東と西、雑感 | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

東と西、雑感

今回の旅行では、ロードアイランド、ニューハンプシャー、ヴァーモント、マサチューセッツとカナダのケベック州を訪れました。紅葉の時期でしたが、雨の日や曇天の日がおおく、晴天の日は3日間だけでした。気温も変える頃には、25度までさがり、朝方、車の窓は凍ってしまっていました。”Liberty or Die”という勇ましい州是を掲げた州もあって、独立戦争の気合がいまだに受け継がれているようにも感じました。

Plimoth(Plymouth)では清教徒たちが住み着いた開拓村が復元されて当時の服装をし、それぞれの役割を演じている住民のいる農園を見たり、Concordでは、叛徒(植民地の独立秘密結社の民兵たち)がイギリス常備軍に立ち向かった戦跡をたどってみたり、Salemでは、魔女狩り、裁判の背景に関する映画をみたり、QuincyではJohn AdamsとJohn Quincy Adamsの親子の大統領ゆかりの家(石造りの図書館あり)を訪ねたりで、これらの多くを管理している国立公園には大変お世話になりました。

Cape Codには、2度ほど行きましたが、ながーい半島で幹線の高速からは、まるで海が見えないというのも、不思議な感じがしました。見えるのは、道路の両側の木々だけで、海が近いという、兆しは全く感じられないのが不可解だったです。お金持ちの遊び場のHyannisにも、寄り道して、ちょっとだけワイフも買い物をしていました。

皆が行け!というので、Newport(RI)も行きましたが、見栄で建てた宮殿、大邸宅の連なりをみて、この国には、あたらしい法律が必要だと思うようになりましたね。一家の住む家のベッドルームは10まで、多世代住居の場合でも、14まで、どうしてもこれ以上という場合には、一部屋について1千万ドルいただく、というのはいかがでしょう?

食べ物は、息子が忠告していたように、揚げ物、バーガー、ホットドッグ、ピザなどが町に蔓延していて、これら全部を避けて食事をすることは、不可能ではないものの、なかなかのチャレンジだという感じがしました。息子のガールフレンドが、この辺りの子供の約40%が肥満だという統計があると言う話をしていましたが、Dunkin Donutsが、これほど頻繁にあるのであれば、それもうなづけるように思いました。私たちもベトナム料理,タイ料理など時折、食べたのですが、これらの多くは、東アジア全体の料理をレパートリーとしているようで、チキン照り焼きなどもメニュにあったりしたのが驚きでした。

東海岸にいるうちは毎日、運転していたのですが、フリーウエーの整備に関して、レーンを示すリフレクター(夜にヘッドライトに反射して光る)のないところもあり、豪雨の暗夜には閉口しました。ほかの車のレーンの中からはみ出てくるのが多かったです。また、フリーウエーの進入路の合流助走距離が短いので、これも彼我の距離を見極めてタイミングを測るのが難しいですね。合流できずに進入路で停止している車も見ました。もうひとつは、速度制限15マイルオーバーの車が、右車線に連なって走っている光景をよく見ましたが、スピード違反の取締りというのは、どうなっているのでしょう。55マイルの制限スピードのところで、一番遅い車が70マイルで走行しているというのは、ちょっとしたショックでしたね。このような光景は、カリフォルニアではまず見受けられないように思います。こちらでは、せいぜい65マイルの制限のところ遅い車線では70マイルで走行、5マイルオーバーあたりが遅いほう車のスピードだと思います。

今日はこれまで、また、続きがあります。