我で舞台を降板してからプレイでの恐怖心が拭えずに、
練習についていくだけの体力も気力も衰えたと言うのが本音です。
勿論、怪我のリスク、怪我を心配させてしまう事を回避する為でもあります。
今となっては迎え入れてくれたチームのメンバー、
心配しながらも私の固い意志として支えてくれた事務所スタッフに感謝して、
これからの俳優人生、そして皆さんへバスケの楽しさを最高に楽しくお伝え出来るバスケ解説者への本格挑戦に向かいたいと思いますので、
ぜひ応援よろしくお願いいたします。