中国がアメリカの大学教育に持つ関心の高さ | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

中国がアメリカの大学教育に持つ関心の高さ

アメリカの難関大学での高等教育は、世界のなかでも定評があり、中流と言われる階層が爆発的な増加をした中国でもその関心はたかまってきていることは、よく知られています。。現在、アメリカの大学の多くでも、留学生の数が一番多いのは中国からということで、大学によっては、中国からの留学生を勧誘するために職員は派遣したりもしています。また、中国の国内でも、「大学の合格を保証する」と銘打った予備校も数多くあると聞いています。

さて、前回お話をしたとおり、息子はニューオーリンズで行われた職種全国大会に出席していたのですが、そのときに、在職する大学のNo,2である雲の上の上司と話し合う機会があり、空港ですこし話をしたそうです。このNO.2は今年に訪中が予定されていて、彼のつもりでは、かの地の大学を2.3校たずねて、会談する短期の出張とのことだったのですが、あちらの当局(中国政府)と予定の折衝をしたところ、中国側が、あそこも、ここも訪ねて話をしてほしいと言う要求をしてきたために、ついには、3週間にわたる”興行”になってしまったそうです。

日本の文科省の役人が、アメリカの大学関係者にちょっと15校ほど回って話しをしてみてください、といったような提案があるとは想像できませんから、中国政府の高等教育改革にかける意気込みの違いといったものが見られるように思います。

さて、ちょっとしたハプニングの話しですが、ニューオーリンズ空港の待合室の中で彼から2メートルほど離れたところに、盲目の老年の域にさしかかった黒人がいて、連れではなさそうな周りの人たちと楽しそうに話しをしていたそうです。、人付き合いのいい人なんだ、と息子が思っていたら、後でほかの人から、「スティービー ワンダーが居たね」、と聞いて、彼が若いときのアルバムの写真での記憶しかなかった息子は、びっくり。