長期介護保険 (Long Term Care Insurance) | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

長期介護保険 (Long Term Care Insurance)

私は、お金にはあまり興味がないので、投資や財務に関してもかなり野放図にやってきたのですが、引退が目の前になってきているので、今後お金の管理をしてくれうFinancial Adviser(FP)をやとったことは前のお話しました。

彼のアドバイスでLong Term Care Insuranceに加入することを検討していましたが、最近、この加入を決めて、今日か明日にも掛け金の支払いをする予定です。彼によると、私の住む地域では現時点で、この介護に掛かる費用は1日280ドル、この介護が必要な期間は平均約3年間だそうです。いろいろ数字を見比べて、我が家では、現時点の保険のカバー額が1日230ドル(1日50ドルの持ち出しは家計の財政上可能と想定)将来のインフレ年率5%上昇分の上積み保証、夫婦の片方がもう片方の使わない保証期間分を使えるというもの(Shared Coverage)に加入することにしました。

この加入では、この保険会社が派遣する看護師による健康診断もあり、我が家にも看護婦さんが家にやってきてさまざまな健康に関する質問をしたり、採血、採尿をしていきました。どうやら、この審査には合格したようで、会社のほうから、この金額でどうか?という掛け金の提示があり、私たちの場合には、夫婦で年間約1万ドルの掛け金となっています。この会社の場合には、カリフォルニア州政府のMedicalとの提携があって、この保険が補償する金額を使いきった場合には、Medicalがその後の経費を負担してくれ、Medicalの適用条件の財産の査定では、自宅と会社が負担した金額と同額の資産が控除され、これらは残すことが出来るそうです。

このFPの話によると、アメリカ国内では人口の2%は、投資資産が十分にあるので、この敬意の全額自己負担が可能でLTCIは必要なく、またほかの10%も資産がないために政府が面倒をみてくれることとなっているそうです。したがって、残りの88%は、なんらかの手立てが必要となるわけですが、掛け金が高額ですから、資産を食い潰してMedicalに面倒を見てもらうことも多いのではないかと思います。私たちにとっても高額な掛け金ですが、子供が間接的にでも、この恩恵に浴すことが出来ればと思い、決心しました。