ティーンと話をしよう | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

ティーンと話をしよう

私の経験で子供の成長過程で一番面白く、楽しかったのは12歳以降、高校卒業まででした。ぐんぐん背丈も伸びる、顔つきもかわる、言う事もかわる、子育てに醍醐味はこの時期だと感じました。


この年頃の少年、少女達が大人を避ける、口も利かないというのは、真っ赤な嘘ですね。精確には避ける事もがるが、口をひらくととどめなくというところです。釣りと同じように、待ち時間がありますが、釣れれば入れ食いですね。知的に興味が満ち溢れてきて、それの相手も大変です。しっかり受け止めてやらなきゃ駄目です。


よく子供が小学校を卒業するから、仕事に出ますというお母さんがいらっしゃりますが、私が思うに、子供が親をより必要とするのはこの時期からなんだと言いたいところです。マァ、それぞれ

事情があるんでしょうが。


子供とのコミュニケーションは、子供が物心つく以前から親子の信頼関係がなければ、うまくいきませんね。子供が親は、自分が必要な時には絶対側に居てくれる、守ってくれるという信頼感です。そして、まいにち話をすること、夕食をともにすること。こういう関係があり小さい時からの

コミュニケーションが緊密なら、子供がティーンになっても大丈夫。


ある時、小児科の医院の待合室で。いつものように子供とじゃれていたら、隣のお母さんが

”仲が良いですね”と声をかけたのが、きっかけで、少し話しをしました。8年生(13歳)の

男の子が一緒でした。彼女がいうには、”この子私に嘘をつくんです””GATE Studentで頭はいいんですが”ということでした。これを聞いて、自分の子を見知らぬ人に頭が良いと紹介するような

母親に育てられる子供は大変だなあと思ったものでした。多分こういう家庭では、コミュニケーションが不毛なのでしょう。”勉強しなさい” ”無言”


ティーンとのコミュニケションは、貝と話をするようなものですね、親が根気よくまてば、貝が外との会話を求める時にめぐり合えます。うちの場合たいていは深夜でした。この時は睡眠不足の覚悟がいります。