敏腕ウィルスハンター神原が主役のシリーズ3作目。

とはいえ、1作目・2作目を読んでいなくても十分楽しめた。

先が読みたくなって一気に読んだが、最後が案外ゆるーく終わったのがちょっとちょっと!という感じ。それを割り引いても、トルコ旅行したくなるような案内書としてもイケるし、謎解きとしても面白い。なんといっても登場人物のキャラが凄い。

★★★★☆

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外資製薬会社に身を置く凄腕ウイルスハンター・神原恵弥。
ある博士の捜索を依頼されてT共和国にやってきたが、博士は殺されてしまう。
一方、この国では全身を黒い苔で覆われて死んだ人間がいるらしい。
ビジネスで滞在中のかつての恋人・橘は不穏な行動を見せる。
恵弥が想像だにしない、これらの背景に存在するものとは――?

ブラックベルベット