東京都の絶滅危惧種が12年ぶりに改定となった。

http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/rdb/pdf/RL2010TokyoM.pdf


予想されていた通り、「鳥」の指定種がこの12年間で、なんと1.5倍以上になってしまった!

野鳥愛好家としては非常に面白くない数字である。


絶滅危惧種と言うと、すぐ種の生息数が頭に浮かんでくると思う。

まあ、それで間違いではないが、そう単純なものでもない。

「ロカリティ」と言う部分がかなり考慮されるからだ。

一つだけ極端な例を紹介しよう。


「A」という鳥は毎年1.1倍ずつ増加している(つまり前回の調査よりも、3倍以上の生息数)にも拘らず、絶滅危惧種の指定を受けてしまった。

前回の調査では「都下」全域で確認されていたが、生息地を「東京湾」だけに移しながら生息数を増やしていったのだ。

こういった場合「絶滅危惧種」の範疇として扱われる場合が非常に多い。

「人災」「天災」などで狭い範囲だとやられ易いからである。

東京湾で巨大タンカーが沈没してしまった、でアウトだからだ。

口蹄疫ではないが、「疫病」なんかも狭い範囲に生息するものにとっては脅威であり、当然これらもカウントされる。

つまり「環境の予測」の部分が非常に大きいわけだ。


それにしても「カイツブリ」まで絶滅危惧種だなんて、びっくりである。

やめてケレケレケレケレ・・・