625「ブリムストーン」→サイコな牧師の道徳観 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

英語が苦手な筆者にはタイトルにあるブリムストーン(brimstone)

の意味が理解できなかったので、面倒くさいと思いつつも、

調べざるを得ません。

すると、こうした説明が並んでしました。

~〈古〉硫黄{いおう}/地獄{じごく}の業火{ごうか}/

  激しい情熱{じょうねつ}/〈古〉口やかましい女~

 

いずれにせよ平穏無事な生き様を連想させる言葉では

ありません。

そうした予備知識を携えた上で、さあ観賞です。

するっていと、登場する男も女の、案の定その人生に何やら

ドロドロしたものを抱えています。

ですから、お話が青春物のような明朗闊達の運びとは

ならないのは当然で、正直なところ、見ていた筆者自身も

いささか気分が重くなってしまいました。

 

その体験からも、これから鑑賞する予定の方には、事前に

心の持ち方でのそれなりのコンデション調整をお勧めして

おきます。

 

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ブリムストーン」 2016年 監督:マルティン・コールホーヴェン  

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左から)ダコタ・ファニング/ガイ・ピアース/

 

出演は、筆者的には現在でも

1997年『L.A.コンフィデンシャル』(監督:カーティス・ハンソン)

のエド・エクスリー刑事役が印象深かったガイ・ピアース

 

口の聞けない主人公の女性を演じるのは、

2005年『宇宙戦争』(監督:スティーヴン・スピルバーグ)

などで、当時は売れっ子子役として活躍を続けていた

ダコタ・ファニング

本作品では、大人の女性として出演しています。

 

また、

2014年『ポンペイ』(監督:ポール・」W・S・アンダーソン)

で主役を務めたキット・ハリントン/も出演しています。

 

監督は、詳しいことは分からないものの、

オランダの映画監督兼脚本家・マルティン・コールホーヴェン

本作は氏にとっての最初の英語作品とのことです

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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