カリフォルニアと日本の教育 | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

カリフォルニアと日本の教育

私は専門家ではありませんが、カリフォルニアで子育てに携わった親としての感想をいえば、

こちらでは、学校以外の教育がかなり一般化しているように思います。


スポーツ、、音楽、ダンス、演劇などアカデミックなもの以外の分野での教育にも親が興味をもっているように思えます。これらが、将来の大学の入学審査の布石のためだけとは思えません。


日本のことは分かりませんが、このような活動は比較的に廉価で出来るような気がします。

たとえば、サッカーをとれば、地域のリーグで1シーズン〔3ヶ月)で$100程度です。ユニフォームとソックスつきです。このようなスポーツのばあいには、親のVolunteerたちがプログラムの主力になっています。楽器のレッスンも1時間あたり$50くらいですから、週に30分x4回=1月$100ぐらいでしょうか。日本だと塾という事になるのでしょうか。こちらでも、公文やSylvan

などの塾がありますが、まだ一般化はしていません。


この学校外での活動は人種、民族的な背景によってもずいぶん違うような印象をうけます。


私の住んでいる市にはアジア人が大変多く、約40%がアジア系の人たちです。とくにインド人と

香港、台湾を含めた中国人が多く、大変教育熱心です。高校のなかでは、生徒がCollege Prep。

(主にCommunity CollegeかCalfornia State University_-CSUーに進む)とHonor & Advanced Placement(University of Californiaかそれより難しい大学に進む)の2つのコースがありますが

Honor APのコースの生徒は95%がアジア系の生徒たちです。しかし彼らアジア系、特に親が一世の生徒を見ると日本の進学生のイメージとダブルような気がしてなりません。彼らの努力の主力は勉強にむけられます。塾に行くのも彼らが多いようです。科挙の亡霊の影響なのでしょうか?

よくメキシコ人の学生のついての否定的なコメントを見かけたりしますが、うちの隣の3軒かがたまためがメキシコ人ですので言いますと、そのうちの一人はPhDでもう一人はBA、子供達はすべて修士、学士、学生、あるいはPrep School の生徒です。確かにメキシコ人のDrop Outもいますが、皆がそうというわけではないのです。アメリカは多様なのです。