2011年度入学の学生はワイルドなのか? | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

2011年度入学の学生はワイルドなのか?

先週は、某LACの春休みで、学生たちが帰省していました。そのため息子は寮関係の仕事が多少暇になったので、U Massの分校のひとつでDean of Student Affairsをしている、Aさんに電話を掛けてみたそうです。忙しい人なので、時間のあるときにでも、あとで電話をもらえるように伝言だけとしておこうと、息子は思っていたらしいのですが、案に反して彼女は在室していて、30分ほど話ができたそうです。I am (息子の名前)from XXXX Collegeと自己紹介を取り次いでくれた職員につたえると、すぐに電話にでてくれたそうです。

このAさんについては以前の投稿でもふれていますが、息子がUCLAの副学長室でインターンをしていたときの直接のボスで、副学長のAdministrative Assistant、この室内での日常業務全体の実質的な責任者をしていた人です。この人は、息子がインターンをしたとき、最初からおおきな自由裁量をあたえてくれて、そのうえで問題があったらいつでも私に相談に来て、といってくれていました。また、彼女が、U Massに仕事を変わる前にも、息子が知らない間にUCLAのあちこちにも話を通しておいてくれて、息子がその後活動がしやすいように足場を築いてくれていた人でした、もしも修士卒業後すぐに仕事が見つからなかったら、見つかるまでの仕事はUCLAで世話をしてあげようという財務担当の責任者からの申し出があったことも以前お伝えしていますが、これも、彼女のおかげでした。息子にとっては、そちらに「足を向けては寝られない」人なわけです。ちなみに彼女はUSCのJDだそうです。

さて、自分の某LACでの体験を聞いてもらったりした彼女との会話のなかで、息子が発見したことは、2011年度に入学した学生たちは、例年に比べて事件が多いという傾向にあるということでした。彼女がほかの大学(複数)から伝聞した情報からも、去年度の新入生たちは、問題を起こす数が今までよりも多いということが言われているそうです。理由は何であれ、Student Affairs Officerたちにとっては、去年度の新入生たちは、今までに比べると手ごわい相手となっているようですね。

この傾向からヒントを得て考えてみると、年度によって集団としての学生のいろいろな傾向があるのかもしれません。息子が高校を卒業した年度の同窓生たちは、高校開闢以来のBumper Crop=大豊作(大学進学数、難関合格数などから)などといわれていましたが、彼の後の卒業生たちも息子たちの同窓生をこえる年度はいまだないそうです。なにが、このような傾向を生み出すのか分かりませんが、学年ごとの集団としてのユニークさといったものも、なかなか面白いものですね。