amazonは便利、安いの裏にあるもの。 | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

amazonは便利、安いの裏にあるもの。

ポチッをすると物が配達されてくるので、Amazonは便利で、私もこれまで随分とお世話になっています。今も、先日注文したCDや傘などを待っているところです。

この便利さ、廉価さの裏にあるのは、テクノロジーによる在庫管理、情報伝達、決済などの簡便さのほかに、広大な配送倉庫ではたらく人々の悲しい労働の現実があると知りました。12時間労働は会社が標準と言い、トイレに行く時間がない、子供が病気になって休めば首、品物を棚から取ってくるノルマはいつも達成した以上のものが求められる、といった劣悪な労働条件ではたらいている人たちがいるからこそ、普通の価格よりも安い価格で売ることが出来るというシステムをみると、アマゾンと、Walmartを比べても、どっちもどっちだという思いもしてきます。

1日に、800からの注文品を一人で広い倉庫の何重にもなった棚から取り出さなければならないそうですから、歩いていては、仕事にならないといいます。そうして仕事のノルマは、限りなく増えていき、それが達成されないことが続けば、これも首が飛びます。このような条件で毎日働いていれば、事故は起こるのが当たり前ですから、危険な仕事だともいえますね。

これらの倉庫内の労働者は、機構としては、倉庫管理を請け負う会社の社員でアマゾンの社員ではありません。しがたって、もし、問題が起きても法律的には、アマゾンにはその責任を否定することは可能となっています。道義的な責任はアマゾンにもあるでしょうね。

選挙に日に『今日選挙に行ったらどうなる?」とある従業員が班長に聞いたら、『選挙に参加することは市民として大切なことだけれども、それでも首になるね。」という答えだったそうです。

以上、この国の左翼雑誌のMother Jonesの潜入記者の書いた記事からの紹介です。

この記事を読んで、これからは、少しだけ注文の量をへらそうかと思っている私です。