釣れない | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

釣れない

今週の北カリフォルニアは久しぶりの雨天が続くという予報です。この冬は内陸部のシエラ山脈の降雪量(この州の水源量)が例年の3割程度だそうで、今年の夏の水枯れが心配されていたので、吉報です。この異常気象のせいか、あの湖の水位は、秋から下がりっぱなしで、周りの遊歩道から水際まで50メートルほどの距離ができています。ちなみに去年の今頃は、水際が遊歩道のすぐ前まできていました。

多分この雨不足のせいだと思うのですが、ニジマスの行動に不調があり、餌にくいつかない、いそうな場所にいない、活性のある時間が不規則など、釣り模様が乱れています。こちらの釣り人同士の話で、いつも魚が釣れるのであれば、それはCatchingでFishingではないといわれますが、全く当たりがない日などがあると、本当に放流しているのかいななどという疑問を述べる釣り人もいます。

去年、私の相棒などは、1月だけでほどんど毎回リミット(5匹)をあげて、ニジマスを90匹釣ったと話していたくらいでしたが、今年は、この彼にしても坊主の日も少なからずあり、もう朝の9時には、二人とも退屈で昼ごはん詮議をし始めることもあり、釣行も難儀をすることがたびたびです。しかし、ルアー釣りと餌釣りを比べると、ルアー釣りのほうが、群れが来れば短期間に勝負が付くので、こちらのほうが釣果が上がってはいます。あの湖は、マスが捕食する小魚も多く、自然に帰ったマスたちがこれらを食べはじめると、停止した人口の餌には、なかなか飛びついてはこないようです。また、自然の餌というわけで、ミミズに空気を入れて膨らませて、水中に浮かべてみると、今度は、Small Mouth Bassの子供たちがやってきて、これを食べるのではなくついばむので、空気が抜けて沈んでしまうという問題もあります。

ルアーは定番の赤金、青銀のほかに、銅緑、薄紫銀などでもニジマスが上がっています。サイズは1-1/4”の長さの1/8オンスのサイズが一番効き目があるみたいです。ルアー用の竿は、St CroixのAvid Ultralight 6’6”のものをつかっています。

というわけで、釣りの最中でも暇なので、最近は鴨の餌付けなどをしていて、対の鴨が手から直接餌をついばむところまで慣らしてきています。もう、そろそろ、彼らに名前をつけてやってもよいかもしれません。Canadian Geeseもたくさんいるのですが、こちらは、餌をやると群れごと居つきになってしまうので、厳しく対処しているのです。鴨は数が少なく、人になれていても、時が来れば飛び去っていくようですから、大丈夫ではないかと思っています。

数は腕、大きさは運と、言ってみたものの、どちらにも引っかからない昨今、ひとつ深呼吸をして、雨に日々がおわったら、新規まき直しといきたいところです。