思いがたゆたうそら

朧に映る

今宵の月光

我を癒すの聖水

を抱きしめていた

虚ろの夜、

貴女に届かぬ思い、

かき消される言霊、

いくつきの刻が紡がれ

道・人・想い・詩をつないでゆく

今、空を見上げ、雫が降り注ぎ

景色が朧になっていく

はあんなにも美麗なのに

に残した約束すら

我は果たせぬのか

やはり、今宵のは綺麗だ。


そう、つぶやき、目を閉じる