うーん、愉快だとは言いがたい。確かに知識欲をくすぐるけど、アメリカを舞台にして登場人物全てがアッチの名前。主要人物や組織は大丈夫だけど枝葉の部分が頭に入ってこなかった。でも依頼人がほんとに正しい依頼人じゃなかったり、ものすごく入れ子になっていて筋は面白かった。

★★☆☆☆

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「SF作家P・K・トロッターの未発表原稿、『多世界の猫』を盗んでほしい」―依頼を引き受けたグリフィンは、原稿をもつマーズデン博士との接触に成功するが、その場を猫に扮装し武器を持った動物愛護グループに襲撃される!謎多き原稿の背後に潜む信じがたい真実とは?そして、グリフィンの運命は―!?新本格ミステリと量子SFの美しき融合。

怪盗グリフィン