今や酵素にまつわる商品や書籍、情報が溢れていますね。

そこで、


酵素とは一体何か。

食べ物から酵素を取る必要があるのか。


という観点から酵素の理解を含め、どう酵素と向き合えばいいのかというお話をします。


酵素はタンパク質です‼︎

発酵食品の麹菌や乳酸菌など微生物と混同されやすいのですが、

酵素は生き物ではありません


動物、植物、微生物などすべてに含まれます。

酵素は分解したり合成したり様々な化学反応を起こさせる触媒です。

つまり酵素は化学反応を起こす点火剤のような役割をします。


化学反応がどんどん進むことによって体内では日々、食物を分解したり、新しく合成したり、細胞を作り替えたり修復したり、様々な代謝活動をしています。


酵素の種類

例えばご飯を食べるとアミラーゼというデンプンを分解する酵素があります。

それによってデンプンがブドウ糖に変わって消化しやすい形にするという働きがあります。


タンパク質はプロテアーゼ(総称)

脂質はリパーゼ



酵素はわかっているだけで数千種類以上も存在しています。

一つの酵素が一つの標的にうまく噛み合うよう設計されいて、そこで化学反応が起きるようにできています。


一つの酵素があっちこっちで反応してしまうと体の調節機能がおかしくなってしまいますよね。

ある特定の反応にしか触媒しないことになっているのです。


食物酵素は体内で働けない

食べ物からの酵素が体内に吸収されて様々な化学反応を起こし、代謝を助けるということはなくそれは大きな誤解です。


食べ物の酵素は胃液によって活動は失活し、アミノ酸に分解されて小腸から吸収されます。

タンパク質は分子量が大きく通常は腸管を通過することはできません。


消化・分解の酵素は各臓器から分泌されて、さらに食べ物を細かくしていくという作業になります。

それはもう自分自身の体内酵素を使っているということです!


食物に含まれる酵素は"消化の一部を助ける働きまで"です。

体の中に入って胃から下に降りる頃には失活していると考えてください。


体内酵素について

消化酵素

体内で食べ物を使えるサイズの大きさに切り刻んで吸収させるために分解させる働きです。


代謝酵素

体内の中にある色々な材料を合成して新しいタンパク質を作ったり、

悪いところを修復したり、

体内の毒素を排出したり、

体を一定の状態に保つために様々な酵素が働いて維持しています。


消化酵素も代謝酵素も基本は自分の体内でつくります。

材料はタンパク質(アミノ酸)、ミネラル、ビタミンなどが関与し酵素は作られます。


酵素が含まれるものを摂ることで消化を助けたり、

または酵素によって作られた様々な栄養素、

または吸収しやすい食べ物をとる恩恵。

そこが酵素が含まれる食品を摂りたい本当の目的です。



酵素は生活習慣に影響しています。

体にダメージを与える生活をしないというのは、酵素を大切に使う意味でもとても重要です。


添加物や化学物質が体内に入ると、それを分解、解毒するのに酵素の仕事が増えてしまいます。

なるべく自然に近い食べ物を摂ることで余分な化学反応を減らし、スムーズに消化吸収、排出ができるということですね。


外から酵素を摂るというよりは、

なるべく体内酵素を無駄遣いしない食事。

酵素の働きを助けらるような栄養素を摂る。

規則正しい生活。

適度な負荷(運動)

など、体が本来持つ能力を高めることが酵素と向き合う上で大切です。


動画では発酵のお話もしていますので、ぜひ一緒にご覧になってくださいね💓






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