アメリカでの恩人ー日系人たちについて、 | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

アメリカでの恩人ー日系人たちについて、

1980年代は日本のバブル景気とシリコンバレーのHigh Tech分野での急成長のため、在米日本人の人口が大幅に増えたような気がします。新一世という世代が大挙しでアメリカのやってきたころです。会社派遣の家族での移住が増えたのもこのころでしょうか。


この在米の日本人の人口増加に反比例して、影が薄くなってきているのが、日系人たちです。

静かな日系人といわれていますが、リーガン大統領が戦時中の日系人収容補償法に署名してから、世間の話題からはずれてしいまっているようです。


二世の人たちは”排斥”と言う日本語を覚えているくらいこの国で、いじめられ、戦時中は収容所に入れられました。、その中から、軍隊に志願して、陸軍でいまだに記録になっている勲章の獲得数をもつ442部隊で参戦して、アメリカへの忠誠の疑惑をはらし戦後はまた0からはじめて。

いまの地位をきずいてきました。


日本人は勤勉、まじめ、頭が良いなどのステレオタイプではあるものの肯定的なイメージを、

他のアメリカ人たちに植え付けたのも、彼ら、日系人たちでした。上の保障法を政府に認めさせるためには三世たちが活躍しました。彼らの歴史は虐げられた人たちが人並みになるための

戦いの歴史といって良いでしょう。 いまでも、日系人たちは国家がある民族、人種にたいして

特別な差別をするということに、大変敏感です。9.11のあと、アラブ人への危害への警鐘を

鳴らしたのも、日系人達が最初でした。


このような歴史があって、1980年以降に日本からやって来た日本人がアメリカ国内で人並みに扱われるという状況があるという事を理解してほしいと思います。普通のアメリカ人にとって

日本人も日系人も同じに見えるわけですから。Yenの力だけではないのです。


戦前は日本人は白人と同じプールで一緒に泳ぐことすら出来なかったのです。そんなに昔のこと

ではありません。。いま一緒のおよげるのは、彼ら、日系人たちの努力のおかげなのです。

恩を売らない日系人たちに感謝を。