エネルギー会社の男女二人の社員が田舎町へやって来た
目的は、この土地に眠る天然ガスの採掘権を買うことでした。
~契約を結ぶことで、貴方は大金持ちになれる~というわけ
です。
ところが、体育館でのこの住民説明会の席上、高校教師から
採掘後の環境を問題視する指摘があって、住民たちの間にも
採掘に対する疑問が広がります。
そこへ、環境保護団体の活動家を名乗る一人の男が
やってきて、独自の行動を取り始め・・・
という具合に、お話は展開していくのですが、そもそも
その「シェールガス/英語:shale gas」とは、何のことだ?
~頁岩(シェール)層から採取される天然ガス(天然気)~
と説明され、アメリカでは1990年代からすでに
「新しい天然ガス資源」として注目・重要視されていたそうです。
しかも、北米においては、
~2020年までに、天然ガス生産量のおよそ半分は
シェールガスになる~
研究者の中にはこう予想する向きもあるとのことです。
しかしながら、地質年代自体が新しい日本列島においては、
シェールガスの商業化が困難とされているようです。
この日本の事実を、エネルギー確保の面から悲しむべきか、
はたまた逆に、環境保護の面から喜ぶべきことなのか、
本作は、そのあたりの判断材料・・・とまではいかないものの
ヒントのひとつになるのかもしれません。
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「プロミスト・ランド」 2012年 監督:ガス・ヴァン・サント
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フランシス・マクドーマンド/マット・デイモン
出演は、住民との採掘権交渉に臨むエネルギー会社の
男女二人の社員に、マット・デイモン/フランシス・マクドーマンド/
マクドーマンドは、
1990年「ファーゴ」(監督:ジョエル・コーエン)
でAW主演女優賞を獲得し、本年またまた、
2017年「スリー・ビルボード」(監督:マーティン・マクドナー)
で二度目の栄誉に輝いたことは記憶に新しいところです。
この他にも、
環境保護団体の活動家を名乗る男に、ジョン・クラシンスキー/
やたらとインテリな地元の老高校教師に、ハル・ホルブルック/
など。
ちなみに、本作の脚本は、
住民との交渉に当たる社員を演じたマット・ディモンと
環境活動家を演じたジョン・クラシンスキーの二人が担当した
そうです。
監督のガス・ヴァン・サントと主演のマット・デイモンは
1997年「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」でも、
組んでいましたっけ。
アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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