う
Beautiful You
セラピスト養成講座主宰
濱田あい子です。
昨年から、長い冬眠でした。
何をしていたか?
というと・・・
母の8年に及ぶ介護の末に
肝臓ガンが発見され
5か月間の治療も虚しく
母はガンの痛みに耐えながら
今年1月に永眠致しました。
出来る限りのことはした思いと
もっと、出来ることが
あったのではないのか?
あの時の判断は
アレで良かったのか?
まだ、色んな思いが
交錯しています。
しかし、過去は変えられませんし
母は、旅立ちました。
笑顔も思い出しますが、
怒りをぶつけて
困らせたことばかりが
思い浮かびます。
ガンの痛みに耐えかねて
「もう、勘弁して
楽にして欲しい」と
私に懇願した時に
どうすればいいかを悩んで
痛み止めの24時間持続注入の
処置のために入院しました。
毎日、痛みに耐えかねるうめき声
増え続ける痛み止めの量
しかし、そんな中で
母は、私の手を握りしめ
「ありがとう」と
言い始めました。
幼い頃から、私の中にあった
何をしても、
認めてくれない思いが
【怒り】として
くすぶっていました。
排泄のケアの時に
突然、泣き出してしまい
何か痛みが出るようなことを
してしまったのか?を問うと
「嬉しくて、涙が出る」
そして、
母が「ありがとう」と言いました。
私の中にあった、母に
認められたい
誉められたい
そんな、
子どもみたいな感情の塊が
【怒り】として
くすぶっていた思いが
一気にほどけて
溶けて、消えて
行ってしまいました。
私は、
怒りをぶつけていたことを
「許して欲しい」こと
私の母で居てくれたことを
感謝する言葉を言いました。
それから、1日経ってから
痛みから解放されて
母は永遠の眠りにつきました。
まだ、全てを前向きに考えることは
出来ませんが
母親への「怒り」の根底にあったのは、
インナーチャイルドの寂しさや
悲しみだったのだと感じていました。
「認められたい」
「誉められたい」という願望が、
最期の時の母の言葉で満たされた思いです。
長年の「怒り」の感情が、
一気に溶けていった
母の最期が教えてくれた
私の「怒り」の正体は
祖父母の愛情を
一番に受けていたのに
「まだまだ」、
「もっともっと」の
インナーチャイルドの愛されたい願望
が正体でした。
雪解けが春を告げるように
母の思い出と
受けて来た愛情をシッカリと
感じ取って生きていきます。