久しぶりの投稿になります
表題の通り『モデリングVSサンプリング』
について少し書こうと思うのですが
はじめから言っておくとどちらが良いという
ことではないのであしからず・・・
さてモデリンング?サンプリング?
楽器の弦の素材、ボディの材質
菅の長さ、それぞれをシミュレーションして
組み合わせると本物に近い音になる
さらには世の中に存在しない長さ20mの
グランドピアノや10mの長さの
トロンボーン。そんな仮想の楽器が
できるのが『モデリング』
楽器そのもののある時間を切り取る
『サンプリング』
私もそんなに詳しくないので
ざっくりと・・・
かつて(今も)どちらが良い?というのは
続いていて未だ私は答えは出ていません
そしてどちらが良いという考えはありません
前置きが長くなりましたが
先日発表された
IK MultimediaのMODOBASS
http://www.ikmultimedia.com/products/modobass/
現在製品に向け開発途中という話ですが
この段階での出来は相当なものです
モデリング技術の向上は本当に進歩してると
実感しました。その挙動と実際に出る音の差異のなさ
なめらかな演奏フィーリングと分かりやすい
ユーザーインターフェース。まさに2002年?
SampleTankがリリースされて初めて
弾いたときの印象に似ています
そしてこのMODOBASS、8年前から
開発していたのだとか!!
そして何よりCPUの負荷が軽い
これも大事だと思います
ついついたくさんの処理をしなければ
ならないモデリングがこの軽さとは!!
今後に期待ですね
でモデリングと言えば最初に思うのが
Modartt Pianoteq
http://www.minet.jp/brand/modartt/
もうバージョン5なのです
円熟味ました音源になりましたね
いまではアコースティックピアノだけではなく
エレピ、ビブラフォン、チェレスタ、スティールドラム等
ありとわらゆる楽器が超リアルにモデリングされています
確かに最初のバージョンの頃はいわゆるモデリング臭さが
ありましたがバージョン3の頃から急にリアルさが
加速して使える音源になりました
前述したCPU負荷も見る見る軽くなり素晴らしい
完成されていました、この先も進化すると思うので
ますます楽しみですね
アコースティック楽器だけでなく
ビンテージのシンセをモデリングする
メーカーもあります
Arturia
ここは早くからアナログシンセをモデリングしていて
独自の技術でリアルな音源をリリースしていました
かなり前から完成されているのでMOOGやJUPITER8なんか
使いたいとき一番に手が伸びるプラグインシンセですね
今では相当な数のラインナップになって
もうそろそろアーカイブがてらマニアックな
シンセのモデリングをリリースするんじゃ?という
感じすらありますね
そして忘れてならないのは
Applied Acoustic Systems
http://www.minet.jp/brand/aas/
ここも早くからモデリングのプラグインを多種
リリースしていてエレピのLounge Lizard EP-4は
かなり有名ですね。個人的な好みは打楽器をシミュレーション
したCHROMAPHONEですね、これ打楽器の皮の
リアルさは本当にスゴイですかつてコルグから発売されていた
WAVEDRUMSを思わせる叩いたとき(弾いたとき)の
リアルさはちょっとオケに馴染まないんじゃ?
という気にさえさせます
ここのメーカーにはNativeInstrumentsのREAKTORに
似ているTASSMAN4がありますがこのシンセなかなか
バージョンが上がらないのでここ期待です
これも音作り(インスト作り?)難しいですが
新しいバージョンとなればスゴイのでてきそうな予感あります
さて長々書きましたがリアルさを求めた
モデリングの良さはなんといっても
サンプリングにないシームレスな弾き心地ではないかと思います
そしてありえない構成の実物のない楽器それも面白い
もちろん生楽器の表現力はこれらのシミュレーション楽器では
到底かなわないのは事実です
ただいきなり若いミュージシャンが生楽器に触れるのは
少しハードルが高かったりするので徐々に
仕組みや演奏方法を学んで行くのが良いのではないかと思います
知らないのは勿体無いですよね(どちらも)
『コンピューター最高』だったり
『生楽器しかないっしょ!』
どちらでもなく
いろいろな表現方法に触れて
音楽最高!
となればいいな〜と思ったりします