わずか3日で読了。ってことは「面白かった」のかな?先が読みたくなることは確かだった。
読みやすいし、探偵役が魅力的だし、グリム童話の要素も詰め込んだミステリーって新しくて面白かった。
最後も爽やかに終わり、莉世の今後が気になったけど、丈の正体が魔女の息子だったり、王様の病気が・・・だったりって、なんか禁じ手だなぁという展開多し。妙に楽しく読み終えたので
★★★★☆
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わたしはどこにも行き場のない人間だ―そう思い悩む女子高校生の莉世は、帰宅途中に大きな帽子をかぶったひ弱そうな少年・丈と出会う。家からほど近い、蕪坂という大金持ちが築いた王国に招かれた丈に同行することになった莉世。ところが中世欧州風に造られたリッフェントローフ城内で、不可解な殺人事件に巻き込まれてしまう。パーティの晩、王が何者かに殺害されたというのだ!王位を巡る権力争いなのか?容疑者はなんと、吸血鬼、狼男、ミイラ男、ゾンビと怪人だらけ。彼らを地下牢に閉じこめたはずなのに、第二、第三の殺人が発生して…。鮎川賞作家・アマン先生が満を持して放つ、“超変”ミステリ!
王国誰