『好きな日本食は…』韓国のカーリング『メガネ先輩』が明かす日本の歓迎『来るたびに温かい』

3日の軽井沢国際カーリング選手権に出場

 2018年平昌五輪カーリング女子準決勝で日本代表と激闘を繰り広げ、有名になった韓国代表のキム・ウンジョン(金恩貞)は『チーム・キム』を率い、1~3日に長野・軽井沢アイスパークで行われた軽井沢国際カーリング選手権に出場した。『THE ANSWER』のインタビューで、日本でも有名な『メガネ先輩』というニックネームに対する愛着などを語ってくれた

 

 3日の決勝では中部電力に6-7で敗れて準優勝だったが、キムは大人気だった。大会中は大きな拍手を浴び、試合後のアリーナロビーではサインを求めるファンの人だかりの中心にいた

 

『とても楽しんでプレーをしました。軽井沢国際大会に来るとカーリングを愛する方々がたくさんいらっしゃって、いつも楽しくプレーができて感謝しています』

 

  白熱する攻防となった決勝後、息を弾ませたキム。『パシフィック・アジア・カーリング選手権大会にも参加しましたし、軽井沢国際大会にも何度も参加しましたので、日本での大会参加は6回か7回くらいだと思います』と話す。豊富な来日経験から日本食もお気に入りのようで、『好きな日本食は丼物やお寿司。豚丼も好きです』と明かしていた

 

  そんなキムは、平昌五輪で日本の藤澤五月とのスキップ対決で知名度を高めた。メガネをかけたクールな佇まいから漫画『SLAM DUNK』の人気キャラクター小暮公延と同じ『メガネ先輩』というニックネームが一気に広まった

 

『メガネ先輩』のニックネームをどう受け止めているのか

  本人はこのニックネームをどう受け止めているのだろうか。『メガネ先輩(笑)メガネ先輩というニックネームは好きなんです。メガネ先輩のあだ名の由来は日本の漫画に由来していると聞いています。それで、日本でも親しみを持ってくださっているようで感謝しています。他国の選手にもかかわらず、応援してくださって本当に感謝しています』と笑顔とともにニックネームへの愛着を語ってくれた

 

  地元ファンの歓声にも感謝したキムにとって、軽井沢は特別な場所だという。『軽井沢で何度も大会に参加し、来るたびに温かく迎える方がいて、良いところだと思っています。またアジアにもカーリングファンが多くいることをいつも感じさせられるので、いい思い出が多い場所です』と感謝を込めて語った

 

  大会の舞台となった日本最大級の通年型カーリングホール『軽井沢アイスパーク』についても『長野五輪でのレガシーを受け継ぎ、オリンピックに泊らず施設や環境を活用し、長年国際大会を開催していることがとても印象深いです。さらに新しくて良い施設で若い選手が育ち、成長していくことが、日本の良いカーリングせんしゅになることに繋がるので、とても素晴らしい競技場だと思います』と語っていた