少し前の話ですがその時に書けなかったので書きます
かれこれ2ヶ月前の事です
寝る時は必ずおしゃぶりをして寝ていました
荒木家では
おしゃぶりの事をチュッパと呼んでいたので
ベビーカーでも
眠くなれば
『チュッパくーださい』
とおしゃぶりをします
そんなべびぽんの
おしゃぶり卒業を
日々願っていたよめぽんは
ある日の夜
意を決して
べびぽんに問いかけました
『ねーねー、べびぽんちゃん。おしゃぶりは赤ちゃんがする物だよ?べびぽんちゃんはおねーちゃんだからもうバイバイしたら?』
えっ?
急にどうした
と
リビングに緊張が走り
何も聞こえないフリをして
動向を見守っていると
べびぽんが
『べびぽんはもうおねーちゃんだからチュッパ、ポイする』
ポイするとは
荒木家ではゴミをゴミ箱に捨てる事です
俺
えっポイできるの?
するとべびぽんは
スタスタとゴミ箱に向かい
次の瞬間
『カランカラン』
と
何も入っていないゴミ箱から乾いたプラスチックが転がる音が
そしてべびぽんが
『チュッパさんありがとバイバイ』
えっ
なんか泣くわ
そして
その日以来
チュッパを求める日は
今まで一度もありません
卒業の日は突然にやってきました
べびぽん
5月27日
チュッパ(おしゃぶり)
卒業しました
その日
べびぽんが眠りついてから
ゴミ箱からチュッパを拾い
最後の熱湯消毒している時
チュッパとの思い出が溢れ出ててきました
スーパーのレジ前に捨てられて
取りに戻り
自転車から投げす捨てて
懐中電灯で探しに戻り
最終的に無くして
同じ柄のおしゃぶりをネットで買おうとしたらプレミアム価格になっていて倍以上の値段で買い直し
その後も
出かける時はいつも一緒だった
チュッパ
育児を助けてくれてありがとう
劣化しないように大事に保管するからね