今日、仕事から帰ってきたら母親から「そこにスズメが死んでるみたいだから踏まないように気を付けて」みたいな事を言われた。
どうやら、昼間に家のガラスにぶつかったらしく(俗に言うバードアタックってやつ)、ちょっと心配になった母親が夕方の16時頃にそのスズメに水をかけてやったら、その時はまだ生きていたのか少しは動いていたらしい。
ただ、あたしが帰ってきた18時頃、
その話を聞いて、もう1度そのスズメに水をかけてみたら、今度は全く動かなかった。
「もしかして‥」と思い、念のため薄手のゴム手袋を付けてそのスズメの身体に触れてみると、
スズメの右目は半開きだったけど、左目が完全に閉じている状態で、冷たいという程まではいかないけれど、ほとんど体温が感じなくなっていた上、
曲がっていた足を伸ばそうとしてみたけれどそれも固まって全く伸ばせず、死後硬直も始まっている様だった。
「コレは完全にアウトだな‥(;´Д`)」
母親は「もう死んでるとしたら、明日お父さんに埋めてもらうから、今日はもういいよ」と言っていたけど、
1度知ってしまった以上は、なんだか見過ごしてやり過ごす事が出来ず、このスズメをちゃんと最後の埋めてあげる所までしてあげたくて、
「いや、今日あたしが埋めるよ」と言って土を掘り起こす道具を探して来てもらってる間に、庭のどこに埋めてあげようか考えてた。
そして、iPhoneのライトを頼りに少しだけ土を掘り起こして、そのスズメの身体を寝かせるようにして上から土を被せた後、手を合わせて合掌した。
スズメを亡くなった場所から近い木の下に土葬した後、手を洗いながら「果たして本当にあのスズメを庭の土の中に埋めてあげてよかったのか‥」と後から後悔のような自問自答をしていた。
そして、自分の部屋に戻った時にふと気が付いた。
そういえば、大好きだったおじいちゃんが亡くなったのもこの時期だったな‥と思い出して、おじいちゃんが亡くなった日付を確認したら、まさしく今日のスズメと1日違いだった。
おじいちゃんが亡くなってから17年と1日。
偶然にしちゃ、出来すぎた出来事。
これにはさすがにちょっとびっくりした。
最近確かに落ち込む事も多かった。
自分に自信無くして、存在すら消したくなる時もあった。
だけど、もしかしたら、身近に死と向き合う出来事がある事で、【まだまだお前なら頑張れるって信じているぞ】っていうおじいちゃんからのサインだったのかもしれない。
人は忘れてしまう生き物だから、
忘れないために‥というより、1度は忘れてしまったとしても思い出せるようにこうして書き留めておく。
例えそれが衝動的に書いた文章だったとしても。
もし、読んでくれた人がいたならば、こんな衝動的に書きなぐった駄文の長い文章を読んで頂き、本当にありがとうございます。
そして、何かの形で役に立ちますよう願いを込めて‥