消防の救命チームが主役のミステリー。

真犯人は誰なんだろうとホントに気が気じゃなかったけど、エッ?この人そんなに登場してきてないジャン。そりゃわからなくて当然!

という気がしたが、救命救急の現場、病院との連携、救急現場でのトリアタージタグなど「へぇー」が多くてためになった。いったい誰がという犯人探しもなかなか難しくて、面白く読めた。

★★★★☆

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救急隊の若き隊長・真田健志は、血気盛んな後輩・工藤、運転のエキスパート・木佐貫と三人一組で出動する日々をおくる。ある晩、「少女が閉じ込められている、早く助けないと死ぬ」と、犯人と思しき相手から通報が!監禁された少女は衰弱し、背中にはトリアージタッグを模したシールが貼られていた。四色の紙片は、本来、傷病者の治療優先順位を示すためのもの。しかし、現場に残された紙片は、被害者をどれだけ痛めつけたのかを表し、次の事件を示唆していた。彼らは、人々の命と町の平穏を守ることができるのか!?警察ミステリーで人気の著者がはなつ、緊迫と感動の救命士ミステリー。

深紅の断片