どうも僕には「芥川賞」関係の作品がピンとこない。

この作品も例に漏れず、いったいどこが面白いのかわからなかった。

はいはいあなたの青春時代はそうだったんだね。で終わって、

房子も桃江先輩も新之助君もそれなりに青春時代を彩ってキャラもわかり易かったけど頑張って読み終えたという読後感しかなかった。

★★☆☆☆

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初めての恋。東北へのバイク旅行。そしてジミヘンのギター。愛おしい日々の記憶は、呼び起こすたびにその姿を変える。2001年の秋からいくつかの蛇行を経て2011年の春までの時間をつなぐ、頼りなくもかけがえのない、やわらかな記憶。人と世界へのあたたかいまなざしと、緻密で大胆な語りが融合した、記憶と時間をめぐる傑作小説。第153回芥川賞候補作。

ジミヘン